9/19(水)、大塚駅周辺を考える会に出席しました。
会場はリニューアルされた南大塚地域文化創造館の第4会議室。

今回もテーマは、大塚駅南口広場整備計画(案)について。
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いよいよ会として行政へ議論の結果を要望としてまとめる段階となりました。

○要望事項は以下の内容です。
【空間構成】
・自由通路から天祖神社参道に続く歩行者動線(南北軸)を確保する。
・広場の東西を結ぶ歩行者動線(東西軸)を確保する。
・主要動線以外は、誰もが憩える広場空間(滞留空間)とする。
・不要な段差のないバリアフリー環境を実現する。

【みどり】
・地元(大塚駅周辺を考える会他)で管理し、育成することができる緑地帯を設ける。
・滞留空間には、高木を植栽する。(地元で日常管理を実施することを前提に桜の植樹を要望)
・「階段・スロープ2」沿いの植栽帯には、都電沿いに続くバラと天祖神社の石碑を配置する。

【設備】
・主要な動線では適切な明るさを確保し、それ以外は落ち着きのある照明計画とする。
・地元(大塚駅周辺を考える会他)で活用可能な、水、電気を確保する。
・地元(大塚駅周辺を考える会他)で活用可能な、収納空間を確保する。
・周囲に迷惑をかけない喫煙所の設置方法を検討する。

【その他】
・周囲の街並みに調和した、落ち着きのある素材・色彩(茶系)とする。
・広場内空間(都電内側)では、自転車走行を禁止する。

平面配置図(案)
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○その他報告事項
・都電の乗り換え通路に雨よけを設置
・ベンチ等の設置を検討(路上生活者が滞留するような状態にならない形状のもの)

○今後の検討課題
▼地元での日常管理を前提として進んでいるが、実際の地元での作業を誰がどのように進めていくか。
→地元に関わる人達が広場の管理に携わることが重要、苗木から育てた高木(桜を想定)には愛着も湧くだろう。単に委託をすればよいという考えではなく、地元でどのように関わるか、といった観点で模索していく方向です。
しかしながら桜は管理が大変なので、簡単な話ではないです。手間が掛かるようになるのは植えてから数年後。駅前広場が完成する平成27年度までの期間と合わせれば少し時間があるようにも思いますが、管理のことはなるべく早く目鼻を付けておく必要があるでしょう。

▼都電の線路の外側をどうするのか?
→場所は、都電がカーブしている辺り(三菱東京UFJ銀行前)です。
樹木を3本程度植える青写真があるようですが、まだこれからの話です。

▼大塚駅北口駅前広場整備に関する検討状況
→こちらもまだ地元の町会長等が加わって話をしている最中です。
北口の整備に関しては南口が終わってからになるので、平成27年度以降となります。
基本的な方向性は、
・ロータリーを縮小
・歩行者空間の拡大
・公衆トイレの撤去(移設するかは検討中。少なくとも現在の場所からはなくなる)
・あおい書店側の車両の線路横断はできないようにする
・都電との乗り換え通路はJR大塚駅と接続(屋根を掛けて雨の時も濡れないようにする)
などです。

南口駅前広場のイメージも大分固まってきました。
地元からの要望は今後行政で検討し、議会でも議論されることになります。
ここまで大きな開発はなかなかありませんので、できるだけよいものにしたいですね!

また何か新しい情報があれば、随時ご報告させていただきます。