2/5(木)、池袋にて首都直下型地震を想定した東京都・豊島区合同帰宅困難者対策訓練が3年ぶりに行われました。
首都直下型地震で想定される帰宅困難者数は517万人、東日本大震災の際の350万人を大きく上回ります。
行政ばかりではなく、町会や商店会、鉄道事業者や商業施設、宿泊施設などと連携しての実施で、7000人が参加する非常に大規模な訓練です。
雪がチラつくあいにくの天気でしたが、訓練にはちょうどよかったかもしれません。

駅周辺帰宅困難者対策訓練 池袋ショッピングパーク(ISP)
発災直後の状況。非常放送が入りました。
デジタルサイネージ一体型自動販売機からもアラームがあり、情報提供する画面が表示されました。(⇒大日本印刷(DNP)、東京都・豊島区合同帰宅困難者対策訓練にデジタルサイネージで協力


駅周辺帰宅困難者対策訓練 池袋ショッピングパーク(ISP)
ブルーシートなどで座れるところを作っています。


駅構内乗客保護訓練
発災後に情報提供をしてから、駅利用者の誘導を行うところです。


駅構内乗客保護訓練、オレンジロード
池袋駅構内での安全確保する場所は、広くなっている通路にする想定です。


駅周辺帰宅困難者対策訓練、一時滞在施設運営訓練 豊島区民センター


駅周辺帰宅困難者対策訓練、一時滞在施設運営訓練 ホテル第一イン池袋


ホテル第一インの一時滞在施設受付


一時滞在施設の注意事項


駅周辺帰宅困難者対策訓練、一時滞在施設運営訓練
ホテルメトロポリタンの地下に設置された一時滞在施設。


駅周辺帰宅困難者対策訓練、一時滞在施設運営訓練 ホテルメトロポリタン地下。
ホテルの職員の方や地元町会の方も訓練にご参加くださいました。


東口情報提供ステーション
一時滞在施設、被害状況などの情報を集約して提供する拠点です。


東口情報提供ステーション
インターネット回線で通信を行っています。


東口情報提供ステーション


東口情報提供ステーション
新たに入った情報を書き込んでいます。


要配慮者搬送訓練。
埼玉県の帰宅困難者をさいたま新都心までバスで搬送することを想定しています。


バスへ要配慮者を搬送しているところ。


講評の会場


3.11以降の約4年間で、鉄道事業者や宿泊施設、商業施設等との連携は大分深まりました。
ただ、いくら連携の文書などを交わしていても実際に動けるかどうかというのは別の話しですので、このように大きな訓練が行えたことはよかったと思います。
しかし、今回の訓練で浮き彫りとなった課題などもあります。
今後の議会で確認し、防災対策をより充実させていきたいです。