10/6、子ども文教委員会の2日目の審議が行われました。

〈審査案件〉
1 4陳情第25号 消費税のインボイス制度の再考を求める陳情
2 4陳情第26号 児童・生徒の健全な育成を求める陳情

〈報告事項〉
報告1.豊島区立昭和歴史文化記念館の開館について
報告2.区内産業等実態調査の実施について
報告3.キャッシュレス決済ポイント還元事業について
報告4.都市交流の進捗状況について
報告6.若者等がつくる若者の居場所応援事業について
報告7.子ども若者応援基金を活用した支援事業を含むとしま子ども若者応援プロジェクト開始後 1 年の報告について
報告8. 90 周年事業「としまオレンジリボンフェスタ」について
報告10. 令和4年度 「SDGs達成の担い手育成事業」について
報告11. 区立中学校における学校紹介の実施結果について
報告12. 令和 4 年度豊島区立学校教科用図書採択について
報告13. 自閉症・情緒障害特別支援学級の増設について

【1 4陳情第25号 消費税のインボイス制度の再考を求める陳情】
令和5年10月から施行される法に基づき、いわゆるインボイス制度が実行されます。

この実施について再考を求める、という内容の陳情でした。

 

インボイス制度の導入に際しては様々な懸念点が挙げられていますが、制度導入を前提に準備を進めている事業者も多くいます。

私たちの会派からは、インボイス制度の周知、簡易課税制度の確認と周知の状況、経過措置の確認、有利的地位の濫用の防止、などの確認。また、士業団体などからの経過措置延長などの要望についてなどの確認をしました(参考⇒日本税理士会連合会HP「インボイス制度の円滑な導入・実施について」)。

 

私たちの会派は制度の周知が十分でないことや経過措置の延長余地などから、閉会中の継続審議を主張しましたが賛成少数で否決。

その後、不採択としました。

委員会の審査結果は、採択への賛成少数で不採択となりました。

 

【2 4陳情第26号 児童・生徒の健全な育成を求める陳情】
マスク着用やアルコール消毒等の感染対策が子供たちの生活を守ることにつながっていないのではないか、という主旨の陳情。

マスク着用のデメリットを周知することなどが記書きにあり。

 

記書きは6項目ありましたが、このうち2項目は事実誤認(区教育委員会はガイドラインを持っていませんが、(存在しない)ガイドラインに基づく対策やガイドライン自体の見直しを求めるもの)、既に行っていることや記書きの通りであると判断できるものが2項目、願意に沿い難い記書きが2項目、でした。

 

上記の通り、記書きの中に願意に沿い難いものが含まれており、私たちの会派は不採択と判断しました。

委員会の審査結果は、採択への賛成少数で不採択となりました。

 

子供たちの心配をしての陳情であるため、その願意を出来るだけ汲み取る必要があると考えます。

国や都からの最新の情報をキャッチしつつ、新型コロナ感染症対策と学校の活動を両立させるようにしていきたいです。

 

〈報告事項〉
【報告1.豊島区立昭和歴史文化記念館の開館について】
11/3にオープンする「トキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)」についての報告。
⇒区HP「トキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)

【報告2.区内産業等実態調査の実施について】
6年4月に改訂予定の「豊島区産業振興指針」の基礎資料として、区内産業等実態調査を行うことの報告。

年内に商工政策審議会へ調査の速報結果が報告される予定。

【報告3.キャッシュレス決済ポイント還元事業について】
QRコードを利用したキャッシュレス決済にポイント還元をする事業についての報告。

実施期間は、4年11/1~11/30

⇒区HP「11月1日(火曜)よりキャッシュレス決済ポイント付与事業『豊島区でおトク!最大20%戻ってくるキャンペーン』を実施

 

事業内容

・決済事業者は、PayPay株式会社

・還元率は20%、1回あたり還元上限は2000ポイント。期間中の還元上限は10000ポイント

・対象店舗は、PayPayに登録している区内中小事業者約6800社。


【報告4.都市交流の進捗状況について】
4年3月に、豊島区都市交流推進委員会を設置。

委員会で長野県箕輪町との姉妹友好都市協定締結、長野県長野市、北海道中富良野町との協定締結などを決定。

本区の交流都市の現状報告などありました。

現在は93都市(国内89都市、海外4都市)と何らかの協定を締結しています。


【報告6.若者等がつくる若者の居場所応援事業について】
本定例会に補正予算計上された事業、都の補助金10/10

若年層への多様な居場所を提供する目的。参加型の居場所を2カ所創設(4年11月~5年3月)、デジタルマップ・カレンダー作成など。


【報告7.子ども若者応援基金を活用した支援事業を含むとしま子ども若者応援プロジェクト開始後 1 年の報告について】
寄附金額(4年9/5現在)、78件で約3691万円

寄附金を活用しての、ひとり親家庭への支援事業の他、コト支援・モノ支援なども。

4年度も夏休み子育て家庭への支援事業、ひとり親家庭への支援事業、コト支援・モノ支援など。


【報告8. 90 周年事業「としまオレンジリボンフェスタ」について】
児童虐待防止の機運醸成のため、10/28に「としまオレンジリボンフェスタ」を開催することが報告されました。

⇒区HP「児童虐待防止区民大会」(としまオレンジフェスタ)


【報告10. 令和4年度 「SDGs達成の担い手育成事業」について】
11/9に「SDGsフェスティバル」が行われることの報告。

区立小中学校の取組み報告などが行われる予定です。


【報告11. 区立中学校における学校紹介の実施結果について】
6月~7月にかけて行われた、区立中学校の学校紹介の実施結果について報告がありました。

区立中学校への区立小学校からの進学率は2年度で65.4%と過去5年間の傾向とは大きく変わりませんが、区立小学校の卒業者数が増えているために進学者数は若干増えています(元年度892人⇒2年度927人)。

この傾向は令和7年度くらいまで続く見込みです。

【報告12. 令和 4 年度豊島区立学校教科用図書採択について】
5年度に使用する、特別支援学級用教科用図書(一般図書)の採択を行ったことが報告されました。

【報告13. 自閉症・情緒障害特別支援学級の増設について】

令和5年度より新た に小学校1校、中学校1校に自閉症・情緒障害特別支援学級を開設することの報告。

⇒区HP「特別支援教育

 ⇒区HP「ご案内「令和5年度より自閉症・情緒障害特別支援学級を増設します」



子ども文教委員会の審議は以上です。