10月30日、府中市にある東京都認可放課後等デイサービス施設、スポーツひろば「プレイス」の視察をしました。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-外観

認可放課後等デイサービス施設は、都道府県の認可を受けた療育(障害をもつ子供が社会的に自立することを目的として行われる医療と保育。)施設です(都道府県ごとに定めた一定の要件を満たす必要があります)。
お住まいの市区町村で受給者証を取得した小学生~高校生が対象。
利用料金は児童福祉法に定められた料金で9割が給付対象、すなわち自己負担は1割です。
スポーツひろば「プレイス」は、障碍児専門の運動&学習教室。
療育施設により、音楽、体育、学習などプログラムが異なりますが、中には学習というよりも預かるのがメインになっている施設もあるそうです。

音読の時間。
みんな元気に声を張り上げていました。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-音読2

運動に使うマットの準備は自分たちで行います。
マットだけではなく、勉強机や椅子の用意なども基本的に自分たち。
また、下駄箱の靴を揃える、棚に置く鞄をきちんと入れる、などの整理もきちんと教えます。
そうした秩序だった行為を教えることにより、子供達も落ち着いてくるとのこと。
儒学の「小学」では「灑掃(さいそう_拭き掃除)、応対、進退」をまず教えますが、プレイスでの教えもこれに通じるものがあります。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-マット準備2

マット運動。日課に位置づけられています。
みんな果敢にチャレンジしていました。
障碍を抱える子には自分の体の感覚がうまくつかめない子がいるのですが、トレーニングをすればある程度できるようになるそうです。
保護者から外で転んで怪我をすることが少なくなったという声も上がっているとのこと、効果が上がっている証拠ですね。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-運動2

この日の運動の時間はダンスでした。
振付を先生に教えてもらい、音楽に合わせて体を目いっぱい動かしていました。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-ダンス2

しつけ、勉強、運動を通じて、できる限り子供達を自立させていこうというプレイスの取組みには共感を覚えます。
視察をして一番印象に残ったのは、何より子供達の表情が生き生きとしていたことです。
子供にとってよい施設かどうかは一目瞭然というくらい。

運動を中心とした療育施設は少ないために問い合わせが多く、大田区から通っている子もいるとのこと。
プレイスのカリキュラムでは勉強も運動も行うので毎日だと子供が疲れるため、週に1~2回通う子が多いようです。

豊島区の子が通いやすい範囲で開所してくれるとよいなと思います。
具体的に私や行政側がサポートできる内容もヒアリングできたので、アクションを起こしてみます。

一番左が、運営する㈱ボディアシストの社長の内ヶ島武志さん、真ん中がプレイスの管理責任者である森田博文さん。
私も181cm、8〇kgの巨漢なのですが、このお二人と並ぶと心なしか小さく見えます…
$豊島区議会議員 細川正博のブログ-集合

視察を受け入れて下さったプレイスの皆さま、セッティングをして下さったウィンゲートの遠山健太さん、ありがとうございました!