9/22、西巣鴨橋架け替えに伴う工事説明会が豊成小学校にて行われました

100名くらいの出席者がいらしたと思います。

管理するの豊島区、工事を請け負う東鉄工業株式会社による説明会、撤去工事の概要が主な内容です。

 

◆西巣鴨橋の概要及び現状

・昭和34年架設(供用から60年経過、豊島区が管理する橋で最も古い)

・橋長33.1m、幅員12.4m コンクリート橋

・自動車交通量 6033/台

・昇降施設が階段のみで車いす利用者等の通行が不可(車道を通ることになる)

・橋梁の調査をしたところ、国土交通省の4段階評価のうち「Ⅲ」(下から二番目)に当たる早期措置段階とされた

 

◆橋梁の長寿命化修繕計画

・目的は、事後保全型の管理から予防保全型の管理へ転換

・西巣鴨橋は架け替えが必要と判断。老朽化の進行、耐震性能の不足、物理的なバリアー(障害)がある、などの理由。

 

◆新橋梁概要

・勾配を8%→5%以下に下げる(バリアフリーに関する基準に適合)

・歩道部と自転車道のスペースを確保。車道の幅員も3m→3.5mに拡幅。

・橋梁の橋長を33m→117mに(勾配切り下げのため)

・橋桁の下の横断通路の確保、現在の場所から若干ずれるが幅は拡げる

・線路近くには歩行者用の階段を確保

 

◆全体のスケジュール(案)

・撤去工事(JR施工)…H30年10月~33年11月

・新設工事(豊島区・JR施工)…H33年度撤去工事後に工事開始、36年度末頃完成予定

・通行止め期間…H30年10月下旬頃から通行止め。開通は36年度末の見込み。約6年間の通行止め。

※スペースの確保ができず、仮設の橋は架けられない

※これまでの説明会や委員会の説明時よりも工期が後ろにずれているのでご注意ください。

 

◆撤去工事概要、スケジュールなど

・契約期間 平成30年8/13~33年11/24

・工事内容

step1 通行止め、仮囲い設置

step2 階段・擁壁撤去

step3 橋げた撤去設備組立

step4 橋げた撤去

step5 橋げた撤去設備解体

step6 橋台撤去

 

◆工事に伴う規制

歩行者と自転車の迂回路

自動車の迂回路

 

◆近隣のゴミの収集について

・ゴミの集積所が二箇所廃止(東池袋側、北大塚側で各1箇所)

図面の、黄色い丸が付いていない集積所は廃止。

 

・工事の影響により、図面の赤い線で囲っている範囲はゴミ収集時間が早まります(8:00迄にゴミを出す必要)

 

◆工事について

・粉じん、騒音、振動対策。

低騒音型の重機、防音型仮囲い、発電機への防音シートなど。

コンクリートの撤去の際、騒音が出にくいワイヤーソーでコンクリートを切断。

・騒音振動計、工事の予定表を4箇所(東池袋側、北大塚側にそれぞれ2箇所)に設置。

 

◆主な質疑

・豪雨時の土砂災害の危険性は?

→橋台の一部を残置し、土留めに利用。土砂が線路側に流入しないようにする。

・迂回路を分かりやすくして欲しい

→車道の進入口には看板や警備員などを配置。

・東池袋側の橋桁近くは、ゴミの戸別収集をしている。この対応はどうなるのか?

→再度確認して回答する

・橋げたの下にスペースができるようだ。そこにゴミの不法投棄などがないようにして欲しい

→詳細の設計はこれから。貴重な意見と受け止めたい

・地域のイベントなどの際には工事の調整など考えてもらいたい

→町会長などと相談しながら考慮したい

・仮設の橋は作らないのか

→2箇所検討をしたが、困難という結論

東側はマンションの出入りが難しくなるので困難。

西側は工事用重機の進入路確保が難しくなること、家屋の取り壊しが必要になることから困難。

・階段は4箇所確保できているか

→上池袋1丁目側は住宅に出入りが難しくなる。

東池袋2丁目の東側はマンションの出入りに影響。

そのため、北大塚3、東池袋2の西側(帝京平成大学側)の二箇所に階段を設置。

・コンクリートの切断の音は?

→夜間の作業で切断は行わない。線路閉鎖をするのは吊り足場を作るため。線路閉鎖の作業は月に10日程度しかできない。

・振動で建物に影響があった場合は?

→工事の30m範囲のところには家屋調査を実施。影響があれば個別に対応。

 

◆問合せ先

・事業に関すること

豊島区都市整備部道路整備課橋梁設計グループ(担当 片山、河野)

TEL 03-4566-2685

・工事に関すること

東鉄工業株式会社西巣鴨工事所(担当 三浦、神谷)

TEL 03-5980-8245

 

6年もの間、西巣鴨橋が閉鎖されるため、近隣の方々には長い期間ご不便をお掛けします。

上記のように橋の架け替えの必要性があるため、ご理解をいただければと思います。

安全性の確保は確実に行っていただきたいです。

今後、工事に入った後も注視していきたいです。