4/24、「池袋本町電車の見える公園」での高放射線量検出について、対応が図られました。

日本アイソトープ協会による事前調査で直径30cm程度、約10cmの深さを試掘したところ、掘削後の地表の線量値が急速に低減しました(0.06マイクルシーベルト/時まで低減。この値は通常値です)。
このため、掘削した土壌中に放射性物質が存在しているものと考えられます。
現時点(4/24 18:00現在)では放射性物質はラジウムと想定されていますが、特定されておりません(調査中)。

480マイクロシーベルト/時もの線量が1地点で計測されましたが、とりあえず線量は通常値まで下がりました。
当面危機は回避されたものと思われますが、原因が特定されるまでは引き続き対応が必要です。

本日8:30頃より、日本アイソトープ協会による追加調査が行われる予定です。
続報が入りましたらお伝えいたします。

〈時系列経緯〉
4/20(月)午後 広報課へ通報
4/21(火)測定の事前準備作業
・地域性、周辺環境の確認
・公園ができる以前の利用状況の確認
・遊具に関する情報の収集
・測定方法の検討
・基準値を超えた場合の対応手順の検討
・測定機器の使用準備
4/22(水)午後 職員による測定実施。遊具周辺より2.53マイクロシーベルト/時を計測。
(区の除染基準値は0.23マイクロシーベルト/時)
遊具周辺の立ち入り禁止措置を実施
4/23(木)
危機管理対策本部会議の立ち上げ(行政)
夕方、地表より480マイクロシーベルト/時を検出。その後、公園内への立ち入り禁止。
危機管理対策本部会議の実施、プレス発表など。
夜、自民党豊島区議団、小池ゆりこ衆議院議員、堀宏道都議会議員、緊急会議。
4/24(金)
保育園保護者、近隣小中学校・保護者あてのお知らせ文書など情報周知
15:20 日本アイソトープ協会による事前調査

<豊島区発表>4/24
区長コメント 区施設における放射線測定について
プレス発表「池袋本町電車の見える公園の放射線量値が低減しました」
Q&A 区立「池袋本町電車の見える公園」での放射線量検出にかかる健康への影響について

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4/24更新「池袋本町電車の見える公園」での高放射線量検出について(4/23現在の情報)