昨日、神奈川県にある港南公会堂で開催された第28回日本演奏家コンクール本選木管部門 中学生以下の部で、小学6年生の生徒さんから第1位をいただいたというすばらしい報告を受けました。
今回のことで私の心に強く残っているのは、「第1位」という結果だけではありません。
本番を終えた詩織ちゃんは、自分の演奏に納得ができず、結果も見ずに新幹線で悔しくてずっと涙を流していたとお母さんから聞いていました。
それほどまでに自分の演奏と真剣に向き合っていたのだと思います。
でも、私は選曲してから今日に至るまでの詩織ちゃんの姿を知っています。思うようにいかなければ何度も取り組み、自分の音楽と向き合いながら少しずつ練習を積み重ねていました。
だから私は、結果がどのようであっても、ここまで音楽と真剣に向き合ってきた時間そのものを、大切にしてほしいと思っていました。
悔しい涙は、がんばってきた証
コンクールでは、一生懸命練習したからといって、必ず、自分が納得できる演奏ができるとは限りません。
本番では、練習の時にはなかったことが起きたり、自分の思うように音楽を表現できなかったりすることもあります。そして、どれだけ頑張っても、結果が思うようにならないこともあります。
だからこそ、今回の悔しさも、流した涙も、これから音楽をつづけていく上で、きっと大切な経験になると思います。
「もっとできたはず」
「悔しい」
そう思えることは、それだけ自分の音楽を大切にしているということでもあります。
そんな詩織ちゃんに届いた結果。私は、今日まで本当によく頑張ってきたことへの贈り物のように感じました。
もちろん、コンクールの結果は大切です。
でも、それ以上に大切なのは、その結果に至るまでに、どれだけ努力したか。どれだけ音楽と向き合ったか。
そして、うまくいかなかったときに、そこから何を感じ、何を学び、どうやって次へ進んでいけるか。
今回の経験も、きっとこれからの詩織ちゃんの音楽をさらに豊かなものにしてくれると思います。
詩織ちゃん、よく頑張ったね!
これからも、うれしいことも、悔しいことも、一つひとつ大切にしながら音楽と一緒に成長して、ますます素敵なお姉さんになっていって下さいね
