9月29日(木)、豊島区および区内46社、7大学、13団体が豊島区議場において「としまイクボス宣言」を行いました!

私の第2回定例会での一般質問をきっかけに、豊島区でイクボス宣言が行われる運びとなりました⇒「6/29一般質問」

 

高野之夫区長のご挨拶

豊島区は9月28日に、高野之夫豊島区長以下、101名の区管理職全員が「イクボス宣言」を行いました。

 

小池百合子東京都知事からはビデオメッセージがありました。

小池都知事は豊島区の宣言に先立っての9月12日に、「イクボス宣言」を行っています。

9/12「小池都知事が『イクボス宣言』 幹部職員に旗振り要請」日経新聞

 

基調講演は、ファザーリングジャパンの代表理事の安藤哲也さん

今回の「イクボス宣言」についても、色々とお知恵を頂きました。

 

イクボスの定義は以下の通り(ファザーリングジャパンのHPより)。

「イクボス」とは、

職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します(対象は男性管理職に限らず、増えるであろう女性管理職も)

 

育児中のボス(上司)を指すのではありません。

育児や介護だけでなく、趣味などのプライベートを含めての生活と仕事との両立を職場において理解し応援する上司のことを指します。

 

ご講演では、なぜイクボスを勧めるのかについてお話しいただきました。

・イクボスが増えれば、女性が輝く。多様性を認め、人材を活かす上司が働き方を変える。

女性活躍イクメンイクボスは3点セット。女性活躍推進には5点、保育所の待機児童ゼロ/3年間の育児休業/役員の一人は女性に/男性の育児参画推進/残業のない働き方への転換

・仕事と生活の両立が困難になる日本の状況。2025年問題(団塊世代が後期高齢者になる年)、大介護時代到来。

・統計的データあり。出産後も女性が就労するほど出生率が上がる。男性が育児参加をするほど出生率が上がる。夫の家事・育児時間が長いほど第2子以降の出生割合が高い。

・ワーク・ワーク社員からワーク・ライフ社員へ

・日本企業が抱える2大問題。①長時間労働②業務の属人化

・イクボスがやることは、業務改善、意識改革、ワークライフバランス。トップダウンではなく職場で話し合うこと。生産性を上げて無駄な会議や作業などを減らす。

・働き方改革の5つのポイント。①すべての社員のための制度②働いた時間=成果ではない③多様なライフスタイルを尊重④時間に対するコスト感覚⑤トップダウンとボトムアップ

・会社と社員との関係性、支援と貢献の関係性。

 

分かりやすく素晴らしいご講演でした。

 

としまイクボス宣言書へ賛同者が署名をしたのち、宣言書読み上げ。

 

安藤哲也さん、女性にやさしいまちづくり担当課長の宮田麻子さん、としまファザーズ・ネットワークの代表の鮫島一彦さん

今回の区内企業や団体との宣言に至るまで、担当部署の方々は大変なご努力をなさっています。

宮田課長の他、生活産業課の渡辺克己課長、男女平等推進センターの能登絹子所長や職員の方々が区内各社や団体回りをしてくださり、イクボス宣言への賛同者を地道に増やしてくださいました。

ありがとうございました。

 

今後、豊島区の働き方改革の具体化が求められることになります。

提案者の一人として、私も議会で注視する所存です!