11/16、第4会定例会が始まりました。
会期は12/6までです。
本会議に先立ち議員協議会が行われ、議案と報告事項2件の説明がありました。
補正予算と報告事項について概要を記載します。
〈報告案件〉
1．新型コロナウイルス感染症の発生状況について
2．旧文成小学校の貸付について
〈議案〉
第84号議案 令和4年度豊島区一般会計補正予算(第8号)
第85号議案 令和4年度豊島区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)
【報告1．新型コロナウイルス感染症の発生状況について】
〈発生状況〉
・区内の新規陽性者数は、9/26の週は526名でしたが、11/7の週は1192名に増加しています。
なお、9/26の週から、発生届の対象が限定化された影響で、9/26以降は区内医療機関が診断した感染者数の合計数(区民以外の含む)となります。
【報告2．旧文成小学校の貸付について】
・旧文成小学校を東京音楽大学の図書館及び幼稚園の大規模改修時の代替施設として貸付を行う旨の報告がありました。
・代替用地が大学敷地内で確保できなかったこと、旧文成小学校につき当面利用の計画がないこと、などから大学側からの要請に応じた、とのこと。
旧文成小の校舎の一部(約3割)は、令和5年度から区民活動推進課統計調査事務室、郷土資料館作業場等としての使用を行います。
・貸付期間は、5年3月〜7年2月(24か月)
貸付場所は校舎の一部、と校庭。
・幼稚園は平日利用。土日の校庭は、これまでの予定通りに青少年スポーツ団体の利用に供する(旧真和中の校庭代替施設として活用予定だった)。
主な質疑
Qなぜ音大に貸し付けたのか？判断の根拠は？
A長年教育事業をやってこられた法人は区としての財産。区に教育事業をとどめたいということは後押ししたい。
もう一つはタイミングが合ったということ。
Q 貸付時の改修などは
A 1年目は図書館。書籍や楽譜などを一時的に保管したい、とのこと。大幅な改修はない。2年目は幼稚園であり、先方の負担で改修の方向で協議。その後の校舎の活用方針により、現状復旧するかは検討。
Q 利用団体について？
A 旧真和中のスポーツ団体の利用は土日のため、幼稚園とは重ならない。旧平和小の団体と旧十中で活動していた団体で、いずれもの工事が終わったら元の場所に戻る。
Q 救援センターとしての位置付けあり。影響はないか。
A 3階に体育館、ここは貸す対象ではない。救援センターとしての部屋の割り付けの想定でも対応できるよう計画。
【第84号議案 令和4年度豊島区一般会計補正予算(第8号)】
・補正予算規模は、30億750万円(特定財源約11億9000万円、一般財源約18億1700万円)。
一般財源不足分を財政調整基金から取り崩します（財政調整基金繰入金（9億5855万））。
・債務負担行為の増額 区民ひろば朝日改築に伴う建物貸借経費（４年～１１年度 限度額５億4050万⇒6億2000万円）。4年10月に一般競争入札を実施するも不調だったため、物価上昇分を加味して限度額を増額。
区民ひろば朝日の工事スケジュールは、5年4月に解体、6年3月までに本体工事、6年4月からリニューアルオープンの予定です。施設はリース支払いで、6年度から11年度までの支払いとなります。
主な経費
・街頭防犯カメラの補助金の申請件数増のため追加経費（約870万）
・電灯料補助金につき、電気料金の高騰のため追加経費（720万）
・介護サービス事業者等におけるPCR検査実施経費の追加（約1030万）
・オミクロン株対応ワクチン接種等のワクチン経費（約11億7300万・全額国費）
・「（仮称）ウォーカブルなまち体験イベント」の開催に要する経費（1450万）
・グリーン大通り（池袋駅東口）、アゼリア通り（池袋駅西口）の車道に交通規制を実施し、体験イベントを官民連携で開催。バス停移設等が伴うため、5年2月上旬頃から周知。3月中旬に体験イベントを実施予定。
・長崎小借地契約更新料（約1億1190万）
・交付額返納金（国庫支出金返納金：約15億1280万、都支出金返納金：約1億5710万）
【第85号議案 令和4年度豊島区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)】
・補正予算規模は、約11億6170万円(全て一般財源)
・一般会計繰出金（約8億5870万）、保険給付費等交付金償還金（約3億290万）など
報告事項、補正予算に関しては以上です。