12/5、第4回定例会の最終日でした。
本会議に先立ち議員協議会が行われ、報告事項がありましたので簡単にご報告します。

[報告事項]
1.平成28年度 東京都後期高齢者医療広域連合決算の概要について
2.後期高齢者医療保険 平成30・31年度の保険料率について(算定案)
3.平成28年度 一般会計決算概要 東京二十三区清掃一部事務組合
4.新公会計制度導入に伴う予算科目の再編成について
5.住居表示の補助番号制度の導入について(要綱設置)
6.としまセンタースクエア催事案内板(デジタルサイネージ)の設置について
7.劇場開設準備室の事務室について

【1.平成28年度 東京都後期高齢者医療広域連合決算の概要について】
・被保険者数は制度開始の20年4月と比較し、29年3月末で約37%増加(被保険者数は145万人)
医療給付費は同62%増(7446億円→1兆2049億円)
 

【2.後期高齢者医療保険 平成30・31年度の保険料率について(算定案)】
・保険料の現時点での算定案(30・31年度)は以下の通り
(カッコ書きは、政令通りに保険料を設定した場合の数値)
均等割額:28・29年度42400円→43800円(45700円)
所得割率:同9.07%→9.27%(9.88%) 
一人当たり平均保険料率:同95492円→98621円(103046円)

【3.平成28年度 一般会計決算概要 東京二十三区清掃一部事務組合】
28年度歳入・歳出は以下の通り。カッコ書きは27年度。単位は100万円。
歳入:73,047(73,350)
歳出:69,824(69,622)
・歳入決算は前年に比べ、廃棄物処理手数料、国庫支出金及び組合債が増だったが、繰入金、エネルギー売払収入の減や特別区負担金の縮減などにより、3.03億円(△0.4%)減少。
・歳出決算は前年に比べ、清掃工場の建替を始めとする施設整備費の大幅増などにより、2.02億円(0.3%)増加。
・実質収支額は32.23億円、前年度に比べ5.05億円(△13.5%)減少。

【4.新公会計制度導入に伴う予算科目の再編成について】
予算科目を再編成し、整理することとなりました。
款を部、項を目的、目を課とします。
執行管理がしやすくなる、担当課が分かりやすくなるので責任の所在が明確になる、効果的なセグメント分析が可能になる、などの利点があります。

【5.住居表示の補助番号制度の導入について(要綱設置)】
区内で住居番号まで同一の建物等が相当数あり、郵便物誤配などの問題がありました。
そのため、住居表示に補助番号を導入。
住所の末尾に付与(ex.南池袋2-45-1-5、など。)

現状
同一番号の建物が5戸以上:街区数 662、うち同性があるところ117
同10戸以上:街区数 91、うち同性があるところ31
同15戸以上:街区数 10、うち同性があるところ5

申請できる方
・居住者及び所有者(申請がない建物には補助番号はつかない)
申請前に他の居住者、所有者の同意を得る事
・マンションやアパートなど建物名で特定できる建物は、誤配などの不具合が起きないため適用外。戸建てのみが対象となる
・受付窓口は、総合窓口課または東部・西部区民事務所
・補助番号を申請すると住所が変更となる。そのため、マイナンバーカード、国民健康保険証、運転免許証などの書き換えや勤務先、金融機関、公共料金に関する住所変更手続きが必要。

【6.としまセンタースクエア催事案内板(デジタルサイネージ)の設置について】
・壁を開放せずに行なっているイベントだと、中央通路から内容が分かりづらいという問題がありました。
そのため、中央通路壁面に専用の催事案内板(デジタルサイネージ)を設置します。
・上下2画面(各49インチ)の催事案内板を設置。

・その他、通路側壁面(スライディング・ウォール)にプロジェクションマッピングの手法を用い、区ゆかりの文化芸術作品等を展示・投影することを検討中。
この件は実施可否含めて検討中の内容。

※プロジェクションマッピングとは(一般財団法人プロジェクションマッピング協会のHPより)
プロジェクションマッピングとは、実物<リアル>と映像<バーチャル>をシンクロさせる映像手法で、その両者の融合が生み出す魅力的な世界観はいま世界中で注目を集めています。映像やコンピュータグラフィック等をスクリーンのような平面に単純投映するのではなく、建築や家具などの立体物、または凹凸のある面にプロジェクター等で投映する。その際、映像等の素材にはスクリーンとなる対象と同じ立体情報や表面情報を持たせ、投射の際にぴたりと重なり合うようにします。すると、その映像の動きや変化で、対象物が動いたり、変形したり、または自ら光を放つ様に感じさせる幻想的で、錯視的な映像表現でもあります。

【7.劇場開設準備室の事務室について】
としま未来文化財団では、新ホール開設準備の為、劇場開設準備室を設けています。
30年度から職員増を行う予定のため、新ホール稼働までの間、区立舞台芸術交流センター(あうるすぽっと)内に事務室を増室します。

具体的な設置箇所は3階の会議室A(約60㎡)で、ここを事務室に転用します。
転用期間は、30年4月1日~31年9月30日まで。
なお、会議室Aの企業以外の一般利用は2%程度と非常に少なく、南池袋ミーティングルームなどへの誘導で対応可能と判断しているとのこと。

議員協議会での報告事項は以上です。