時代おくれの漬物屋ブログ

時代おくれの漬物屋ブログ

漬物屋「樽の味」従業員のブログです。食に関することをたくさんオープンに発信していきます。

正直な話、沢庵って地味ですよね。
でも、これめちゃくちゃ“人間くさい食べ物”なんです。


そもそも美味しくするためじゃない

沢庵って、

「うまいもん作ろうぜ!」で生まれたわけじゃないんです。

昔の人の発想はこう。

「大根、腐るやん…どうする?」

これだけです。

で、

・干して水分飛ばす
・塩とぬかで漬ける
・発酵させる

という、いわば生き延びるための知恵

だから沢庵って、
“美味しさ”より先に“保存”がある食べ物なんですよね。

 

沢庵和尚って誰やねん

名前の由来はこの人、
沢庵宗彭。

マンガ「バガボンド」にも出てくるナイスガイです。

 

ただしポイントはここ。

この人が沢庵を発明したわけじゃない。

 

もともとあった漬物が、
この人と結びついて名前になっただけ。

でもなんかいいですよね。

食べ物に人の名前がつくって、
それだけでちょっと文化っぽくなる。


昔の沢庵、実はクセ強

ここ、あんまり知られてないんですが。

昔の沢庵って、

・めっちゃ酸っぱい
・においも強い
・ぜんぜん甘くない

今のやつとは別物です。

どっちかというと、

「うまい」というより「ザ・保存食」って感じ。


今の沢庵はなぜ優しいのか

理由はシンプル。

売れへんから。

・酸っぱい → 嫌われる
・甘くない → 食べにくい
・くさい → 無理

なので、

・甘くする
・柔らかくする
・風味を消す

結果、

「誰でも食べられる沢庵」になった。

これはこれで正解なんですが、
同時に“別物”にもなってる。


じゃあどっちがいいの?

これはもう好みなんですが、

個人的にはこう思います。

沢庵って、

ちょっとクセあるくらいが本来の姿ちゃう?

って。

時間かけて、発酵して、
ちょっと酸っぱくて、ちょっと強い。

それが“生きた食べ物”って感じがするんですよね。


最後に

沢庵って、

ただの脇役の漬物に見えて、

実は

「人間がどうやって食べ物と付き合ってきたか」

がそのまま詰まってる食べ物です。

だから次に食べるとき、

ちょっとだけ思い出してみてください。

これ、

もともとは“生きるための知恵”やったんやなって。

 

 

 

 

▼ 無添加 熟成ぬか床

 

▼ 無添加キムチの素

 

▼ 糀の甘酒

 

▼ 無添加はちみつ梅

 

▼ 天日干し沢庵
 

▼ 無添加 塩こんぶ

「健康のために食べる」って、ちょっとズレてないですか?

最近よく見かけます。

「腸活のためにこれを食べる」
「美容のためにこれを飲む」
「免疫力アップのためにこの習慣」

一見、すごく正しそうです。

でも、どこか違和感がある。


本来、食事って

“目的のための手段”じゃなかったはずなんです。


お腹が空いたから食べる。
美味しいから食べる。
誰かと一緒に食べる。

その結果として、健康になる。


これが本来の順番です。


でも今は逆になっている。

「健康のために食べる」
→ 美味しさは二の次
→ 続かない
→ やめる

このパターン、めちゃくちゃ多いです。


極端な話、

どれだけ体にいいものでも、
美味しくなかったら続かない。

続かないものは、意味がない。


ここで大事なのは、

“続けられるかどうか”こそが、最大の健康法

ということです。


 

発酵食品って、まさにそこなんです。

昔の人は「腸活しよう」なんて考えていない。

ただ、

美味しいから食べていた。
保存が効くから使っていた。

結果として、体に良かった。


つまり、

健康は“狙うもの”じゃなく、“ついてくるもの”だった。


今の時代は、

情報が多すぎて、
“正解を食べよう”としてしまう。

でもその正解、ほとんど続きません。


だったらシンプルです。

「ちゃんと美味しいものを選ぶ」

それだけでいい。


私たちが発酵食品を作るときも同じです。

まず美味しくないとダメ。
その上で、余計なものを入れない。


順番を間違えないこと。

これが一番大事です。


健康のために我慢する食事は、長く続かない。

でも、

美味しくて、気づいたら体にも良かった。

これなら続きます。


結局、食事って

“正しさ”より“自然さ”なんです。


もし今、

「体にいいものを頑張って食べている」と感じているなら、

一度だけ、逆にしてみてください。


“ちゃんと美味しいもの”を選ぶ。

それだけで、意外と整います。

 

 

▼ 無添加 熟成ぬか床

 

▼ 無添加キムチの素

 

▼ 糀の甘酒

 

▼ 無添加はちみつ梅

 

▼ 天日干し沢庵
 

▼ 無添加 塩こんぶ

発酵は、世界中にある“見えない主役”

発酵食品と聞くと、日本の味噌や納豆を思い浮かべる方が多いと思います。

でも実は、世界を見渡すと、
「こんなものまで発酵させるのか」と驚く食品がたくさんあります。

今日は少しだけ、前回とは違う視点で、
あまり知られていない世界の発酵食品を紹介してみます。


パンも発酵食品だという話

まず意外と見落とされがちなのが「パン」です。

特に天然酵母のパン。

小麦と水を混ぜて、酵母や乳酸菌の力で発酵させる。
これも立派な発酵食品です。


ただのパンと何が違うのか。

発酵させることで、

・香りが深くなる
・消化しやすくなる
・味に複雑さが出る

という変化が起きます。


つまり、パンもまた
**「時間をかけることで価値が上がる食べもの」**です。


中東のヨーグルト文化

次に、中東や中央アジアで広く食べられているヨーグルト。

日本ではデザートのイメージが強いですが、
向こうでは料理の一部として使われます。


例えば、

・肉料理に添える
・スープに入れる
・ソースとして使う

など、かなり幅広い使い方をされます。


乳を発酵させることで保存性を高める。
これは遊牧文化の中で生まれた知恵です。


環境が違えば、発酵の使い方も変わる。

ここが面白いところです。


東南アジアの「テンペ」

少し珍しいところでいくと、インドネシアの「テンペ」。

これは大豆を発酵させた食品です。


見た目は白くて固まりのような形。

一見すると不思議な食べものですが、
発酵によって大豆がまとまり、独特の食感になります。


日本の納豆と同じく大豆ですが、
菌の種類が違うだけで、まったく別の食品になります。


ここから分かるのは、

発酵は“何を使うか”ではなく、“どう発酵させるか”で決まる
ということです。


北欧の「シュールストレミング」

少し極端な例ですが、スウェーデンの発酵食品。

ニシンを発酵させた「シュールストレミング」。


世界一臭い食べ物とも言われています。

正直、日本人の感覚からするとかなり強烈です。


でもこれも、保存のための知恵から生まれたもの。

そして現地では、ちゃんと食文化として根付いています。


つまり発酵は、

“美味しいかどうか”の基準すら、文化によって変わる
ということです。


発酵はコントロールしきれない

ここまでいろいろ見てきて共通しているのは、

発酵は人間が完全にコントロールできるものではない
ということです。


温度、湿度、菌、素材。

少し条件が変わるだけで、結果も変わる。


だからこそ、

・手間がかかる
・時間がかかる
・均一になりにくい


でも逆に言えば、

そこにしか出ない味があるということです。


最後に

世界の発酵食品を見ていると、
あることに気づきます。


それは、

人間はどこにいても、発酵に頼って生きてきた
ということです。


保存のため。
栄養のため。
そして、味のため。


便利な時代になった今、
発酵は「なくてもいいもの」になりつつあります。


でも本当にそうでしょうか。


時間をかけて作ること。
自然の力を借りること。
少し不安定だけど、奥行きのある味。


そういうものは、
むしろこれからの時代に必要な気がします。


発酵は、ただの昔の知恵ではありません。

世界中で続いてきた、
“生き方そのもの”の一部です。


 

 

▼ 無添加 熟成ぬか床

 

▼ 無添加キムチの素

 

▼ 糀の甘酒

 

▼ 無添加はちみつ梅

 

▼ 天日干し沢庵
 

▼ 無添加 塩こんぶ