みなさんこんにちはうさぎのぬいぐるみ

大阪市で音楽教室を開室しているフルート講師の細田恭子です


今回、教室のホームページをリニューアルしたのでそれを機に、ブログを再開させていただきましたにっこり


私は文章を書くことが好きなので、私や教室について知っていただくのにはブログが一番いいのかなと思っています。これから教室に関することやフルートについて、またこれまでの生徒指導や子育ての経験も含めて、興味を持っていただけるような記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします花


実は昨年度、私の教室に受験生が5人もいました東京藝術大学を受験する生徒が1人、高校の強豪吹奏楽部を受験する生徒が2人、そして一般の中学受験生1人と大学受験生(娘)が1人です。そして嬉しいことに今はそれぞれが第一志望の学校で新生活を送っています


この中で、最も深く寄り添ってきたのは藝大受験生と私の娘の2人です。


まずはじめに、藝大受験生にまつわるお話を綴っていきたいと思いますにっこり


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[藝大合格① ]〜東京藝術大学と受験について〜


東京藝術大学は旧制東京音楽学校と旧制東京美術大学が統合して設立された国立の総合芸術大学です。日本最高峰の環境と教育がある音楽学校で、私のように音楽を志す者は誰もが一度は憧れる学校です。東京の上野公園のそばにあります


私の専門でもあるフルート科で藝大に入学するためには、とても多くの試験を受ける必要があります。

まずは1月半ばに実施される国語と英語の共通テストを受験しなければいけません。今年はどちらの科目も難化したので若干最低点は下がったようですが、一般的に5割ほどは必要だと言われています。


1次試験では全スケール(長調および旋律的短音階)と予選曲を4曲、2次では現代曲と伴奏付きの予選曲を2曲、3次では副科ピアノと視唱、聴音、楽典の試験があって、それぞれで決められた以上の点をとることが必須となります。


藝大の1次試験は一般の国公立前期2次試験よりもあとに始まります。普通の大学であれば丸1日からどんなに長くても3日で試験は終わりますが、藝大の試験は約2週間かけて試験と合格発表を繰り返します。


試験科目の数、試験曲の数、試験曲の難易度、試験期間のモチベーションの維持など、どれをとっても受験生にとって大変厳しいものです。最難関の音楽学校です。


合格発表は他の国公立大学と同じように大学のホームページ上に掲載されます。(今年は藝大のサーバーがダウンしたため、急遽Twitterで合格者の番号が見られるようになっていました驚き


今年度フルート科の最終合格者は6人、関西からは私の生徒さんが合格をいただくことができました



生徒さんにいただいたお菓子。もったいなくて食べられませんほんわか


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[小話❶]東京藝術大学と東京大学はどちらが入るのが難しいの?


昔からこの手の話題が出ますよね立ち上がる今回、生徒と娘の受験を経て、おそらく人よりは事情が分かるかなと思うのでお答えすると、結論から言ってやっぱり比較することはできません学部や学科によっても合格率が全然違うという理由もあります。


ただ単純に人数で比べると、東大理科一類は1,150人、理科二類で553人の合格者が出ていますので、藝大の方が難しいと答えられるかもしれません。理科三類(合格者101人 ほとんどが医学部進学)に限っては、偏差値やフルート科の倍率とを比較するなら、私は藝大より難しいという印象を持っていると答えます。


藝大と東大、どちらの大学に入るにしても、ごくごく少数の天才と呼ばれる人を除いて、ほとんどの人にとっては長い時間をかけて地道な努力を積み重ねていくことが大切です。


このレベルになると、その学問に才能があるのは当然で、それにプラスしてどれだけ努力ができるかどうかというところが結果を左右していると思いますおやすみ


来年度に受験を控える方もたくさんいらっしゃると思いますが、後悔のないように最後の最後まで諦めずに挑戦し続けてほしいですにっこり


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次回は藝大に進学した生徒さんが小さかった時のことを簡単に振り返ります。最初に出会った時に天才だと思ったかという、周りからよく聞かれる質問についても書きたいと思いますニコニコ


最後まで読んでいただきありがとうございました



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