多くのメディアが報じている通り、日本水泳界のエースである池江璃花子さんが、2/12に公式twitterにて白血病と診断されたことを公表されました。

アジア大会の競泳で史上最多の6冠を獲得したのはわずか半年前のこと…誰よりもご本人が東京五輪での競技を楽しみになさっておられたと思います。

まだ18歳の若者に何という辛い試練なのか…

ご本人が前を向かれている通り、白血病は不治の病ではありません。

これまで厳しい練習に耐えて来られた持ち前の精神力と体力で病魔に打ち勝って頂きたいです。

 

池江璃花子さん公式twitter

2/12のツイート

 

池江璃花子さんは豊島区西巣鴨にある淑徳巣鴨高校に在籍なさっています。

淑徳巣鴨から近い公立中学校へ通っていた私の息子(現在高1)が池江さんを見かけることがあると話していたので、勝手に身近に感じていた選手の一人です。

私の子供とも何歳も変わらない年齢の方…本当に頑張って欲しい。

 

白血病の治療法は骨髄移植だけではなく、薬物での治療法もあります。

池江さんが今後どのような治療方法をとられるかは分かりませんが、ニュースにもなっていた骨髄移植について、豊島区で支援制度があるのでご紹介させて頂きます。

 

2/13 NHKニュース「『骨髄バンク』に問い合わせ相次ぐ 池江選手の白血病公表で

 

豊島区骨髄移植ドナー支援事業

<目的>
公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において、骨髄・末梢血幹細胞の提供を行った者に対して支援を行うことにより、骨髄・末梢血幹細胞移植の推進及びドナー登録希望者の増加を図ることを目的とする。

<背景>
本区は平成22年12月に「がん対策推進条例」を制定して、先駆的にがん対策に取り組んでいる。区内でも毎年十数名の方が白血病で他界されており、「血液のがん」と言われる白血病に関する施策も推進する必要がある。

<交付対象者>
次のいずれかに該当する方
①豊島区に住所があり、公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において骨髄・末梢血幹細胞の提供を完了し、これを証明する書類の交付を受けた方
②前号の方が従事している国内の事業所

<奨励金の額>
①骨髄移植ドナーは、1日につき2万円
②骨髄移植ドナーが従事する事業所については、1日1万円
いずれも、骨髄・末梢血幹細胞提供のための健康診断・自己血貯血・採取による入院及び財団が必要と認めた通院・面接等、通算7日を限度とする。

<事業の開始> 平成28年1月4日(当時、23区で初の制度でした)

 

◆豊島区で骨髄移植ドナー制度を導入するきっかけとなったこと

プロスノーボーダーの荒井"daze"善正さんと出会い、骨髄移植ドナーに対する公的支援の必要性を教えて頂いたことがきっかけとなりました。

dazeさん自身も難病を患い、骨髄移植により一命を取りとめた方です。今は骨髄バンクの普及活動に尽力なさっています。

⇒dazeさん主宰の骨髄バンク普及啓発イベント「東京雪祭」(SNOWBANK 主催)

 

dazeさんは私と同い年。

彼の紹介で以前3人で食事をしたのですが、格闘家のノブハヤシ(彼も同い年)も白血病を患い骨髄移植を受けて現役復帰した選手の一人です。

豊島区での制度導入までの詳しいいきさつは私のHPをご覧ください。

⇒細川正博HP「23区初!骨髄移植ドナー支援制度導入

 

<参考>

日本骨髄バンクHP

日本骨髄バンク公式twitter