11/9、公共施設・公共用地有効活用対策調査特別委員会が行われました。
調査案件
1 東池袋第二保育園仮園舎の大塚台公園への設置について
【1 東池袋第二保育園仮園舎の大塚台公園への設置について】
東池袋第二保育園は施設老朽化により大規模改修が必要となっています。
しかしながら、園庭が小さく仮園舎を園庭に建築するのが困難であり、かつ他に仮園舎用地が見つからないため、大塚台公園の一部に仮園舎を設置することとなりました。
具体的には、都電側の滑り台やブランコなどの遊具、ジャブジャブ池があるところ、が仮園舎設置場所となります(キャッチボール場は存続します)。
◆施設概要
・東池袋第二保育園(東池袋2-34-1) 定員102名
・大塚台公園(南大塚3-27-1) 面積3546.9㎡(仮園舎用地は約520㎡)
◆工事内容
・保育園はスケルトン改修による大規模改修(工事費用2億~3億円を想定)
・仮園舎はプレハブ2階建て(リース、1.3億円程度を想定)、延床約600㎡。
・仮園舎でも定員を減らすことはない。
◆スケジュール(案)
平成29年度 大塚台公園の一部を解体・整地、仮園舎設置
平成30年度 東池袋第二保育園大規模改修
平成31年度 大塚台公園復旧工事
◆大塚台公園について、質疑内容
Q:南大塚都電沿線協議会(都電沿いのバラを手入れしている団体)の倉庫と、山形県村山市から寄贈していただいたバラである「ムラヤマ」が公園の都電側にある。
今回の工事範囲に含まれるのかどうか。
A:今回の工事範囲からは外している(自転車置き場までが工事範囲、倉庫は対象外)
⇒ムラヤマの根っこなどに影響しないかどうかなど、協議会と意見交換をしてほしいと要望
Q:(説明の中で公園の都電側から出入りができるようにしたいとう意向を区がもっていることが出てきたために質疑)
キャッチボール場について、区内でボール遊びができる貴重な場である。利用状況などを踏まえて考えて欲しい。
⇒上記を要望。キャッチボール場や遊具などについて利用頻度が高いことは区も認めていました。滑り台やブランコは公園の西側へ移設する方向です。
平成31年度の復旧工事の際には現状復旧を今のところ想定しているようですが、遊具の老朽化やさらなる公園の有効活用について検討をするとのこと。
合わせて大塚台公園に設置されている汽車の扱いについても今後検討する旨の回答がありました。
◆保育園改修全般について
Q:区立園の改修で代替地がないということで公園利用となった。今後もこのようなケースはあるのか?
A:今後大規模改修が必要になるのは、区の西側の保育園が5~6園。
公園を一時的に使用する今回のケースはイレギュラーな対応と認識。
Q:私立でこのような相談があった場合はどうするのか?建物の老朽化により閉園に追い込まれる園が出てくると、待機児童対策としてはマイナス。
A:基本的に民間の事業者が対応する話。代替地の確保ができない場合は、事業者の相談に乗りたい。区の所有する土地を貸すことがあるのかどうか含め、個別具体的な対応は都度検討。
⇒区立園など公共施設に関しては、大規模改修についてある程度スケジュールが作られています。民間施設に関してはこのような把握の仕方はされていません。しかしながら待機児童対策を考えれば民間の園であったとしても代替地が必要なほどの大規模改修が想定される場合にはあらかじめ把握しておく必要があると考えます。
民間事業者との連携を密にするように要望をしました。
次回の施設用地委員会は、12月20日(火)13:00~です。
この日は東京都江東児童相談所の視察も予定しています。