8/26昼、新型コロナウイルス感染症への対応に関する緊急要望を会派で行いました。

 

自宅療養中の妊婦の入院先が見つからず、自宅で早産となった新生児が死亡した痛ましい事件があったことを受け、妊婦及びそのご家族の不安を取り除く必要があること。

デルタ株が猛威を振るう中で、疲弊する区民や事業者への支援、学校現場の新学期への備えが必要なこと、などを踏まえて緊急要望を行いました。

 

私たちの要望内容を受け、本日夕方に早速区が動いてくれました。

豊島区では妊婦の方へ新型コロナワクチンの優先接種が開始されます。

⇒区HP「妊婦のかたへのワクチン接種について

優先対応は、集団接種、キャンセル待ちの2種類あります。

 

◆集団接種での優先対応

予約開始日:8/28(土)~電話予約(8/29(日)~接種開始)

対象者:区内在住の妊婦の方及び配偶者など妊婦と同居しているパートナーの方

使用ワクチン:ファイザー社ワクチン

対象会場:区役所1階 としまセンタースクエア

 

◆キャンセル待ちでの優先対応

申請フォーマットより申請

⇒区HP「集団接種会場のキャンセル待ち 申請用フォーマット

 

<緊急要望 内容>

1.    妊婦への対応について
自宅療養中の妊婦の入院先が見つからず、自宅で早産となった新生児が死亡した痛ましい事件があったことで、不安を覚える妊娠中の方は少なくないと推察される。自宅療養や宿泊療養となった妊婦へは体調が崩れた際の注意事項や相談先を資料で提供するなど、より丁寧に説明し不安の解消に努められたい。併せて、パルスオキシメーターをお持ちでない方へは貸与を勧めるなど、具体的に対応されたい。

2.    妊婦のワクチン接種について
妊婦へのワクチン接種については、日本産科婦人学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会が共同で、医学的にも安全性が確認されていることから接種を推奨する声明を出されている。ワクチンの接種を希望する妊婦及びその家族について、接種予約やキャンセル待ちで優先するなど特段の配慮をされたい。

3.    ワクチン接種に係る偏見や差別の防止について
ワクチン接種の勧奨はしているものの、接種を受けることは強制ではなく任意である。ワクチンの接種情報を提供する際、ワクチン接種が任意である旨を分かりやすく明記し、ワクチン接種の有無による偏見や差別が生まれぬよう徹底されたい。

4.事業者向けの支援制度の周知について
国の月次支援金は、飲食店時短営業の影響を受けている事業者の他、外出自粛等の影響を受けている事業者が業種を問わず幅広く対象になり得る制度だが、周知が十分ではない。都の月次支援給付金と併せて、制度の周知を行われたい。

5.分散・時差登校、対面学習とオンライン学習の検討について
分散・時差登校、対面学習とオンライン学習の組み合わせの検討など、更なる感染拡大局面においても学びの継続ができるよう体制を整えられたい。

6.各家庭などへの感染症対策の徹底の呼び掛けについて
新学期を迎えるに当たり、各家庭へ感染症対策の徹底を改めて呼び掛けられたい。また、風邪の症状がある場合、体調不良の場合は、児童生徒等・教職員ともに自宅での休養を徹底するよう周知されたい。

7.小中学校の教室等での換気の徹底について
小中学校の教室等での換気を十分に行うよう改めて徹底すると共に、二酸化炭素濃度の計測器の配備を検討されたい。

8.学校行事の実施について
学校行事の実施に当たっては、万全な感染症対策を講じて実施することを基本とし、子供たちの機会損失が極力生じないよう配慮されたい。特に最高学年の修学旅行や移動教室は子供たちの思い出に残る行事であり、実施に向けた検討を十分に行って頂きたい。

9.医療的ケア児や基礎疾患等がある児童生徒等への対応について
医療的ケア児や基礎疾患等がある児童生徒等については、主治医の見解を保護者に確認の上で個別に登校を判断すること。また、登校を控える判断となった場合には、オンライン学習を含めた学びの補償に配慮されたい。