6/13、表記の発掘調査の見学をしてきました。
池袋本町3〜4丁目にかけて池袋東貝塚という縄文時代の貝塚が分布しています。
明治時代に発見されていましたが、住宅が密集して正確な場所が分からなくなり、幻の貝塚と言われていました。
都の道路予定地(都道補助第73号線)を掘ったところ、比較的良好な状態で遺跡が発見されました。
今後は更に掘り進めて調査を行った上で、遺跡の場所の座標や資料類を保存し、埋め戻して道路用地に戻します。
真ん中辺りの赤い土は炉のあとと推測されています。
周りの穴のいくつかは、竪穴式住居の柱のあととの事。
これだけ浅い地層に貴重な遺跡があるとは驚きます。
昔はもっと深いところにあったのが、開発などで地表が削られた結果のようです。
歴史のロマンを感じます。
他の現場でも試掘調査を行っていますが、今回見学会が行われた場所ほどの良い状態は余りないようです。
区のHPや、としま遺跡調査会のHPに詳細が載っていますので、そちらもご参照ください。
⇒区HP「池袋東貝塚について」
⇒としま遺跡調査会HP「『池袋東貝塚』~地元の考古学者が見出だした、幻の貝塚」