心情復帰も伝道拡大・世界摂理勝利もその鍵はサタンに奪われていた真の愛の起源の奪還にある! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先回記事末部より

 

自己愛の神様は、対象への愛に覚醒しましたが、対象はどこにも存在せずに、形状のエネルギーは絶対服従性を備え、それ自体は絶対虚無の存在でした。

 

愛したくてたまらない心情が溢れるほどに絶対孤独に落ちていきますが、その孤独のどん底で、愛したい心情の源泉の根底から、「真の愛に絶対服従して生きたい心情」の動機によって支えられている事に気付かれたのです。

 

その「真の愛に絶対服従して生きたい心情」を実体験する為の、主体と対象の関係性を構想構築した結実として発想された関係性こそ、「親子の愛の関係性」だったのです。

 

その「親子の愛の関係性」を真の愛の実現様相として、構想されたシステムが「聖父・聖子・聖霊の三位一体」「神様を中心とする真の父母の実体的三位一体」なのです。

 

神様と真の父(キリスト)の愛の関係性からでは、「対象を愛したい心情」の根底に「真の愛に絶対服従して生きたい心情」は潜んだ状態でしかありません。主体から注がれる愛を、全面的に受け止める「真の愛に絶対服従して生きたい心情」で生きる対象の存在があってこそ、主体の愛は真の愛として結実するのです

 

そこで、神様の愛を全面的に受け止めてくれる対象として構想された存在こそ、女性であり真の母であったのです。

 

つまり、夜の神様は真の父となるアダムの生心に臨在し、エバと共に成長し、子女の愛・兄弟姉妹の愛・夫婦の愛・父母の愛の四大心情圏を一体となって成就することによって、エバの母性を共に体恤し、一人でも真の父母の存在になるのです。なぜ、一人でも真の父母となることが必要かと言えば、聖霊を人類に向けて発動できるのは、夜の神様だけだからです。

 

ですから、聖霊とは「神様を中心とする真の父母の実体的三位一体」から注がれるのではなく、夜の神様のみが発動する真の愛だからなのです。その夜の神様は真の父の生心に臨在され、完全一体となっていますから、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストの様相が理解できなければ、お父様の聖霊の愛の力を、マクロに向けて発揮させることが出来なくなるのです。

 

なお深く、「真の愛の三位一体システム」について学んで行きましょう。

 

  *****

 

三回前の記事で、次のように書いていました。

 

「真の愛の発動源となる『聖父・聖子・聖霊の三位一体』を、四大心情圏を成就した完璧なものとするために、『神様を中心とする真の父母の三位一体』が構想されるのです。」

 

二代王様は2021年3月23日キングスリポートで、原理講論のキリスト論は、キリストである真のお父様を「人間メシヤ」として解説しているので「低位キリスト論」だと指摘されました。その上で、2024年4月14日の日本での礼拝後に、「三代王権はキリスト教と同じ高位キリスト論だ」と断言されました。高位キリスト論はキリストを「父と子と聖霊の三位一体」の存在として信じ、神様そのものとして信じる神学です。

 

つまり、私たちが原理講論で学んできたキリスト論を見直さなければならないし、その他の部分にも、見直さなければならない箇所があるということになります。神様の創造の原点として、見直さなければならないのは、「第二節堕落の動機と経路」で解説される、次の部分です。(原理講論を書きかえるのではありません。)

 

(一)天使の創造とその使命および人間との関係

 すべての存在は神によって創造された。したがって当然天使もまた、神が創造し給うた被造物であることはいうまでもない。神は天使世界を他のどの被造物よりも先に創造された。創世記一章26節に書かれている天地創造の記録を見ると、神は「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り」と、自らを複数をもって語っておられるのであるが、これは今日まで多くの神学者たちが解釈してきたような三位神の立場から、そのように言われたのではなく、人間よりも先に創造されていた天使たちを考慮において、それらを含めた立場から言われたみ言であったことを知らなければならない。

 

私たちは真のお父様を「人間メシヤ」として信じてきたので、「父と子と聖霊の三位一体」も否定するものとなっていました。しかし二代王様が、三代王権は「高位キリスト論」と断定されたことにより、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストである真のお父様こそが、私たち祝福家庭の絶対的中心となるのです。新約時代は「父と子と聖霊の三位一体」と称されましたが、四大心情圏三大王権が成就し、天宙の王の位置に立ったキリストは「聖父・聖子・聖霊の三位一体」の存在ということになるのです。これは、一人でも「真の父母」ということです。

 

それで、原理講論には「人間よりも先に創造されていた天使たち」と記述されていますが、神様が構想に立てたのは人間が先です。天使を先に創造しましたが、構想は人間が先です。

 

良く考えてみて下さい。なぜ、僕である天使の形に似せなければならないのでしょうか。国進様は質疑応答の際に、天使の形状は人間とは違っていると返答された記憶もあります。さらに、聖書の創世記の第1章26節~28節を読めば、もっと明確に気付くことが出来ます。

 

1:26神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。 1:27神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。 1:28神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。

 

神様は人間に全ての万物を治めることが出来るように、神様の形に似せて人間を造られました。人間は万物を何で治めるかと言えば、体で治めるわけでは無いのです。心で治めることであり、神様と同じ真の愛で治めるように人間を造られたのです。つまり、神様の心の形であり、愛の形であり、真の愛で治めるようにされたのです。

 

自己愛の神様が実体験した、絶対主体としての愛したくてたまらない心情と、絶対対象としての真の愛に絶対服従して生きたい心情が、完全一体化したその形に似せて、同じ形に造られたということです。

 

つまり、自己愛で存在していた創造前の神様の三位一体システムを、まずは愛を成就する為の根本基台としたのです。

 

そこから神様にとっての真の愛の完全対象世界を創造するために、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」を天界における神ご自身の様相とし、さらに「真の父母の実体的三位一体」を、地上界における真の愛の実現者としての様相として構想したのです。そして、真の父が「神を中心とする真の父母の実体的三位一体」によって、一人でも真の父母として完成し霊界に入ると、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」の天宙の王として、神様とキリストとが完全一体となり、天宙を真の愛で主管するようになるのです。

 

ここで、夜の神様が生心に臨在するアダムが、一人でも真の父母として完成するには、エバの心で成長し体恤されていく母性が、絶対的に必要なものとなります。この女性が体恤していく母性こそが、自己愛の神様が心情の神となり、愛によって誕生する要因となった包容感そのものなのです。

 

絶対的虚無であった形状から包容感を得て、対象を意識するようになり、包み返し包括したいと願った神様でした。神様自身が生まれたと感じ取ったこの包容感を、母性の実現として構想し、包み返したい包括感を父性として顕現させるために構想構築するようになるのです。

 

ここに真の愛の起源があり、宇宙の根本があるのです。

 

すでに紹介しましたが、ここまで理解できると、次のみ言の偉大さと重要性が分かってくるのです。

 

宇宙の根本 第二章人間創造と愛の理想の完成一、愛の絶対価値1.人間の男性と女性

「神様の愛と人間の愛がいつ一つになるのかということが問題です。これが歴史的な問題であり、宇宙創造以降の重大な問題です。これが解決されない限り、宇宙の根本が解決されない限り、絶対に結果が解けないのです。真の愛を中心としては、神様は核の位置に立たなければなりません。それでは、アダムとエバは何でしょうか。アダムとエバは、核を包み込む二つのかけらと同じです。皆さん、くりのようなものを見れば、二つのかけらになって胚芽を包んでいるでしょう? それと同じように、神様を核として、男性と女性が愛を中心として完全に一つになるのです。」
 

宇宙の根本は、永遠普遍で無限大の神様でありながら、さらに包み込んでくる存在に覚醒して得た、神様の包容感と包括感にこそ解明の糸口があったということなのです。

 

『第四十五回「真の父母の日」敬礼式の御言』真の愛を中心にして成長された神様2004年4月19日

 それでは、神様ご自身も、生まれるために心と体が一つになったのと同じように、その心と体が真の愛を中心として一つになっているので、真の愛を中心として心と体のようなものが、小さな所から大きくなってきたということです。

 

 神様も大きくなっていったのです。神様も大きくなり、アダムとエバが造られる時までにはすっかり大きくなり、もう一回り回って、すべて包括できる立場に入ってきたのです。無形の神様は、実体対象圏と関係を結ばなければならないのです。

 

真の愛の起源と宇宙の根本が何なのかが理解できると、男性と女性とどちらを先に構想したのかは、はっきりと判断できるようになります。

 

それを明確にするには、二代王様が語られた創造前の「三位一体システム」について、明確にしていかなければなりません。「三位一体システム」とは、目的を中心として主体と対象が授受作用し、合成一体化して合成体が結実として現れる四位基台に他なりません。それは、被造世界を創造するための四位基台とは、前段階エネルギーの存在様相がまるで違ったものです。現在も、夜の神様の存在様相は創造前と同じであり、被造世界の四位基台とは違うものです。

 

この創造前の神様の性相が、どのような存在様相であり、それがどのように展開されていたのかが分かれば、その性相からどのような経緯を経て、女性の構想理想を立てられたのかが、明確に分かるのです。

 

すべてその事が理解できるように、真のお父様はみ言として地上に残していかれたのです。

 

 

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