10/12、日本列島を台風19号が直撃し、土砂災害や川の氾濫など各地で被害が発生しています。

災害に遭われた皆さまにはお見舞いを申し上げると共に、犠牲になられた方々へお悔やみ申し上げます。

 

本区では幸い大きな被害は確認されておりません。

平成25年8月にゲリラ豪雨による水害が発生した南大塚1丁目の大塚三業通り付近でも大きな被害はありませんでした。

区内で床下浸水が2件発生(駒込、池袋本町)。

以下、10/13 13時の第5回災害対策本部会議での情報です(16日昼現在の情報も確認しましたが、その後も特に大きな被害の報告はありません)。

 

<救援センター>

救援センターは当初7ヶ所、途中で開設した池袋本町連携校を含めて8ヶ所が開設されました。

10/12 23時現在の避難者数は合計で1095名、内訳は以下の通りでした。

目白小…163名

駒込小…135名

巣鴨小… 48名

椎名町小…157名

西部区民事務所…104名

東部区民事務所… 37名

としまセンタースクエア…360名

池袋本町連携校…91名

 

10/13 8:30までに全ての救援センターの撤収が完了しています。

 

今回は台風への備えという事で、救援センター立ち上げは水害へ警戒が必要な地区で行ったとのこと。

最寄りの救援センターの立上げを行って欲しかったというご意見も区民から頂いておりますが、今後の課題としたいです。

移動距離も考慮して救援センターの配置を行ってもよかったかもしれません。

 

<被害状況>

・床下浸水が2件あったとの報告(駒込、池袋本町)。

・公共施設で一部雨漏りあり(みらい館大明など)。軽微な被害であり、今後補修。

・荒川野球場は水没。しばらく使用できない。

・さくら小の桜、清和小のヒマラヤスギがそれぞれ1本倒木など。14日までに撤去済み。

(以下の写真は清和小のヒマラヤスギ現況 13日17時頃撮影)

・大塚駅北口 居酒屋の看板落下(13日17時30分頃撮影)

・巣鴨駅 居酒屋の看板が倒れて壊れた

・その他、公園内の樹木の倒木など被害あり

 

今後の区の体制として、災害対策本部は当面維持するとのことです。

本庁舎の窓口は、13日13時から休日窓口開設し通常通り対応開始。

 

区長以下、区の理事者や職員の方々が献身的な対応を下さり、被害が最小限に抑えられました。

行政の方々の対応に感謝をします。

 

<議員としての関り>

・会派幹事長として議長と議会としての対応を確認。豊島区議会として議員の参集を12日の時点では行わない旨を確認し、各自地元での対応をするよう会派議員とやり取り。会派議員とは情報共有等行った。

・13日早朝に救援センターとなった巣鴨小、東部区民事務所を訪れて状況確認。同日の災害対策本部の会議を傍聴。

 

<消防団員としての関り>

・所属する豊島消防団第二分団の一員として、12日朝から自宅待機の指示が出た22時まで、水防第三非常配備体制で出動していました。救援センターとなった巣鴨小とのやり取りを担当し、何度も巣鴨小を訪れました。

・平成25年に水害に遭った大塚三業通りの様子、土砂災害警戒区域に指定されている地域の様子を適時確認。

 

今回の台風では、区内で大きな被害はありませんでした。

特に大塚三業通りの水害が心配でしたが、何事も起きず安心したところです。

救援センターの運営や、情報のやり取りなど、いくつか課題が残ったこともあります。

最近では公共の交通機関が計画運休をするという対応をとるようになっているので、それに合わせて区の行政サービスを一時的に縮小するなどの対応も今後は必要になるでしょう。

この事については、今後の議会での議論などを通じて改善していきたいです。