7/16(月)から7/17(火)にかけて行われた首都直下型地震を想定した自衛隊災害訓練(災害時緊急登庁訓練)について、事実と異なる報道がされたため、こちらでご紹介いたします。

産経新聞やインターネットのニュース等で、「自衛隊の訓練に東京特別区23区中6区しか協力しなかった」などの報道がされました。
この協力しなかった区に豊島区も含まれておりました。
しかし、区の担当部署へ確認したところ、このような事実はありませんでした。

以下、区の担当に確認し、7/17に私がFacebookへ投降した内容を転記いたします。
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16日夜に練馬駐屯地から徒歩で自衛隊員2名が豊島区役所付近へ出動(歩行訓練)。
自衛隊員は夜に練馬駐屯地へ車で移動(当初、自衛隊員は車中泊の予定でしたが、先方の都合で変わったようです)。
17日朝に再び豊島区役所付近へ移動し、区の防災担当と連携訓練。
防災課で無線の訓練などをやっています。

区の施設に関しては、歩行訓練中の公園等の位置を共有(公衆トイレの位置)、生活産業プラザ(防災課が入っている施設)のトイレ使用など。
他の区の情報までは把握できておりませんが、豊島区は自衛隊と連携して対応しております(ある政党は自衛隊を区の施設で受け入れるなどとんでもない!という発言をしていますが、無論多数派ではありません)

一部情報で、「豊島区は自衛隊へ協力しなかった」ということが出ておりますが、事実ではありません。
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担当部署には報道機関から誤った情報が出ているので、厳重抗議をするように要請いたしました。

本日付の区のHPに以下の記事が掲載されました→区のHP
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産経新聞「自衛隊防災演習の記事」について

平成24年7月23日付産経新聞朝刊2面の記事及び平成24年7月24日付産経新聞朝刊「産經抄」において、事実に反する記事が掲載されました。これらの記事は、本区への取材内容に基づかない報道が一方的にされたもので、2回に渡り、産経新聞社に厳重に抗議しました。(詳細は、下記リンクをご覧ください)
 これに対し、平成27年7月25日付産経新聞朝刊2面に、「おわび」として上記記事について訂正とお詫びの記事が掲載されました。また、MSN産經ニュースには、「記事のおわびと削除」が公開されました。
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報道機関も誤りを認め、訂正記事がでることになりましたが…
きちんとした裏付けの取材もせずに報道されたこと、大変遺憾です。