4月28日(月)、龍馬プロジェクト全国会のメンバーと靖国神社へ参拝。
サンフランシスコ講和条約で日本が主権を回復した日です。
靖国神社集合写真

その後、靖国会館をお借りして平成26年度の活動計画を掘り下げた打合せ。
統一地方選挙が来年4月にあり、メンバーの多くが改選を迎えます。
地元での活動と、より良い活動をするための視野と人脈を広げること、両方をより高めていかねばなりません。
2日目打合せ

全国会としての活動はここまで。
午後は龍馬プロジェクトの有志で流山市の視察。
流山市は先進的な取組を色々と行っていて視察の申し込みが殺到している自治体です。

移動は手配して頂いたバスにて。
修学旅行みたいです(^_^;)
流山市視察 バス移動

視察項目は3点。
(1)議会改革(広報広聴とICT)の取組みについて
(2)マーケティング戦略について
(3)送迎保育ステーションについて

議会改革については、松野豊市議、加藤啓子市議が担当して下さいました。
少しずつ積み上げてきた議会改革の成果を簡単に取り入れることはできませんが、これまでの経緯の一端を伺い、参考になりました。
議会改革の旗振り役の松野市議は、議会基本条例、流山市民参加条例を作ったが、これはあくまで手段であり目的ではない。なぜやるのか?という問い掛けが重要。
よく「議会改革」という言葉が躍りますが、その中身は何か?なぜやるのか?が大切です。
松野豊流山市議会議員

議会改革という"手段"の中で入った取り組み。
一人一人の賛否を明らかにするための手段として導入されたスマホによる採決システム。
費用を抑えるという現実的な選択から、この方法に至ったそうです。
スマホで採決

龍馬プロジェクトのメンバーで埋まる議場。
このメンバーで議会が構成されていたら面白そうです。
流山市議場

崎田恭平日南市長、藤井浩人美濃加茂市長が視察に同行していたので、神谷会長と共に、視察の合間に井崎義治流山市長と会談。
以前、流山市で行われた木村俊昭先生の講演会で井崎市長と面識があったため、私も同席させていただきました。
井崎市長

2つ目の視察項目、マーケティング戦略について。
任期付の民間の方を採用し、ブランドマーケティングを行っています。
流山市は現在色々な自治体で取り組んでいる、シティプロモーションやマーケティングの走りです。
これが進められたのは、井崎市長がマーケティングに明るいことが大きいです。
シティセールスプラン
・ターゲット層をぶれずに設定。流山市の場合は「DEWKs」(子供がいる共働き世帯)。
・「母になるなら、流山市。父になるなら、流山市。」「都心から一番近い森のまち」というフレーズもターゲット層に沿ったもの。
・その為に待機児童対策にも取り組む。
・HPの整備もこの方向で。
・全部局で同じ目標を持つこと

人口減少が始まっている中、毎年2000人の人口増を果たしている流山市。
その背景には、きちんとしたマーケティング戦略がありました。
非常に参考となる取り組みです。

3つ目の視察項目、送迎保育ステーション。
車を持たない駅近くに住む世帯の増加、これに伴い駅近くの保育所の不足。
待機児の地域偏在が課題となりました。
その対策として、駅前の保育ステーションに通勤時に保護者は預け、保育ステーションから各園に子供を送迎。
帰りは保護者が子供を保育ステーションへ迎えに行く、という仕組みです。
送迎保育ステーション
この仕組みはベッドタウンでは特に有効な施策だと思います。
豊島区の場合はそもそも待機児童が偏在しているという問題ではないので、活かしづらいですが。

新選組の「誠」をあしらったお菓子。
流山市は近藤勇と土方歳三が別れ、近藤勇が捕えられた地である、という縁があるため。
ちなみに近藤勇が斬首された後の首塚は、東京都の板橋駅前にあります。
「誠」のお菓子

実り多き視察となりました。
お忙しい中視察を受け入れて下さった流山市の皆さま、視察の調整をして下さった関係者の皆さま、ありがとうございました!
流山市視察集合写真