11/27(火)、教育共創研究所主催のセミナー「イノベーション人材を育てる「科学技術教育(STEM教育)」の世界最新動向」に参加しました。

STEMとは、Science, Technology, Engineering, Mathematicsのことで(最近ではArtsを加えて、STEAMとも)で、従来の科学技術教育、理数教育を統合・体系化したもの。
アメリカのオバマ政権ではSTEM教育の振興を優先課題の一つに掲げている他、EUやアジア諸国においても、初等中等段階からの取り組みが進められています。

世界で求められている人材像
・Creative thinkers
・Innovators
・Practical problem solwers
・Designers rather than workers
・Collaborative minds
そして学び続ける人(Lifelong learners)

以前取り上げた21世紀型スキルがこれに当たるものです(千川中学校視察一般質問

石原先生は、インド、シンガポールなどでSTEM教育を実践されている方で、各国の取組事例を具体的にご紹介くださいました。

レゴブロックを活用した、レゴマインドストーム。
First LEGO Leagueの紹介(レゴブロックをロボットのように動かして行う競技。世界で20万人の子が参加、世界大会もある)
狙いは、遊びの延長でモノづくりをしながら学ばせる、チームでのコラボレーションを体感させるなど。

フリーソフトの「Mitaka Plus」「Scratch」の活用など、その他の事例も数多くご紹介いただきました。

日本での導入については、
日本でのSTEM教育の導入を試みたが、現実にはハードルが高かったとのこと。
先生も生徒もやる時間がなかなか確保できない問題。
この教育は面白いが、やるほうは準備などが大変。
学習指導要領の中でどこに位置づけるかということもある。
私学なら学校授業の中で導入できるのではないか。
また、アフタースクールでやる分には問題はないので、その方が現実的ではないか。

とのご意見でした。
まずはアフタースクールで実績を作り、学校へ広げていくのがよさそうです。

感想は、とにかく楽しそう。こんな授業を受けたかったなと思わせられます。
実現方法を考えていきたいです!