6/20、子ども文教委員会の記事の続きです。

(審査案件は前の記事に記載しています)

 

<報告事項>

1. 豊島区立芸術文化劇場の改修について
2. 旧第十中学校跡地における野外スポーツ施設の整備について
3. 南大塚複合施設の大規模改修工事にかかる南大塚地域文化創造館及び南大塚ホールの休館について
4. 私立認可保育園に対する特別指導検査の実施について
5. 児童相談所・長崎健康相談所等複合施設の開設に向けた進捗状況について
6. 区民ひろば朋有複合施設(中高生センタージャンプ東池袋)の仮移転について
7. 区民ひろば清和複合施設の改築について
8. 令和4年度(4月1日)待機児童数について
9. 私立認可保育所の設置について
10. 東池袋第一保育園の民営化について
11. ヤングケアラー支援体制強化事業について
12. 西部子ども家庭支援センター発達支援事業の拡充について
13. 令和4年度 区立幼稚園・小中学校の園児・児童・生徒数及び学級数について
14. 令和4年度 移動教室・修学旅行の実施について
15. 豊島区立池袋第一小学校新校舎竣工の概要等について
16. 令和3年度 教育センター活動記録について

 

【報告1. 豊島区立芸術文化劇場の改修について】

一部の席から見えづらい場所、聞こえづらい席などがあるということが主催者やお客様から寄せられていたとのこと。
これらを改善するための改修が行われます。

1階千鳥配置化、2階・3階バルコニー、は見切り席改善
予算額は8000万円
座席数は1300⇒1248席となります。

【報告2. 旧第十中学校跡地における野外スポーツ施設の整備について】
旧第十中学校跡地野外スポーツ施設の機能拡充。

令和6年8月に竣工予定です。

〈変更内容〉
・東西園路、東側エントランスの設置
・南側エントランスの設置
・クラブハウスのプラン変更
・西側エントランスの設置
・駐車場出入口と歩行者出入口の分離
・バリアフリーに対応した導線の確保
・シンボルツリーと一体となったエントランス空間
 

【報告3. 南大塚複合施設の大規模改修工事にかかる南大塚地域文化創造館及び南大塚ホールの休館について】
南大塚地域文化創造館、南大塚ホールは、大規模改修の期間休館となります。

休館は来年9月からですが、ホールの予約を1年前から受け付けていることから、このタイミングで報告がありました。

 

大規模改修工事:5年9月~6年10月(休館は5年9月~6年11月で、再開は6年12月の予定)

※区民ひろば南大塚は近隣に仮移転して運営予定

 

ご要望の多かったエレベーターの設置工事などが行われます。

南大塚地域では貴重な会議室やホールが長期間休館となるため、近隣の方々にはご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

【報告4. 私立認可保育園に対する特別指導検査の実施について】

株式会社グローバルキッズによる、運営費不正受給の事案について報告がありました。

 

・区へ提出する職員名簿に保育士資格を有する本社職員の名前を記載して運営費を受給していたことが、区の指摘により発覚

・グローバルキッズの区内5園(西巣鴨、千早、椎名町、東池袋、南長崎)において合計27カ月分の不適正職員配置。他区を含めて7区・11園で同様事案。

・当該期間の不正受給分の返還、再発防止策徹底などを園へ求める

 

本社職員の名前を使用し、本区以外の区の園でも実施していることから、組織ぐるみでの確信犯であったとみられても仕方がない事案と考えます。当該法人に対し再発防止策を徹底することを望むと同時に、同様事案が他の運営法人含めて起きないようにしていかねばなりません。


【報告5. 児童相談所・長崎健康相談所等複合施設の開設に向けた進捗状況について】

本区を「児童相談所設置市」に指定する政令が6月14日に閣議決定されました。

この政令改正を受けて、本区は5年2月1日に児童相談所を開設します。

今後の細かなスケジュールなどが示されました。


【報告6. 区民ひろば朋有複合施設(中高生センタージャンプ東池袋)の仮移転について】
区民ひろば朋有複合施設(区民ひろば朋有、東池袋フレイル対策センター、中高生センタージャンプ東池袋)は、4年10月より大規模改修工事が行われます。

これに伴い、上記施設を仮移転します。

 

仮移転期間:4年9月~5年12月

仮移転先:サンソウゴ池袋ビル3階(東池袋4-27-10 サンシャイン前の西友と同じビル)

準備を含めて賃貸借期間は1年9か月、賃借料は4~5年度で合計約8800万円。

 

【報告7. 区民ひろば清和複合施設の改築について】
巣鴨のいくつかの公共施設を複合する施設を設置します。

複合施設

・旧保健福祉部分庁舎と隣接する巣鴨四丁目第3児童遊園を廃止し、新たな建物を整備

 

複合施設へ移転する施設

・区民ひろば清和第一、第二を統合し移転

・巣鴨第一区民集会室(区民ひろば清和第二に併設)を移転

・巣鴨第一保育園本園、分園を仮移転

・駒込第二若草保育園を仮移転

 

仮移転などの後

・巣鴨第一保育園本園、分園は、巣鴨第一保育園新園舎へ現在の位置に改築し再移転

・駒込第二若草保育園は、現在の位置に改築し再移転

・区民ひろば清和第二複合施設のうち、子どもスキップ清和は移転せず。区民ひろば及び集会室移転後の活用方法は未定。

・旧保健福祉部分庁舎、巣鴨四丁目第3児童遊園は廃止

 

整備予算は4~5年度の調査・設計・解体などで約1.2億円、工事費は6~7年度で約13億円の見込み。

複合施設の竣工は令和7年度半ばの予定です。

 

【報告8. 令和4年度(4月1日)待機児童数について】
4年度の待機児童数はゼロとなり、これで3年連続のゼロです。

乳幼児数、保育需要数は共に若干減少、保育需要率は若干上昇です。

 

【報告9. 私立認可保育所の設置について】
新たに1園が設置されます

 

(仮称)うぃず千川保育園

設置予定日:5年4月1日

所在地:千早3-40-1

定員:75名(1歳児13名、2歳児14名、3歳児16名、4歳児以上32名)

特別保育:延長保育2時間

 

【報告10. 東池袋第一保育園の民営化について】
民営化することが決まっていた、東池袋第一保育園の運営法人が審査の結果決まったことが報告されました。

 

選定された法人:HITOWAキッズライフ株式会社

4年9月から引継ぎを開始、令和5年4月から民営化されます。

 

【報告11. ヤングケアラー支援体制強化事業について】

区内のヤングケアラーの実態の把握や課題の整理と効果的な支援などを検討するため、アンケート調査を実施することが報告されました。また、啓発活動や研修なども併せて実施されます。

 

<アンケート調査>

アンケートは8月に実施、9月に回収。12月に報告書が作成される予定。

 

対象:

・区立小4年生~中学生、区内在住の高校生年齢 約12000人

・学校、保育園、主任児童委員などの関係機関 約300機関

 

方法:

・小中学生は学習用タブレットを活用し夏休み中に実施

・高校生年齢は、住民基本台帳による対象者抽出、郵送にて案内を発送、WEBで回答

・関係機関は、メールによる通知、WEB回答

 

<啓発活動>

・啓発リーフレットを作成し配布(研修、実態調査時に配布など)

 

<研修>

・要保護児童対策地域協議会・関係機関向け研修、区職員向け研修、教職員向け研修をそれぞれ実施する


【報告12. 西部子ども家庭支援センター発達支援事業の拡充について】
西部子ども家庭支援センターから徒歩圏内の2カ所の区民ひろばで、週1回サテライト会場を設置し、言語指導と作業療法の相談枠を拡充します。

・言語指導:区民ひろば千早 毎週金曜日

・作業療法:区民ひろばさくら第二 毎週火曜日

 

発達支援相談は平成28年度と比較すると約1.7倍に増加。

とりわけ言語指導と作業療法の初回相談が3~4か月待ちの状態になっているため。

初回相談の結果で支援が必要になるケースは1~2割で、ほとんどは経過観察になるとのこと。初回相談を早めることは効果的です。

 

【報告13. 令和4年度 区立幼稚園・小中学校の園児・児童・生徒数及び学級数について】
・園児・児童・生徒数は11965人(前年比+168名)

園児数は66名(+6名)、児童数は9194名(+322名)、生徒数は2708名(+84名)

・小学校では、令和7年度で全ての学年が35人学級となります。

・外国籍の児童生徒の割合は全体で449名(約3.8%)、中国籍が258名で最多、ネパール52名、ミャンマー36名と続きます。

 

【報告14. 令和4年度 移動教室・修学旅行の実施について】
移動教室、修学旅行などは、感染対策に万全を期して内容や期間を変更しながら実施しています。

 

<移動教室>1泊2日

小学校5年生(山中湖)

小学校6年生(館山)

小学校特別支援学級5・6年生(国立オリンピック記念青少年総合センター)

中学校1年生(横浜)

中学校2年生(成田)

 

<修学旅行>2泊3日

中学校3年生 学校ごとに行き先が異なる(京都・奈良・長野・富山・石川)

 

【報告16. 令和3年度 教育センター活動記録について】

・就学相談が過去最高件数を更新した。

対象件数411件、就学先提案数337件(うち就学先提案一致件数310件92%)
・巡回相談(チームステップ) 巡回相談の積極活用により増えた
 

子ども文教委員会の審議は以上です。