10月2日、子ども文教委員会が行われました。

 

[議案]

第46号議案 豊島区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関

する条例の一部を改正する条例

 

[報告事項]

1 認可保育所等の設置について

2 地域型保育事業の卒園児の受入優先枠の設定について

3 豊島区立小・中学校入学説明会について

4 子どもスキップの実施状況について

5 池袋第一小学校改築スケジュールについて

6 平成29年度全国学力調査及び豊島区独自の学力調査の結果に ついて 

7 小学校教科用図書採択結果について

 

【第46号議案 豊島区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関

する条例の一部を改正する条例】

就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部改正に伴い、条例の一部(第15条2項が引用している認定こども園法第3条第9項→同11項)に項ずれが生じたため、条例を改正。

 

法改正の影響は本区においてはなく、法の変更に伴う項ずれのみのため、問題なく可決。

私からは本区における認定こども園の現状と見通し、幼保連携に向けた方向性の確認を致しました。

・豊島区内には、幼稚園型認定こども園が1園あり(要町幼稚園)

・就学前の子供にとって意義ある制度と受け止めている。

子ども子育て支援新制度の実践の場である。

本区では施設整備などに課題を抱えているが、進めていきたい

・人的支援、共通のプログラム(台東、港などにあるプログラムなど)などを進め、幼保連携を進めたい。

 

全会派一致で可決しました。

 

[報告事項]

【1 認可保育所等の設置について】

平成30年4月開園予定が、13園(今回2園追加)

平成31年4月開園予定が、1園(今回1園追加)

 

1 アスクかなめ町保育園 

(1) 所在地

要町3-22-10 星野館ビル1F(東京メトロ有楽町線/副都心線 千川駅 徒歩2分 )
(2) 延べ床面積

250.14m²
(3) 定員

30名(0歳児 6名、1歳児12名、2歳児12名) 
(4) 運営事業者

株式会社 日本保育サービス 

(5) 特別保育

延長保育1時間  
(6) 設置予定年月日

 平成30年4月

 

2 大空と大地のなーさりぃ南大塚園 

(1) 所在地

南大塚2-26-15 南大塚ビル2F(東京メトロ丸ノ内線 新大塚駅 徒歩3分)
(2) 延べ床面積 

500.77m²

(3) 定員 

69名(0歳児 9名、1歳児10名、2歳児11名、3歳児13名、4歳児13名、5歳児13名) 

(4) 運営事業者

株式会社キッズコーポレーション

(5) 特別保育

延長保育1時間
(6) 設置予定年月日
平成30年4月 

 

3 ニチイキッズかみいけぶくろ保育園 

(1) 所在地

上池袋2-47-2(東武東上線 北池袋駅 徒歩9分)
(2) 延べ床面積 

498.17m²

(3) 定員 

72名(0歳児 6名、1歳児10名、2歳児14名、3歳児14名、4歳児14名、5歳児14名) 

(4) 運営事業者

株式会社ニチイ学館

(5) 特別保育

延長保育1時間
(6) 設置予定年月日

平成31年4月 

 

【2 地域型保育事業の卒園児の受入優先枠の設定について】

地域型保育事業の卒園児の受入優先枠の設定について、以下の報告がありました。

 

1 区内の地域型保育事業すべての卒園児の受入のために、近隣の認可保育園の3歳児に地域型保育事業等優先枠を設ける。平成31年4月入園より適用する。 

2 複数の受入優先枠がある場合でかつ希望が集中する場合、世帯の指数により決定する。 

3 地域型保育事業の卒園児は、あらかじめ定められた当該認可保育園の受入優先枠以外にも、他の認可保育園の受入優先枠に申し込むことが可能(空きがある場合に限る)。 さらに、他の定員に空きのある認可保育園の枠に申し込むことも可能。 

4 平成30年度以降新規園の開設等により、受入優先枠のある認可保育園や当該枠数が変更になる場合あり。具体的な事務手続き等の詳細も今後定める予定。

 

【3 豊島区立小・中学校入学説明会について】

◇区立小学校

9/2(土)に実施。会場は「としまセンタースクエア」、区役所5階・8階会議室。

来場者約700名、個別相談会264件(昨年度98件)

 

昨年度との相違点 

・会場の変更(H27まで豊島公会堂・区民センター、H28は帝京平成大学で実施) 

・豊島区の教育及び制度概要に関する紹介映像の作成 

・各小学校長によるプレゼンテーションをパネル展示へ変更 

・個別相談に十分な時間を確保 

・小学校長による個別相談を「学校生活全般」とし、併せて相談ブースを拡充 

・入学にあたり必要な情報をまとめた「新入学の手引き」を作成 

 

その他説明

・学童の待機についての質問が多かった。本区では学童の待機はない。

 

私も当日は会場に足を運びました。

以下、私から確認をしています。

・パネル展示のスペースが小さかった。⑴別室でやる、⑵できれば学校ごとの説明をパネル展示のところでやる、などの工夫が必要では。

→別のスペースを設けることも検討。パネルの情報が少ないとの指摘もあり、併せてパネル展示の内容についても充実させたい。

学校ごとの説明コーナーを設けるのは難しい。各校の土曜公開などへ参加するなどをお願いしたい。

→細川:アンケートでも学校ごとの説明を求める声がある。次年度アップデートした上で、やはりそのような声があれば検討してほしい。

 

・相談コーナーの説明員は?

→全般の説明は学校長。放課後はスキップの所長。手続きは学務課。特別支援は教育センターや特別級がある学校の学校長など。

 

◇区立中学校

昨年度との相違点 

・全体説明会をやめ、各学校で実施している説明会を充実させる。 

・豊島区の教育や学校のPRについては、動画を作成。 

・対象者を小学校3~6年生に拡大。 

・これまでの説明会は保護者を対象としていたが、可能な限り生徒主体とした説明会 とすることで、対象者へ中学校の雰囲気が伝わるよう工夫を行う。 

・隣接校選択制度など事務的な説明については、冊子「学校案内」および新たに 「新入学の手引」を作成し、配布することで対応する。 

 

私もある学校の説明会場へ足を運びました。

以下、私から確認をしています。

・生徒による説明会を行った学校があるとのこと。具体的には?

→千川中など

・説明の内容は?共通の説明会がないのであれば、最低限伝えるべきことを決めておかねばならないのでは?

→共通の説明用VTRを流した。各校の説明はこれまでも各校に任せていた。

最低限のプログラムを各校へ示すとともに、日程も保護者が出来るだけ行きやすいように設定するようにする。

各校で工夫した説明の事例や反省点などは共有すべきではないか。

→教育委員会で各校の説明内容を集約。

 

【4 子どもスキップの実施状況について】

学童クラブの登録児童数などの報告がありました。

29年度の登録児童数は1750人(前年度比97人増)

 

さらに、教育委員会が全スキップを視察した結果も報告されました。

個別の施設の課題で多かったのは、スペースの確保(12施設)、施設面の不具合(7施設)、学校との情報共有(5施設)など。

 

【5 池袋第一小学校改築スケジュールについて】

1.池袋第一小学校の建替え等を考える会の活動について

平成 27 年 4 月設立後、2 年間に及ぶ活動を経て、平成 29 年 6 月 8日、豊島区長へ「池袋第一 小学校の建替えに関する提言書」が提出されました。 

 

2.新校舎開校までの流れ

・29 年度...考える会より提出された提言書を生かして、区が基本計画の策定を行った。 今年度 10 月~2 月に設計業者をプロポーザルにより決定する。 

・30、31 年度...基本計画をふまえて、基本設計・実施設計を行う。また、平成 31 年度に旧文成小の改修工事を行う。 

・32~34 年度1学期...校舎解体を含む改築工事期間。旧文成小学校を仮校舎として利用する。 

・34年度2学期…開校予定

 

【6 平成29年度全国学力調査及び豊島区独自の学力調査の結果について】

学力調査の結果報告がありました。

報告された成果と課題は以下の通りです。

 

1 成果 

・小学校の国語、算数は、全学年で達成率が全国の達成率と比べ高く、良好な結果を維持している。 

・小学校の理科は、昨年度と比較して達成率が上昇した。 

・中学校の国語、数学は、全学年で達成率が全国の達成率と比べ高く、良好な結果を維持している。 

・中学校の理科は、全国の達成率と比べ上回り、達成率が上昇した。 

・中学校の英語は、全国の達成率と比べ高く、良好な結果を維持している。 

 

2 課題 

・小学校の社会、理科は、全国の達成率と比べ、下まわっているため、今後も授業改善を進め、基礎・基本の定着を図る必要がある。 

・中学校の社会科は、全国の達成率と比べ下まわっている学年もあるため、今後も授業改善を進め、基礎・基本の定着を図る必要がある。 

 

【7 小学校教科用図書採択結果について】

「特別の教科 道徳」の教科書採択について報告がありました。

決定したのは、光村図書出版の「きみが いちばん ひかるとき」

平成30~31年度使用されます。

 

私からは以下の質問をしました。

・特別の教科道徳の先行実施の状況と評価は?

→各校で進めている。本年度は豊成小、西池袋中、で研究している。

・検定教科書採択後、評価方法などを定めていくという過去の答弁があったが、評価方法はどうなるのか?

→数値による評定はしない。記述式で表現する。

・教員の研修は?

→2校の研究結果を評価を踏まえる。

東京都の推進リーダー研修、各校1名が受けて伝達講習を行う。

指導主事も研修を受ける。

区でも研修を行う。

 

子ども文教委員会の審議は以上で終了しました。