11/18、豊島区青少年問題協議会が行われました。

議事は、
(1)(仮称)豊島区子ども・若者計画 素案について

(2)豊島区子どもプラン 平成27年度実施状況について

(3)その他

 

(1)(仮称)豊島区子ども・若者計画 素案について

3月実施の本協議会において、骨子について議論しました

(3月の内容blog⇒3/28(仮称)豊島区子ども・若者計画骨子案についてなど

 

前回私が指摘した、セーフコミュニティの観点、親になる準備、なども今回の素案に文言として加わっていました。

 

私からは、

・子どもの未来応援対策本部を2月に設置してからの取組みについて確認。

⇒各部署での取り組みを共有。8月実施の子供の生活実態調査の結果を踏まえて今後の対策に取り組む、という回答。

子ども家庭部の若手職員の中には、休日に社会的養護の視察・研修に自主的に参加したり、区内の無料学習支援の現場へ有給休暇を使ってまで足を運んでいる人たちがいます。このような意欲のある職員による実地調査を踏まえた政策研究の中で、よい施策がうまれていくだろうと大いに期待しております。

 

・10代の人工中絶の統計、自殺の統計、いずれも数値のみで理由についての分析がない。

分析がなければ対策につながらないので、表記すべき

⇒パブコメまでに掲載できるものは掲載する

 

・「妊娠・出産・育児に関する教育を充実」させる旨が掲載されたのは良いこと。この具体的な施策は表記がないが、どのような取組みを考えているのか。

⇒今のところ具体策は出せていない、今後検討を行う、という回答。

現時点で上記回答はやむを得ないですが、この点についてしっかりと取り組まない限り、根本的な解決にはつながらないと私は考えております。

私自身も議会での提案を含め、しっかりと議論をして、有効な手立てが打てるように行政職員と共に知恵を絞る所存です。

 

小中学校校長、保育園、民生委員、保護司、の委員などから異口同音に聞かれた意見は、

・家庭教育の重要性

・家庭でのしつけ

・大人側の問題が多い、などでした。

親になる準備(心構えや経済的基盤、未来への想像)ができていないまま子供をもち、結果的に家族での生活が破たんするケースが多く見られることは、虐待防止アドバイザーの辻由起子さんのご講演でもご指摘があったことです。

今回、色々な現場を抱えている委員から、異口同音に似たような問題点の指摘があったことは非常に示唆深いと考えております。

家庭での教育が適切にできるために、家庭の安定(働き方改革、ファザーリングの取組み)、親になる準備(結婚や妊娠について必要な知識など)などを行うとともに、弧育て化しないように地域が子育てを応援し支えていく仕組みが必要です。

豊島区は幸い商店街や町会がまだまだ活発に動いています。

商店街や町会と連携をし、地域コミュニティに若い世代がうまく溶け込めるようにしていき、子供の成長をみんなで喜べる社会にしていきたいです。

これこそが持続可能な世の中につながっていくことだと思います。

 

(2)豊島区子どもプラン 平成27年度実施状況について

関連する施策について、実施状況と所管課による事業ごとの評価について報告がありました。

対象は、170事業(うち16事業が新規)。

 

(3)その他

28,29年度の青少年育成運動の基本方針(青少年育成委員会)について、報告がありました。

重点目標は、

第1目標 明るく温もりのある家庭づくりの推進

第2目標 家庭・学校・地域・行政機関の協同による地域環境づくりの推進

第3目標 青少年の社会参加・参画の推進

 

次回は、29年2月頃に開催予定です。

※青少年問題協議会とは
地方青少年問題協議会法(昭和28年法律第83号)第1条の規定に基づき、区長の附属機関として設置されます。
所掌事務は、
1.青少年の指導、育成、保護及び矯正に関する総合的施策の樹立につき必要な重要事項を調査審議する。
2.青少年の指導、育成、保護及び矯正に関する総合的施策の適切な実施を期するために必要な関係行政機関相互の連絡調整を図る。
3.上記1、2に規定する事項に関し、区長及び区内関係行政機関に対し意見を述べることができる。
構成員は、区議会議員、学識経験者、関係行政機関の職員で、任期は2年です。