9/3~6まで、自民党豊島区議団の会派視察に行っております。
秋田県、青森県が視察先。
教育やエネルギー政策、セーフコミュニティについてなどが視察目的です。

まずは能代市立第四小学校の視察でした。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-第四小学校

秋田県能代市と豊島区は、昨年教育連携都市の関係になりました。
その時の能代市側の担当課長だったのが、第四小学校の現校長先生です。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-校長先生

秋田県は、全国学力テストにおいて、殆どの科目で一位を取る、いわば“教育県”です。
その秋田県も、昭和31年の全国学力テストでは全国最下位、昭和41年に終了するまで低迷を続けました。
この事の危機感から、教育に力を入れ、復活した全国学力テストでは全国1位に。
この結果には、当の秋田県も驚いたそうです。
その後の検証で、家庭、学校、地域の連携が身を結んだのではないかと分析されています。

木造の校舎(一部RC構造)
豊島区議会議員 細川正博のブログ-木造の校舎

机や椅子も木製です(サイズの調整は下駄をはかせて行います)
豊島区議会議員 細川正博のブログ-机、いす

独自加配で少人数学級を実施(小1~4年、中1。その他の学年も科目によっては少人数)
豊島区議会議員 細川正博のブログ-少人数学級

校内唯一の電子黒板。融通し合って使用しています。
もっと設置したいが予算の問題が…とのこと。
豊島区はこの点、恵まれていますね。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-電子黒板

廊下にあるオープンスペース。
ここを活用した授業も行われています。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-オープンスペース

学校図書館。
司書の資格はないですが、支援員の方を配置。
調べ学習の為に、担任と連携して公立図書館とのパイプ役をやっている。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-学校図書館

昼食には給食を頂きました。
普段から地元素材をできるだけ使用しているとのこと(給食センターで調理)。
この日はたまたまパンでしたが、能代市では週に3.5日は米食です。
このパンもただのパンではなくて米粉パンという徹底ぶり!
もちもちしておいしかったです。
豊島区議会議員 細川正博のブログ-給食

秋田の教育が成果を上げた理由
・家庭学習の習慣がついていること
・家庭で生活リズムを作っていること
・家庭、学校、地域の連携をしていること
・当たり前の事を当たり前として取り組んでいること
・ふるさと教育を積み重ねていること
・PDCAサイクルを確立したこと
など、沢山挙げられます。

一方の課題は、
・少子化が進んでおり、子供の数が益々減少する見込みである
・地元の雇用が限られるため、教育環境がよくても、他地域からの移住者が増えることには繋がっていないこと
・教員の枠が余り空かないので、Uターン、Iターンの受け入れが限られること。

教育で多大な成果を残している秋田県においても、課題は人口と雇用ですね。
教育の取り組みでは参考になるところが沢山ありました。
豊島区での提言にも活かしていきます。