予算特別委員会の質疑について、4回に分けて記載します(2/4)

 

【区民費・保健福祉費・衛生費】

私からは、

・ひきこもり状態の方への支援

・新型コロナウイルス感染症への対策

について取り上げました。

 

◆ひきこもり状態の方への支援

Q:次年度から「ひきこもり相談窓口」が出来るのはよかったが、関係セクションは10課にまたがるので連携は簡単ではない。相談窓口が受けた相談がたらい回しになることはないか

A:10課に跨るということで分かりづらいとの指摘あり。入口として「くらししごと相談支援センター」が窓口となり、中心となって各課と連携。

相談を受けた場合でも、どのような応対をするかで相談者がたらい回しにあったと感じてしまうかもしれない。課題と考え、窓口で受け止められるようにしたい。

 

Q:第一回定例会の区民厚生委員会で、ひきこもり支援における実態調査結果の概要の報告があった。調査で見えてきたことは

A:10〜12月にかけて調査。10課、社協などから、現在相談を受けている内容を報告してまとめた。

225件あり。見えてきたこととして、40〜50代が多く、20〜50代で8割を占める。男性が7割。来所が本人、というケースが意外と多い。自宅から完全に出ない、という方だけでなく、少し外に出る人も多くいることがわかった。また、ひきこもりの理由が不明、という方が5割いらっしゃるのは、全てを話していただいていないのかもしれない。

 

Q:今後の支援の取組のうち、周知活動とは

A:広く相談を実施。HP、SNS、電話での相談など。広報などのメディアでの発信。家族会の方が講師の研修を実施したが、その際には、ひきこもり状態の方を探すのではなく、こちらから発信をして見つけてもらう、という繋がり方の傾向があると聞いた。

 

Q:連携体制の取組は

A:現在関係している10課に加え、住宅、教育とも連携を行う

 

Q:アウトリーチ支援員の配置、官民連携の支援体制作りとは

A:CSWにアウトリーチを委託。官民連携は、行政だけでは対応が難しい問題なので、家族会やピアサポーターなどと連携したい。民生委員とも情報共有したい。

 

Q:ひきこもり支援協議会の設置について、目的と役割は

A:役割は支援のあり方の検討、家族会などとも連携したい

 

ひきこもり状態の方への支援については、これまで議会で何度も取り上げてきました。行政にも課題について真摯に受け止めて頂き、家族会や当事者団体との意見交換なども経て、新たな体制を組んで頂くことになりました。

新たな支援体制に期待したいです。

 

◆新型コロナウイルス感染症への対策

Q:区民の疑問や質問に対応する相談体制として 「豊島区新型コロナウイルスワクチンコールセンター」が開設され、FAQも設置。

多く寄せられている相談内容にはどのようなものがあるか

A:3/1に開設。広報としまで出したので、その内容についての問い合わせ。もっと情報が欲しいということなど。

 

コロナワクチンは医療関係者の接種が始まったばかりで、優先接種となる高齢者向けについては、4/26の週にようやく少量の接種開始という見通しです。

区民の皆様からのご相談内容は今のところ全般的な話しのみとのこと。今後も情報発信に努めて頂くことを要望しました。

 

私たちの会派からは、他に以下の質疑を行いました。
・新型コロナ関連 自宅療養者への対応

・区民活動推進補助金について(コロナの影響を受けた場合の救済措置など)

・としま鬼子母神プロジェクト(妊産婦へのフォロー、コロナの影響など)

・AYA世代へのがん対策・啓発など(啓発イベント実施を提案し、実現の見込みです)

・高齢者に優しいまちづくりについて

 

次の記事に続きます