新型コロナウイルス感染症は第7波を迎えており、東京都では過去最多の3万人を超える陽性者を数えました。

7/21に行われた、都のモニタリング会議の資料によると、感染状況・医療提供体制が4段階のうち最悪の段階に進んでしまいました。

一方で、「国の新しいレベル分類のための指標」はレベル2(上から3番目)で、レベル3までは今のところ数字に余裕があります。

日々の陽性者数だけでなく、病床使用の状況や重症者数なども注視する必要があります。
⇒7/21「(第94回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料」 

 

◆基本的対処方針の更新

7/15、基本的対処方針の一部が変更となりました。

⇒内閣官房HP「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和4年7月15日変更)

 ⇒「新旧対照表

主な変更点は以下の通り(全文は上記リンク先をご確認ください)

現下の感染拡大への対応について
・新たな行動制限を行うのではなく社会経済活動をできる限り維持
・保健医療体制について整備してきた病床等をしっかりと稼働させることを基本に、引き続き、自治体や医療機関等の支援を行い、保健医療体制の確保に万全を期す
・医療への負荷に直結する重症化リスクのある高齢者を守ることに重点を置いて、効果が高いと見込まれる感染対策に、国・地方が連携して機動的・重点的に取り組む
・同時に新型コロナウイルスと併存しつつ平時への移行を慎重に進めていくこととした。

国民への周知等
・お盆や夏休み等の帰省時等に高齢者や基礎疾患のある者と会う際は、事前に陰性の検査結果を確認すること
・早期にワクチン3回目接種を受けること等を促す。
・換気については、エアロゾル感染に対応した屋内の効果的な換気等を行うことを促す。
 特に高齢者施設、学校、保育所等においては、同提言で示された施設の特性に応じた留意点を踏まえ効果的な換気を実施することを促す。

学校等
・地域の感染状況に応じて、自治体又は大会主催者等若しくは学校等の判断で、部活動の大会前や修学旅行前等において、健康観察表や健康観察アプリ等も活用しながら、日々の健康状態を把握し、何らかの症状がある場合等は検査を行い、陰性を確認した上で参加することを可能とする。

ワクチン接種
・特に、20 代、30 代の接種を促進するとともに、接種率が低い地域に対して個別に接種促進を図る
・4回目接種について(中略)高齢者施設等における接種促進を自治体や関係団体に対し依頼することにより着実な接種の実施を目指すなど、対象者にできる限り早く接種いただけるよう接種勧奨

検査
・有症状者が医療機関の受診前に抗原定性検査キット等を活用し自ら検査する体制の整備を進める
 

◆イベント開催等について

基本的対処方針のうち、換気等の変更があったため、イベント開催等についても一部変更が生じています。都のチェックリストにも変更がありましたので、イベント開催者の方はご注意ください。

 

<東京都>

7月15日更新【5月23日から】イベントの開催制限等について
※令和4年7月15日付の基本的対処方針及び事務連絡の変更を踏まえ、感染防止安全計画・イベント開催時のチェックリストの様式等を更新

 

<国>

【事務連絡】イベント開催等における感染防止安全計画等について(改定その6)
【事務連絡】基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について

※感染防止策として「効果的な換気のポイント」を追加する等の一部見直しを行った
 

◆事業者向け支援策

5/2のblogでご紹介した後に発表されたコロナ関連の主な支援策の情報を記載します。最新の情報は国や都のHPを併せてご確認ください。

⇒参考5/2blog「豊島区独自の区内中小企業者に対する支援策など

 

【豊島区独自】

ウィズコロナ販売促進費用補助金

5/2のblogでもご紹介した区独自の補助金です。

第2回定例会最終日の補正予算で追加予選が計上されました。

大変使い勝手がよい補助金で好評です。未申請の事業者の方は是非ご確認ください。

 

【東京都】

新型コロナウイルス感染症対策の申請受付期間等の延長について 

1.社会と家族を守る宿泊型テレワークによるBCP支援事業 

2.宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供 

3.高齢者を感染から守る宿泊施設への滞在支援事業 

4.テレワーク推進強化奨励金 

5.エッセンシャルワーカーに係る緊急人材確保サポート事業

 

<厚労省> 

雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例) 

9/30までの延長が決まっています。

リーフレット「令和4年9月までの雇用調整助成金の特例措置等について」 

 

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の対象となる休業期間及び申請期限について 

リーフレット「「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」のご案内」 

リーフレット「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の対象期間等 の延長及び緊急事態宣言の発令等に伴う地域特例のお知らせ

 

<経産省> 

経産省支援策パンフレット

国の支援策が纏められています。

 

マスクの着用について (厚労省)

<屋外> 

○マスク着用を推奨  

他者と身体的距離(2m以上を目安)が確保できない中で会話を行う場合のみです。

○それ以外の場面については、マスクの着用の必要はありません(例:公園での散歩やランニング、サイクリング/徒歩や自転車での通勤、屋外で人とすれ違う場面)。

  特に夏場については、熱中症予防の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことを推奨します。 

 

<屋内> 

○マスク着用の必要がない  

他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:距離を確保して行う図書館での読書、芸術鑑賞)のみ。

 ○それ以外の場面については、マスクの着用を推奨します。