9月29日(火)、区民厚生委員会の1日目が行われました。

付託された案件
第65号議案 豊島区印鑑条例の一部を改正する条例
第66号議案 豊島区住民基本台帳ネットワークシステムのセキュリティ対策に関する条例の一部を改正する条例
第71号議案 平成27年度豊島区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)
第72号議案 平成27年度豊島区後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)
第73号議案 平成27年度豊島区介護保険事業会計補正予算(第1号)
27陳情第11号 日本国憲法規定の国民主権の確立する豊島区政の改革刷新を求める陳
情(継続審査分)
27陳情第12号 外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情

報告事項
 1 北池袋モデル地域協議会事業 5 年間の報告について
 2 区民ひろば千早の大規模改修工事について
 3 個人番号カードの交付開始に伴う各種カードの扱いについて
 4 西部区民事務所のグラウンド等の使用について
 5 「旧区民ひろば池袋」跡地を活用した重度心身障害者グループホーム等の整備について(案) 
 6 特別養護老人ホーム整備等の新たな整備手法に関する調査研究会について
 7 池袋本町一丁目の「防災施設用地」の特別養護老人ホーム用地としての活用について
 8 コミュニティソーシャルワーク・フォーラムの開催について
 9 鬼子母神 plus(保健所1階リニューアル)について(続報)
10 高齢者インフルエンザワクチンについて(4価ワクチンへの変更)

<第65号議案 豊島区印鑑条例の一部を改正する条例>
報告事項 3 個人番号カードの交付開始に伴う各種カードの扱いについて


マイナンバー法の施行により、平成27年10月以降に住民票を有する全ての方に12桁のマイナンバー(個人番号)が通知され、平成28年1月以降に個人番号カードの交付が開始されます。
28年4月からは個人番号カードを利用して、
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・税証明書

をコンビニエンスストアの多機能端末器より交付(コンビニ交付)ができるようになります。

上記のことができるようにするために、印鑑条例の一部改正が必要となります。
・コンビニ交付をするための規定を新設
・区役所や区民事務所にある現在の証明書自動交付機はコンビニ交付の開始に伴い、平成30年12月で廃止する。28年4月以降に印鑑登録をした方は、自動交付機での証明書発行は個人番号カードを使ってのコンビニ交付のみ可能となる。
28年3月までに印鑑登録をした方は、現在の証明書自動交付機で証明書の交付が可能となるように規定を整備。

議案は賛成多数で可決しました。

※マイナンバーについての詳細は、区のホームページをご覧ください
コチラ

<第71号議案 平成27年度豊島区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)>
<第72号議案 平成27年度豊島区後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)>
<第73号議案 平成27年度豊島区介護保険事業会計補正予算(第1号)>


いずれの補正予算も、毎年この時期に出てくる年度終了後の調整がほとんど。
質疑では、マイナンバー導入関係の事や収納率向上についてなどの確認が行われました。

議案は全会一致で可決しました。

<27陳情第12号 外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情>
外国人が扶養控除をする際、国外の扶養親族を無尽蔵に申請して非課税世帯になっているので是正すべき、という意見書を国へ提出するように求める陳情です。
・陳情審議の中で、国外の扶養親族を無尽蔵に申請できる、という実態は本区ではないということを確認。27年税制改正前から本区では実態確認を極力していた。
・平成26年の会計検査院でも同様の指摘があり、27年の税制改正で日本国外に居住する親族に係る扶養控除等の適用を適正化するため、親族関係書類等の添付を義務付けることになり、実体のない申請は難しくなったこと。
など、既に対策は行われている。陳情者の願意である意見書の提出は不要と判断。
今後の推移を見守る意味合いから、閉会中の継続審査となりました。

報告事項
1 北池袋モデル地域協議会事業 5 年間の報告について
北池袋地区での地域協議会が設置されてから5年が経過し、これまでの報告がありました。
恒常的に地域の事を話し合う場をつくるというものでしたが、実際には行政が主導しない限りなかなか機能しませんでした。
大塚駅周辺を考える会や新道路ができる際のまちづくり協議会、などのように特定の課題ごとに地域協議会を実施する方が望ましいのではないか、という方向性が報告されました。

1日目の審議は以上です。
※関係理事者が別の委員会へ答弁のため出席するなどがあり、審議の順番の組み換えがありました。