11/4、公共施設・公共用地有効活用対策調査特別委員会が行われました。

〈調査案件〉
1 旧第十中学校跡地における野外スポーツ施設の整備について

旧第十中学校跡地の野外スポーツ施設の整備につき、設計変更の報告がありました。



◆設計変更内容

管理棟のプランが、以下の表の通りに見直しとなります。

 

管理棟の整備費用は、2億円から約4.2億円と倍増(施設整備費全体では、約15.3億円⇒約17.5億円)。

事務室の拡充の他、当初想定していなかった多目的スペースや施設倉庫なども計画に加わっています。

これに伴い、開設時期も3か月遅れることになります。


豊島区体育協会との意見交換会等を踏まえたプラン変更との説明でした。

私から、更に詳しく検討経緯を確認したところ、当初の管理棟に対する考え方を見直した結果ということが分かりました。

 

区の屋外スポーツ施設である総合体育場についても、老朽化した管理棟の建替えが課題となっています。こちらの検討をする上で、現在求められている管理棟の機能を満たすためには、総合体育場の現時点での床面積では不足することが明らかになりました。
旧十中跡地の施設の設計当初は、総合体育場の現在の管理棟を参考に床面積や機能等を想定したため、見直しが必要になったとのことでした。


今回の発注方法は、DBFO(Design Build Finance Operate)を取っています。公共施設の整備の際に、設計、建設、資金調達、運営を民間事業者が一体的に行う手法で、区内では初の事例です。

(運営については、当初の指定管理者を委ねるというもので、恒久的な契約ではありません。)

DBFOが大きな設計変更を前提とした契約方法ではない、という区の説明。学校整備などの場合は、基本計画の段階で地域や関係団体へのヒアリングを行いますが、今回はそのタイミングでは意見交換の機会が設けられなかったとのこと。事例が少ないため、今後の検証が必要だと考えます。

 

いずれにせよ管理棟の設計変更については、検討経緯は区が主体的に判断したことであり、妥当と判断しました。


次回日程は、12月14日(火)10時から行われます。
午後は特別委員会で「浮間中学校複合施設」を視察する予定です。
視察目的は、学校施設における複合施設の検討、複合施設における施設管理・運営方法の参考とするためです。