7/24(火)は視察2か所と講演会へ参加しました。

視察1か所目は、渋谷区初の認定こども園「西原りとるぱんぷきんず」です。
平成24年開園。
外観は保育園や幼稚園のイメージではなく、おしゃれなマンションのようです。
豊島区議会議員 細川正博のブログ

園の歴史、新園設立までの流れ、保育理念、課題等をお話しいただきました。
豊島区議会議員 細川正博のブログ

西原りとるぱんぷきんずの経営母体は、社会福祉法人清香会
福岡県豊前市が発祥、大正13年から保育園事業を行っている歴史のある法人です。
関東では、横浜りとるぱんぷきんず、中野りとるぱんぷきんず、渋谷りとるぱんぷきんず、中央区立十思保育園(指定管理者)の4園を展開。

・区によっては、職員の年齢構成のみで規制をかけるところがある。若手保育士だからダメだということはない。
横浜で立ち上げの時に18名の保育士のうち11名が新卒採用だったが、すぐに港北区で保護者の満足度が最も高い園となった実績もある。人材育成をいかにするかが大事。
・今のところ確保は出来ているが、保育士の確保は課題。保育士の資格を持っているが、自分自身が子育て中で離職している人の活用ができるとよい。例えば、その園で働く人の子は優先して当該園へ入園できるようにするなど(職場内保育所と同じ効果。現状は園ではなく行政が入園する子を決めるためにできない)
・その他、保育園と幼稚園の保険の問題、補助金の問題などもお話しいただきました。

園内施設も見学させていただきました(写真はNG)
発達段階に合わせて保育室を変えていました。
0歳児と1歳児が同じ部屋、2歳児の部屋、3歳児~5歳児の部屋。
0歳児を単独の部屋にしているのはよく見ますが、2歳児を単独の部屋というのは初めて見ました。
0歳児は色々な人と接する方がよい時期なので、1歳児と同じ方がよい。
2歳児は発達の要で、大人との関わりが大切。
3歳児以上は社会性が身についてくるので同じ部屋でよい。

何よりも印象に残ったのは、大江恵子園長の
「園児を卒園させて終わりではない。20年後に社会で貢献できる人になっているかがゴールだと思っている」
とのお言葉。
近視眼的な教育ではなく、将来に渡る人間としての基盤づくりという重要な役割を担っているという気概が感じられました。

豊島区議会議員 細川正博のブログ

視察を受け入れて下さった「西原りとるぱんぷきんず」の大江園長以下、職員の方々、ありがとうございました。

別の視察と講演会は別途ご報告いたします。