今回の日帰りボランティア報告の最終回です。

炊き出しボランティア終了後、近所の避難所へ伺いました。

石巻市立鹿妻小学校
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校門の前にて。
急きょ訪問が決まったのですが、噂を聞きつけた城咲仁さんのファンの方々が近所から集まって下さいました。
集まった方々は明るく振舞っていらっしゃいましたが、全員被災された方々とのこと…。
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鹿妻小学校の体育館が避難所となっております。
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床は断熱材等が敷かれており、段ボールで仕切りが作られていました。
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ピーク時にはこの体育館に1700~1800名の方々が避難されていたとのこと。
今は170名程度で、ピーク時の10分の1程度です。
仮設住宅に入った方、1階部分は被災したが2階は住居として住める方、などが避難所から退去されたそうです。

避難所生活で足りないものを何人かの方に伺いました。
「食糧、水から紙おむつなど含めて物資は十分にある。ピーク時よりも避難所の人数が減っているので、余らさないように分配するのが大変な位。むしろ心の繋がり、心のケアが足りていないと思う」
「食糧など生きるための物資はあるが、例えばハエタタキなどプラスアルファの物資が足りていない」
「住居が欲しい。仮設住宅を希望しているがなかなか当たらない」
などのご意見でした。
総じて救援物資を強く求めるようなお声は、この避難所ではなかったです。
震災後100日を過ぎ、まずは生存をすること、から次のステージに入っているのだと思います。

豊島区は人口密度が日本一の超過密都市です。
その上、東北の各市町村と比べて圧倒的に学校施設等の面積が狭い。
区内だけでの対応には限界があるので、普段からの防災協定都市などとの連携が大事になるでしょう。

今回のボランティアは、私にとって貴重な経験となりました。
少しでもお役にたてるよう、また現地入りをするつもりです。