11/13、豊島副都心開発調査特別委員会が開催されました。

 

調査案件 
1 池袋西口公園整備事業者選定結果について
2 池袋副都心移動システムについて
3 南池袋二丁目C地区のまちづくりについて

【1 池袋西口公園整備 事業者選定結果について】
前回報告のあった池袋西口公園について、審査基準や審査結果内訳などプロポーザルの選定過程、選定された事業者以外の提案内容などの報告がありました。

事業費や維持管理費等については現在積算中。
準備が出来次第、報告するとのこと。

【2 池袋副都心移動システムについて】
導入に向けたスケジュール案、車両の業者選定、運行主体の公募、低速電動バス試乗会の報告などの報告がありました。

[導入のスケジュール案]
29年度中に、基礎調査、実施計画、コンセプト・基本デザイン(水戸岡鋭治氏)、車両の業者公募。
30年度に、基本デザイン実施設計、車両製造・改造等、関連設備等の設計・製造・工事、運行に向けた手続きなど
31年度から運行開始。

[車両の業者選定]
・公募型プロポーザル方式
審査結果は11/16以降に通知。
12月中旬頃に審査結果の公表、契約

[業務内容]
29年度:車両製作検討図作成業務
30年度:車両購入予定

[運行主体の公募]
・公募型プロポーザル方式を予定(30年4月~6月頃を予定)
・公共交通の専門家等による選定委員会を設置する。
・前提条件等の整理(事業の形態、運賃、まちづくりの連携、運行ルートなど)

[低速電動バス試乗会の報告]
10/27(金)に約40名、10/28(土)に約90名が試乗会に参加。
アンケートにより、現時点での良いところと課題の一端が垣間見えました。

・時速20km未満の制約は、車両の保安基準によるもの。これを超えると衝突実験などが必要。重量においても同様。
・随意契約基準に照らし水戸岡鋭治氏へ車両デザインを依頼、と説明あり。
車体の絵柄だけでなく工業デザインとして価値あるもの、チケットやバス停・制服等を含めて池袋の街に馴染む必要がある、という説明。

私自身も試乗会に参加しました。
・19kmまでしか速度が出せない制約がありましたが、通常の運行ではさほど気になりませんでした。ただ、直線で前が空いた場合には遅く感じたので、あまり混まない大通りだと後ろが詰まってしまうかもしれません(車線が多ければ影響が少ないでしょう)。
・開放的な良さもありましたが、暑い日、寒い日は少ししんどいように感じました。
・車内が少し狭いです。その他、椅子が滑る、荷物が置けないなどの意見がアンケート結果にありましたが、私も感じました。

観光スポットの回遊が基本とのことですが、交通不便地域などにも区民からのバスの要望はかねてからあります。
いわゆるコミュニティバスではないとのことですが、福祉分野での活用も期待したいところです。

【3 南池袋二丁目C地区のまちづくりについて】
10/31に再開発組合から区が提案を受けたもの。
計画地は図面の通りです。

豊島区役所とは、今後開通予定の補助81号線を隔てた反対側のブロックです。

[地区の概要]
 地区名…南池袋二丁目C地区
 所在地…東京都豊島区南池袋二丁目地内
地区計画の区域及び 再開発等促進区の区域…約2.3ha 
地区整備計画の区域…約1.7ha 
敷地面積…北敷地 約8,800m²/南敷地 約6,300m² 

国・都・区の上位計画との位置付けの説明。
まちづくりコンセプト、再開発による地域貢献、などの説明もありました。

[施設計画の概要]
2棟の予定が示されました。
いずれも地上51階、地下2階の建物。
用途は住宅、店舗、事務所、子育て支援施設、駐車場など。
住戸数はそれぞれ、850戸、650戸。
豊島区の保健所は北棟へ移転する予定です。

[今後のスケジュール]
29年12月までに案を作成、年度内に豊島区都市計画審議会への報告や付議。
30年度は、東京圏国家戦略特別区域会議、国家戦略諮問会議を経て、都市計画決定・告示、となります。
36年竣工予定。

次回の日程は、12月15日(金)10時からです。