本日で東日本大震災からちょうど2年となります。
改めまして、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。
なかなか進まない被災地の復興に胸を痛めながら、政権交代で大きく復興へ向かってくれることを願うところでもあります。

東日本大震災では、謙譲の美徳など我々日本人が本来持っていた価値観の大切さを改めて認識させられました。
海外からも称賛された日本人の素晴らしさを示してくださった東北の方々の振る舞いを、我々は誇りに思いました。
この時感じた思いを、我々日本人は決して忘れてはいけません。

現在行われている野球の国際大会であるWBC(ワールドベースボールクラシック)で、日本代表と台湾代表と対戦し、一歩も譲らない死闘を繰り広げました。
試合内容もさることながら、お互いの健闘を讃えあう両代表や観客の姿に感動を覚えたのは、私一人ではないと思います。
我々は台湾の方々が東日本大震災で苦境に立っていた日本に対して、大きな支援をして下さったことを忘れてはなりません。
そして、お互いに相手へ敬意を払い、相手に対して自己の最善を尽くしきること。
それができれば感謝の人間関係となること、これが個人だけではなく国レベルでも実際にあること、これは非常に素晴らしいことです。

「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」です。
周囲に対する感謝の気持ちを持つことの大切さをかみしめ、私たちの日常が「当たり前」ではなく、実は「ありがたい」こと。
東日本大震災で犠牲になった方々や、今も避難生活を余儀なくされている方々へ思いをはせつつ、こういったことを改めて考える一日としたいです。