さて、吹田市JC主催の"エコヂエ大賞"の内容についてです。
環境に関する生活の知恵を募集し、一次審査を通った作品に
関して審査するイベントです。
一次審査を勝ち抜いたのは以下の"エコヂエ"でした。
(1)土に還る食材
(2)シャツになったペットボトル
(3)おひさまの熱をつかおう
(4)エコエコとコエコエすれど、守られず

全て地元の大阪芸術大学の学生が映像化をしてくれてました。
(4)はダジャレです…言うだけで実行しないのはダメよということ。

大賞に輝いたのは(1)の"エコヂエ"
お菓子とかについている乾燥剤(シリカゲル)を
土に混ぜると肥料になる、という情報を上手に入れているのが
決め手となりました。

上記4作品は全て吹田市のケーブルテレビにて1ヶ月間、
頻繁にCMとして流れるとのこと。
吹田市民は要チェックです!

特別講演では、元環境大臣の小池百合子先生が、
「日本と地球の守り方」と題してお話をされました。
小池先生のご講演は何度も拝聴しておりますが、
ウィットも聞いていて本当に面白い!

環境大臣時代に小池先生はクールビズを導入されたことで有名です。

大義:地球温暖化防止
どう広めるのか?⇒共感を得ること
共感とは?⇒エコ、ラク、かっこいい、涼しい…など。
その第一歩としてクールビズを進めた。
クールビズがなぜ第一歩か?⇒ファッションという身近な分野だから。
ここから、車、家に波及し、家電、街、国、地球への拡がる。

意識改革しないと何も変わらない。
その手段としてのクールビズだったと。
始めは環境省内で始め、経団連の奥田会長等を口説いて
愛知万博へクールビズで登場するなどの宣伝。
また、普及段階では企業にもメリットを与えるようにした。
表彰する、減税を導入するなど。

企業のTOPや役所がやらないと下はついてこないという心理、
理念だけで利がないと動かない(動けない)企業の心理、
こういったものを巧みについております。

このような導入者側の意図を伺うと、クールビズって凄いなと思いました。
この大きな視点を自分も持てるようにしなければ…

「石油を使わない」
これは日本の安全保障の観点から考えねばならない。
日本は資源を止められたために戦争へ踏み切った過去を忘れてはならない。
エネルギーの安全保障、こうした先を見た発想を持たねばならないですね!

この日はちょうど淀川の花火大会の日。
住まいがある南方は淀川まで歩いてすぐなので、
見物客でごった返しておりました。
エコヂエ大賞が夕方から夜の時間帯で花火大会と被っていたため、
花火は見られないなとあきらめておったのですが、
南方の駅に戻ったらまだ花火の音がする!
ということで人混みのなか、淀川の土手まで移動いたしました。
上空には余り風がなかったのか、煙でやや見えづらかったですが、
それでもキレイでした!

花火も堪能でき、素晴らしい一日となりました!