9月26日(水)、平成24年第3回定例会にて一般質問をいたしました。
(長いので、2回に分けてご報告いたします)

今回は、教育と防災について、一般質問。

「未来につなぐ教育と防災について」
発言通告
1.教育について
(1)国際教養と21世紀型スキルについて
(2)ICT教育について
(3)豊島ミニマムについて
(4)図書館の活用について

2.防災について
(1)災害時の自衛隊との連携について
(2)防災アプリについて
(3)南大塚一丁目の地域集合場所について

一般質問に先立ち、日本の抱える問題について、自らの考えを述べました(以下趣旨を要約)。
・日本が抱える多くの問題の根本には教育の問題があると考えていること。
今の日本の状態は「無規範社会」である、と言っても過言ではありません。
 規範とは適切な判断に不可欠な基準。一人一人が違うものさしを持っていては社会の秩序が保たれない、人間としての規範が社会的に共有されていなければならない。
 この「無規範社会」から脱却するために、知識偏重の教育ではなく、しっかりとした人格形成ができる教育と両立する必要がある。

・「いじめ」はどこの学校にも「いじめ」はあり得るという認識が不可欠。
 「なぜいじめをするのがいけないのか?」という根源的な問題に踏み込まずに対処療法だけを施しても問題はいつまでも解決しない。
 権利や人権を持ち出すまでもなく、人間関係の重視、他人のことも慮ること、相手に寄り添う気持ち、などが大切。
 東洋思想家の田口佳史先生は、「大學」の冒頭にある「明徳を明らかにする」の解説で、
「この世は「自己と他者」からできており、自己は一人で他者はその他全員。人間は自己を優先しがちだが、それが過ぎると「利己主義」に陥り、他者に最も嫌われる人間になって孤立する。
 逆に「他者優先」で「自己の最善を他者に尽くしきること」を実践すれば「感謝の人間関係」を築くことができる。」と説く。
 表面的ないじめの事象への対処療法ではなく、根源的な問いに答えていくことが、本当の意味での人権教育に繋がると考えている。
 教育関係部門や学校関係者の皆様には、問題を認識した時の適切な対応と、中長期的な規範の教育の両方に、これまで以上に注力していただきたい。

中身については、次の記事に掲載します。