10/14(日)早朝から、平成24年度総合防災訓練(全職場訓練)が行われました。

災害対策本部は、生活産業プラザの地下1Fです。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-災害対策本部入口

区長、副区長、教育長、各部長が全員参加。
その他、各部署の管理職を始め、職員も多数参加しての訓練でした。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-区長、副区長

スクリーンには、現場からの動画や、各部署からの報告などが映し出されます。
現場からの動画は、i-PADを利用して本部へ配信。
動画の画質はイマイチでしたが、現場の様子が災害対策本部で分かるだけでも大きな情報です。
(通信環境が生きている前提ではありますが…)
豊島区議会議員 細川正博のブログ-災害対策本部の様子
JR、私鉄各社、西武デパート、東武デパートなどとも連携を取り、池袋駅に現地連絡調整所を設置するなどの訓練も。
東日本大震災の前からこのような枠組みはありましたが、実際に大震災が起きてみると、殆ど機能しなかったという苦い経験があります。
その反省を踏まえ、各社とより緊密な連携を取れる体制を築いています。

出先機関等から報告があった火災情報などを一目で分かるように地図へプロット。
できるだけの情報を災害対策本部へ集約しますが、刻一刻と変わる状況に本部だけで迅速に対応するのは不可能。
実際に被災した場合には、現場での判断も欠かせない要素となるでしょう。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-地図

救援センターとなっている明豊中学校、南池袋小学校で、防災訓練が行われました。
実践的な訓練として、災害対策本部との通信訓練も実施。

南池袋小学校。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-南池袋小学校

消火訓練。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-訓練の様子

白い小箱運動のブース。
白い小箱運動とは、日本非常食推進機構が進めている運動です。
日本非常食推進機構のHP
災害時に備えた非常食や水などが入った小箱を各家に配備、その地区が被災した際には非常用の物資となります。
また、周辺地区が被災した場合には、白い小箱を回収して被災地へ救援物資として送ることができます(箱ごとに個別包装されているので、被災地での配布が容易)
現在は三重県を中心に展開している動きですが、今後は東京でも広まるかもしれません。
詳細は機構のHPをご覧ください。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-白い小箱運動

マニュアルを作るだけではなく実践的な訓練が出来、今回の総合防災訓練は大きな成果があったと思います。
機器の配備数、参集職員や被害状況の報告方法、他の区との連携方法等、新たに見つかった課題もあるので、訓練の成果として改善に繋げて頂きたいです。

豊島区は、総務省から「情報伝達多様化実証実験」のモデル自治体に選定されました。(→報道
11/20には、その為の訓練が総務省と連携して行われます。
今回の成果を活かし、有事に備えて頂きたいと思います。