6月25日(水)、平成26年第2回定例会にて一般質問を致しました。
(長いので、2回に分けてご報告いたします。

件名:人格教養教育による公教育の充実と、地域の力を引き出すまちづくり

発言通告:
1.人格教養教育について
2.義務教育課程の補習授業体制について
3.指導者に対する運動指導方法の研修導入について
4.小学校移動教室等について
5.図書館の活用について
6.都電荒川線沿線の緑化について



一般質問に先立ち、日本の抱える教育の問題について、自らの考えを述べましたので、以下に掲載します。

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私は日本が抱える多くの問題の根本には教育の問題があると考えております。
今の日本の状態は「無規範社会」である、と言っても過言ではありません。
「無規範社会」から脱却するために、知識・技術の教育だけではなく、しっかりとした人格形成ができる教育、すなわち人格教養教育と両立する必要があります。

この事は教育基本法第一条「教育の目的」にも示されています。
「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」
これまでも人格の完成を目指す教育の必要性は認識されていたのですが、どのように人格の完成を目指していくのかが明確ではありませんでした。

佐藤一斎の言志四録に
「一燈を提げて暗夜を行く。 暗夜を憂うること勿れ、只一燈を頼め。」
という言葉があります。
人生は先に何が起こるか分からない暗夜を行くようなものです。
その時に自分の信じる「一燈」を頼み、恐れずに前へ進む。
この頼むべき「一燈」こそが、その人の人生の目標であり、信念です。
正しい判断基準を持ち、頼むべき「一燈」を持てるようにすること。
これが教育で果たせれば、自立した社会人を世の中へ送り出せることになるのではないでしょうか。

法の「教育の目的」の達成に向けた教育を展開し、個人としては愉快な人生が送れるように、全体としては立派な人材を輩出していけるようにしていきたいと考えております。
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一般質問の内容については、次の記事に掲載します。

【豊島区議会録画配信】
当日の動画は以下の手順でご覧になれます。
http://113.42.218.61/Toshimaku/index.asp

→中段「録画中継はこちらから」をクリック
→開会日を選択、発言者を選択
→右側の選択欄にチェックを入れる。再生ボタンを押す
→ファイルがダウンロードされますので、ダウンロードの許可をして再生して下さい

※今回は、平成26年_第2回定例会_6月25日(水)_発言者:細川正博議員 です。