5/16(木)、関東若手市議会議員の会の研修会に参加しました。

「新地方公会計の現状と課題」~議会審議に役立つ公会計情報の活用とは~
講師は、日本公認会計士協会の川口雅也氏。
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第1部は、地方公会計の基礎、基本的な考え方、新地方会計の決算書の読み方など。
第2部は、どのように財務分析をしていくのかという具体例を教えて頂きました。

今までの会計の問題点は、減価償却の考え方がない現金主義のみだったこと。
そのため、インフラが老朽化してきたときの再構築に苦慮することになっています。
新地方公会計にも問題があり、総務省から「基準モデル」と「総務省方式改定モデル」、東京都、大阪府などの独自方式など、いくつかの方法が取られています。
それぞれ資産計上の考え方などが異なるため、方式が違うと横並び比較がやりづらいということに…将来的は一本化をやらなければならないでしょう。
ちなみに豊島区は「総務省方式改定モデル」に基づいています。

以前も財務諸表の勉強会に参加しましたが、今回は地方公会計に絞っていて分かりやすかったです。
今後の議会質問の際に、今回得た視点を加えていく所存です。

※関東若手市議会議員の会について
関東若手市議会議員の会とは、1都7県の若手市議、区議の超党派の集まりです。
全国若手市議会議員の会という全国組織の支部。
会員資格は「35歳以下で初当選した45歳未満の市議会議員」です。
年齢のみで区切っていて、その他の縛りはありません。

会場は、文京シビックセンター。
スカイツリーがよく見えました。
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