東京の金町浄水場の水から、乳児の飲用に関する暫定的な指標値を超える放射性ヨウ素が検出されたことを受け、東京都は関係区市に対して乳児による水道水の摂取を控えるように呼びかけております。
◎報道発表資料
厚生労働省発表
東京都水道局発表
豊島区ホームページ
▼指標値(放射性ヨウ素)
乳児の飲用に関する暫定的な指標値:100Bq/キログラム(ベクレル/キログラム)
原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値:300Bq/キログラム
▼測定結果(放射性ヨウ素)
3/22 9時採水の測定結果(地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター)
金町浄水場:210Bq/キログラム
朝霞浄水場:不検出(不検出→20Bq/キログラム未満)
小作浄水場:32Bq/キログラム
▼乳児による水道水の摂取を控えた方がよい地区
23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市
対象地区の乳児のいる家庭へ飲料水(ペットボトル)の提供をする対応が東京都で取られます
→東京都発表資料
首都大学東京・大谷浩樹准教授の解説の記事があります→解説記事
念のために控えましょう、ということのようです。
産経新聞の記事には、「成人が放射性ヨウ素1キロ当たり100ベクレルの水を1年間毎日1リットル飲んでも、甲状腺がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない」とあります。
◎Q&A、注意点などの抜粋
産経新聞
毎日新聞
▼粉ミルクをミネラルウォーターで作ってよいのか?
粉ミルクをミネラルウォーターで調乳するのはやめた方がよい→記事
粉ミルクはミネラル量を含めて作られているので、普通の水で作った方がよいです。
ミネラル分が多い硬水だと下痢になるとも→記事
使用するなら軟水ですね。
▼煮沸したら放射性物質は飛ぶのか?
ヨウ素の沸点は約184度。100度近くにまで温度が上がると多少は飛びやすくなる。セシウムの沸点は600度以上。水を沸騰させても意味はない→記事
とはいえ沸点まで達していないので、煮沸をして放射性ヨウ素が除去できるとはいえないです。
豊島区のホームページでは「煮沸では除去できない」と言い切っております→記事
▼浄水器を使えば放射性物質は除去できる?
一定の効果はあるとする記事とほぼ期待できないとしている記事があります。
産経新聞の記事の書き方も前提条件付きの"一定の効果"という表現ですし、効果は過信出来ないでしょう。
▼なぜ1歳未満の乳児の暫定値が厳しいのか?
ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺の発達が盛んな時期に放射性ヨウ素を大量に取り込むと発がんリスクが高まると考えられているため。
また、妊婦には特に制限はないです。→記事
ヨウ素は大人の場合、90%が排出されるので母乳へ与える影響は少ない→記事
▼風呂、歯磨きなど生活用水への影響は?
私が調べた限り、微量なので特に影響はないとのことです。
22日の数値で乳児に関する指標は2倍を超え、23日9時の速報値でも190Bq/キログラムを検出とのこと。
直ちに影響が出る数値ではないということですが、やはり指標を超える数値が出れば不安になるのが一般市民の感覚だと思います。
個人的な対応ですが、我が家には子どもが3人おります。8歳と6歳の息子、1歳4か月の娘です。
もう乳児ではありませんので、東京都からの飲料水の提供は受けられません。
我が家には非常用の備蓄の水が2リットルと、お茶が少しあるので、当面はこれを子ども達の飲料水等にあてようと思います(娘向けに手厚く。。。)
大人に関しては、今回の数値でも暫定値を超えていないので、通常通りの生活にするつもりです。
既に近所のスーパーなどでは飲料水など売り切れが続出しております。
子どもの事を思えば無理もないですが、せめて大人の分は通常通りに対応して頂きたいなと。
既に何度も各方面から呼び掛けされていることですが、必要以上の買い占めは本当に必要な人へ行き渡らなくなる原因となります。
雨でたまたま集積してしまった数値だという見方もあるようです。
また、飲み続けなければ問題ない数値とのこと。
短期間で収束するとよいのですが、まだ分からないですね。
続報を待ちたいと思います。
◎報道発表資料
厚生労働省発表
東京都水道局発表
豊島区ホームページ
▼指標値(放射性ヨウ素)
乳児の飲用に関する暫定的な指標値:100Bq/キログラム(ベクレル/キログラム)
原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値:300Bq/キログラム
▼測定結果(放射性ヨウ素)
3/22 9時採水の測定結果(地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター)
金町浄水場:210Bq/キログラム
朝霞浄水場:不検出(不検出→20Bq/キログラム未満)
小作浄水場:32Bq/キログラム
▼乳児による水道水の摂取を控えた方がよい地区
23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市
対象地区の乳児のいる家庭へ飲料水(ペットボトル)の提供をする対応が東京都で取られます
→東京都発表資料
首都大学東京・大谷浩樹准教授の解説の記事があります→解説記事
念のために控えましょう、ということのようです。
産経新聞の記事には、「成人が放射性ヨウ素1キロ当たり100ベクレルの水を1年間毎日1リットル飲んでも、甲状腺がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない」とあります。
◎Q&A、注意点などの抜粋
産経新聞
毎日新聞
▼粉ミルクをミネラルウォーターで作ってよいのか?
粉ミルクをミネラルウォーターで調乳するのはやめた方がよい→記事
粉ミルクはミネラル量を含めて作られているので、普通の水で作った方がよいです。
ミネラル分が多い硬水だと下痢になるとも→記事
使用するなら軟水ですね。
▼煮沸したら放射性物質は飛ぶのか?
ヨウ素の沸点は約184度。100度近くにまで温度が上がると多少は飛びやすくなる。セシウムの沸点は600度以上。水を沸騰させても意味はない→記事
とはいえ沸点まで達していないので、煮沸をして放射性ヨウ素が除去できるとはいえないです。
豊島区のホームページでは「煮沸では除去できない」と言い切っております→記事
▼浄水器を使えば放射性物質は除去できる?
一定の効果はあるとする記事とほぼ期待できないとしている記事があります。
産経新聞の記事の書き方も前提条件付きの"一定の効果"という表現ですし、効果は過信出来ないでしょう。
▼なぜ1歳未満の乳児の暫定値が厳しいのか?
ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺の発達が盛んな時期に放射性ヨウ素を大量に取り込むと発がんリスクが高まると考えられているため。
また、妊婦には特に制限はないです。→記事
ヨウ素は大人の場合、90%が排出されるので母乳へ与える影響は少ない→記事
▼風呂、歯磨きなど生活用水への影響は?
私が調べた限り、微量なので特に影響はないとのことです。
22日の数値で乳児に関する指標は2倍を超え、23日9時の速報値でも190Bq/キログラムを検出とのこと。
直ちに影響が出る数値ではないということですが、やはり指標を超える数値が出れば不安になるのが一般市民の感覚だと思います。
個人的な対応ですが、我が家には子どもが3人おります。8歳と6歳の息子、1歳4か月の娘です。
もう乳児ではありませんので、東京都からの飲料水の提供は受けられません。
我が家には非常用の備蓄の水が2リットルと、お茶が少しあるので、当面はこれを子ども達の飲料水等にあてようと思います(娘向けに手厚く。。。)
大人に関しては、今回の数値でも暫定値を超えていないので、通常通りの生活にするつもりです。
既に近所のスーパーなどでは飲料水など売り切れが続出しております。
子どもの事を思えば無理もないですが、せめて大人の分は通常通りに対応して頂きたいなと。
既に何度も各方面から呼び掛けされていることですが、必要以上の買い占めは本当に必要な人へ行き渡らなくなる原因となります。
雨でたまたま集積してしまった数値だという見方もあるようです。
また、飲み続けなければ問題ない数値とのこと。
短期間で収束するとよいのですが、まだ分からないですね。
続報を待ちたいと思います。