11/22(水)の一般質問についてです。

 

【3.学校施設の長寿命化について 】

区立小中学校などの学校施設は、子供たちの学習・生活の場であることはもとより、地域住民にとっては地域での活動の場となる地域コミュニティの拠点であり、災害時には救援センターとなる防災拠点でもあるため、地域にとっては必要不可欠な施設であると言えます。

本区では、既に改築が済んだ学校、又は具体的な改築計画があるのは11校のみで、残りの19校については改築計画が明らかになっていませんが、いずれの校舎も築44年を超え、そのうち13校は築50年以上となっており老朽化が進んでいます。

全校の長寿命化や改築に時間が掛かるのはやむを得ませんが、学校トイレの緊急改善を全校で進めているのと同様に体育館の空調設備や防音性の向上を先行して行えないか、提案を致しました。

空調設備の整備には、外壁や天井の気密化、断熱化が必要となる他、空調機器の重量に耐えられるかなどの構造上の問題もクリアする必要があるとのこと。

必要性は認識しつつも今後の検討という回答結果でした。空調設備のみならず、防音性の向上も併せて進めるという回答があったのは良かったと思っています。

学校の近隣住民で音に敏感な方もいらっしゃる地域もあり、早めの改修を希望しております。引き続き働きかけていく所存です。

 

Q:学校施設の改築または長寿命化についての基本的な考え方と、計画の検討状況については。

A:改築と長寿命化改修の両建てをもって学校機能の最新化を図り、安全で快適な教育環境を確保する。本年12月に検討会を発足させ、計画の策定を行う。

 

Q:改築が済んでいない学校の体育館における空調設備や防音性の向上についての見解は。

A:災害時に避難所となる体育館の冷暖房化の必要性を認識している。防音性の向上も併せて学校施設整備を進めていく。

 

【4.子供の未来応援対策について】

困難を有する子供・若者への施策は部署横断的なものが多くあります。本区では庁内の調整を図るために28年2月に「豊島区子どもの未来応援会議」を設置していますが、この機能をさらに充実させる必要があると考えております。

本区における子供・若者の未来を応援する施策の方向性を示すものとして「豊島区子ども・若者の未来応援あり方報告書」を策定している最中ですが、この中で手薄な施策の分野が浮き彫りになっています。

特に、専門の支援員の配置、生活保護世帯ではない生活困窮層への伴走支援体制などについて、施策の充実を求めました。

いずれもかなり前向きな答弁を得ることができました。

 

区長からの答弁では、私の指摘通りに、「義務教育を終えた後の「高校中退」「非行」「ひきこもり」など、若者が直面する問題に対する支援策は、決して十分ではないと認識している」とありました。

課題意識を共有できたのも前進であると考えています。

今後の展開を注視する所存です。

 

Q:困難を有する子供やその家族から相談を受けた際、特性に応じた受け止めと適切な機関へつなぐ役割を果たす専門の支援員を配置するのはいかがか。

A:複雑なケースへの対応に専門支援員が必要であると強く認識しており、前向きに検討する。

 

Q:生活保護世帯でない世帯の子供への支援体制を強化すべき。

A:生活に寄り添い、親と子供を地域や公的機関につなぐ役割の重要性は認識している。「若者総合相談事業」と一体的に取り組めるよう支援体制を検討する。

 

Q:「豊島区子どもの未来応援会議」を軸に、子供・若者支援のための体系的な施策が必要と考えるが、今後の方向性は。

A:福祉や教育などの部署横断的な「切れ目と隙間のない支援」を目指して連携し、子供・若者の盤石な応援体制を築く。

 

【豊島区議会録画配信】
豊島区議会のインターネット中継は、豊島区議会のホームページでご覧になれます。
コチラ

※11/30(木)現在では、まだ私の一般質問の動画はUPされておりませんが、近日中にUPされる見込みです。