24陳情第14号として、「豊島区議会議員が係るルール違反に関する陳情」が議会運営委員会へ付託されております→区議会HP

10月3日の議会運営委員会で審議をされる予定でしたが、内容の審議に入る前段階でストップしています。
豊島区議会では、幅広く陳情を受付けるため、区議会事務局へ直接持ち込む方法の他、郵送でも受付しております→区議会HP「請願・陳情の手続き」
陳情受付後、受理票を陳情者へ発行し、郵送での受付の場合は郵送にて受理票を送ります。
この受理票が「宛先不明」で届かなかったために、審議すべきかどうか議論となっております。

今回の陳情は、形式的には問題がなかったために、既に受理され委員会へ付託までされております。
しかし、受理票が「宛先不明」で届かなかったということは、区議会事務局によると前代未聞の事態とのこと。
事務局としては形式が整っていれば内容の審議に移るのは問題ないという見解。
しかし、実在するかどうか分からない陳情者の出してきた案件に対して議会が動くというのはいかがなものか、という意見が出ています。
陳情の今後のルールに関しては整備する必要があるのは当然としても、今回の案件をどうするのかについて、各会派で意見が分かれております。

陳情内容には、かなり個人的な見解が含まれていると思われますし、議会として襟を正さねばならないような指摘もあります(審議中の案件なので、これ以上の個人的な見解は控えます)。

議会には捜査権がないので、議員個人の考えを糺す以上のことはできません。
それより先は議員個人のモラルの問題とならざるをえません…。

10/10に行われる次回の議会運営委員会にて、取り扱いについて審議される予定です。
またご報告いたします。

【陳情文】(原文ママ)
私は、名古屋市出身で現在、政経学部の学生をしています。河村市長の市議会リコール運動を手伝い、選挙では減税日本の候補に投票しました。しかし、私が投票した減税議員が交通事故を起こして、あて逃げをしたり、市議会の公務での旅行に女性を同伴したり、でたらめなことをやっていて、幻滅し、怒っています。選挙のときは「市民のために働く」と言いながら、当選したら、自ら社会のルールを守らないで開き直り議員辞職をしない。選挙民を欺く行為は許されず、こんな人間は最低で、直ちに議員を辞めるべきです。
8月下旬のマスコミ報道では、豊島区の減税公認区議が巨額の税金を滞納していた記事も明らかになっています。とんでもないことです。国民の義務である税金を払わないルール違反の議員は辞めるべきです。この議員の謝罪と真相の公表を望みます。
 さらに、私がアルバイトをしている豊島区内のお店のマスターから、合コンのチラシに区議会議員が写真入りの宣伝をしていることが問題になったと聞きました。そういえば、私のバイト先の店で合コンが開かれましたが、うちわがあったのを思い出しました。うちわに政治家の名前を入れて宣伝することは公職選挙法に抵触しているとのことで明らかにルール違反です。東京都の選管に確認してもその通りの答えでした。そしてこの議員がグループを結成しており、事件が明らかになってもそのグループは「事件になっていないので問題ない」「豊島区選管の見解は、元区議会議員が出しているもので、公平性に欠いている」と驚くべき発言をして、グループみんなで開き直っていたそうです。常識・見識を疑います。
 驚いたことに、この議員は、昨年の選挙時にも、有権者に対してやってはいけない飲み食いの接待をやって、投票を依頼して、家族が逮捕された記事がインターネットニュースに出ていました。この議員は未だに辞職していません。もし本人が反省しているのなら、選挙民に反省と謝罪をすべきであり、そのグループも何らかの責任を明らかにすべきです。2つの事件について、何らけじめをつけることのできない豊島区議会の責任も重大です。よって、下記事項について陳情します。


1 豊島区議会として、合コンうちわ事件と脱税事件の真相を明らかにし、改めて選挙民に謝罪し、区議会議員としてのルール遵守の姿勢を明らかにすること。

※「合コン」となっているのは「サク飲みフェスティバル」の誤りであろうとの指摘が委員からありました。
同様に、「チラシ」は「うちわ」であろうと思われます。