3月26日(木)、西巣鴨橋架け替え計画説明会が帝京平成大学にて行われました。
入口

西巣鴨橋は、国道254号線(春日通り)と都道の宮仲公園通り(旧ガン研通り)を結ぶ道にあり、JR東日本の山手線、湘南新宿ラインの線路上を通るものです。
豊成小学校の前の道を通る跨道といった方が分かりやすいかもしれません。
西巣鴨橋概要 位置
昭和34年に架設され供用から56年が経過しているコンクリート橋で、自動車交通量は6,033台/日。
豊島区「橋梁の長寿命化修繕計画」に基づき、西巣鴨橋は架け替えをすることが決まっております。
(⇒橋梁の点検結果

架け替え理由は以下の通りで、事後保全型の管理から予防保全型の管理への転換を図っています。
①未バリアフリー化
・歩道部の昇降施設が階段のみのため、車いす利用者等の通行が不可
・アプローチ部は歩道がなく、急な勾配
・車道を通行する歩行者が危険
②耐震性能の不足
③老朽化の進行

架け替え前後の比較。
架け替え計画1

架け替え計画2

勾配が多少緩やかになります。
架け替え計画3

架け替えのイメージ図
架け替えイメージ1

橋の下を潜るトンネルも確保します。
架け替えイメージ2

勾配をなくしてフラットな橋にできるとよいのですが、湘南新宿ラインの地面の高さが少し高くなっているためにフラットにはできません(湘南新宿ラインの地面高さを下げるにはJRの大掛かりな工事が必要となり、現実的ではありません)

工事期間中は歩行者・自転車、自動車は一切通行ができません。
う回路は以下の通りです。

<歩行者・自転車>
工事に伴う規制(歩行者・自転車)

<自動車>
工事に伴う規制(自動車)1

自動車はUターンできるようなスペースを確保します。
工事に伴う規制(自動車)2

スケジュールは以下の通り。
平成27年度中に詳細設計
平成28年度途中に全体工事説明会
平成28年度からJRの工事(平成32年度中に完成予定)
平成29年度から平成32年度末までが豊島区の工事
平成33年度から開通となります。
今後のスケジュール
JRの工事が終電から始発の間しかできないために、工期が長くかかってしまいます。
電車を止めることができず、仮設橋を設置することもできない場所なので、やむを得ません…

今回の説明会は計画についての説明会です。
工事説明会は平成28年度中に改めて行う予定となっております。

長期にわたってご不便をお掛けしますが、耐震性の問題もあるのでご理解をください。