9/15(火)、豊島区副都心開発調査特別委員会(以下、副都心委員会)、議員協議会が行われました。

副都心委員会<案件>
(1)旧庁舎跡地及び周辺整備について
(2)交通戦略について
(3)木密地域不燃化10年プロジェクトについて
(4)グリーン大通りの活用について

議員協議会
(1)公共施設等総合管理計画(素案)について

◆副都心委員会
(1)旧庁舎跡地及び周辺整備について

・表記地区の計画について、最新の検討状況と事業者と交わす基本協定書案が示されました。
これまで旧庁舎エリアに「7つの劇場」を作る、という構想が発表されていましたが、現在の計画は「8つの劇場」で「国際的な文化にぎわい拠点」を作るとなりました。



・新ホール、新区民センターの整備についての計画が示されました。
新区民センターは、500人規模と160名規模の多目的ホールを2か所、大中小の会議室の整備に加え、「女性にやさしいまちづくり」の一環として女子トイレを多く整備。
トイレには着替えが出来るフィッテングコーナーやパウダーコーナーの設置を計画。
まだ素案が示されたばかりなので、今後精査されていくことになります。

(2)交通戦略について
池袋東口の荷さばき施策実証実験を11/9~20の平日10~19時に行います。
明治通りのバイパスとなる環状5の1号線(東急ハンズの横を通っている道で、新庁舎前などを抜けるように道路整備中)が平成31年度に開通予定です。
この道路が出来た後、池袋東口駅前を通る明治通りのうち、池袋駅前の車両通過をできないようにして旧三越裏通りから東栄会本町通り(明治通り(王子方面)から富士そばを左折しジュンク堂まで抜ける道)を通すようにすることが、新交通戦略の案として出ています。
そのために、路上駐車を減らすための荷さばき場を作ったらどうなるか、を実証実験するものです。

(3)木密地域不燃化10年プロジェクトについて
・まちづくりルール(地区計画等)の素案に対する説明会について、説明会であった意見や回答などが情報共有されました。

・地域の課題やアンケート調査の結果などを踏まえて、特定整備路線沿道まちづくり方針を本年8月に策定しました。

・地区計画等原案について、各地区で説明会を行います。
池袋本町:9/29(火)19~20:30 豊島清掃事務所
長崎:10/1(木)19~20:30 長崎小学校体育館
上池袋:10/2(金)19~20:30 上池袋コミュニティセンター
巣鴨・駒込:10/5(月)19~20:30 朝日小学校図書室
     :10/6(火)19~20:30 駒込小学校児童会室

・今後の予定
H27.10頃 新たな防火規制の施行(池袋本町・上池袋、長崎・千早、巣鴨・駒込)
H27.12頃 都市計画審議会(諮問・付議)
H28.3頃 地区計画等の都市計画決定(池袋本町・上池袋、長崎・千早、巣鴨・駒込)
H28.4頃
 新たな防火規制の施行(南長崎、雑司が谷・南池袋地区)
H28.6頃 建築条例改正(池袋本町・上池袋、長崎・千早、巣鴨・駒込地区)

(4)グリーン大通りの活用について
・5/1~6/28に行った第2回社会実験の報告がありました。
今回はオープンカフェに加え、土日には路上活用イベント(マルシェ)を実施しました。
アンケート調査によると、利用者・出店者ともに継続開催や常設化を望む声が圧倒的に多く挙がっています。
常設化には道路占用許可の特例が必要となるため、国家戦略特区になることが不可欠です(これに関しては国に池袋を加えてもらう必要があります)
実施主体の体制、警察協議、ルールや利用料をどうするか、などの課題もありますが、グリーン大通りの活性化にはとてもよいと取組みだと私は考えております。
課題を乗り越え、活性化につなげて頂きたいです。

◆議員協議会
(1)公共施設等総合管理計画(素案)について

表記の素案が示されました。
公共施設の老朽化に伴い、大規模改修や設備の更新などを順次進めていく必要があります。
しかし、区財政が厳しくなる中で投資的経費に多額の費用を傾け続けることはできません。
区の試算によると、改修経費・更新経費及び施設の運営経費等を現状並(直近10年の平均)にしていこうとする場合、約12%の区施設を削減する必要があるとのこと。
これに伴い作られた行動計画では、具体的に整理する公共施設の案が示されています。
学校跡地では、旧高田小(近隣公園の整備)、旧第十中学校(野外スポーツ施設の整備)など。
区外宿泊施設では、山中湖秀山荘、猪苗代四季の里も大規模改修時期を迎えるにあたって廃止の検討がされています(本計画内に廃止の検討、計画期間は10年なので即ち10年以内)
その他、未利用施設(旧高松第一保育園、保健福祉部分庁舎など)の資産活用の方向性が示されています。

山中湖秀山荘は私が小学生の時にも宿泊した施設で、代々小学校5年生の林間学校の宿泊施設として利用されてきたところです。
(「平成4年に建築された」との表記が資料にあるので、私が宿泊した時の施設は建替え前のもののようです)
これまでの歴史的な経緯もあるので、林間学校の宿泊場所は計画期間内に近隣で是非とも確保をして欲しいものです。
林間学校の宿泊場所については教育委員会が検討を始めているとのことでした。

次回の副都心委員会は、11月12日(木)に行われます。