神霊と聖霊の真の様相を霊界システムの完成までの経緯から解説する! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先回記事末部より

 

四大心情圏成就プログラムとは、人間の一人一人が三大祝福を成就できるように、それぞれの心情に働きかけてくる夜の神様からの、愛の作用を起こすプログラムという事になります。

 

人類始祖が堕落しなければ、この四大心情圏成就プログラムは、地球星や宇宙を母体として機能させる霊的システムを形成するものとなったのです。アダムとエバが四大心情圏を成就し、真の父母となって霊界に入り、アダムが一人でも真の父母の天一国の王としての席に着くようになります。

 

すると、霊的システムは真のお父様を中心とする霊界システムとして稼働を始め、それ以降に霊界に入ってくる完成人間と共に、地上界に協助するようになったはずだったのです。それ以降に、人間が堕落するという事は無くなったはずでした。

 

しかし、人類始祖が堕落したがゆえに、霊界システムはサタンシステムとして稼働を始めたのです。そこから、霊界システムを取り戻す摂理として、アベルカイン一体の蕩減復帰摂理が展開するようになったのです。その過程は、次回の記事で解説します。

 

  *****

 

アダムとエバが愛の人格を完成させ霊界に入り、天宙天一国の王王妃の席に座ったならば、そこで霊界システムは完成の域に達するはずでした。ところが堕落して入ることによって、霊界システムはサタンのコントロール下に置かれるようになったのです。それこそが、サタンシステムの出発点なのです。

 

天宙の全ての存在が、夜の神様から発動されている心情エネルギーで形成されています。それにも関わらず、何ゆえにサタンがコントロールできるようになるかを理解するためには、神霊と聖霊の働きについて知らなければなりません。

 

先回記事に掲載した「真の父母様の本体論」の引用部分の続きを紹介しながら、神霊と聖霊について解説します。

 

  **引用開始**

 

第1章 霊界システムの様相

1.霊界システムから理解できるようになる昼の神様の様相!

81ページより

 

 被造世界の創造開始から人類始祖誕生までは、現象エナジーに組み込まれた創造原理プログラムにより、一つ一つの万物からなる被造世界を創造していきます。人間に先立って創られる生物には、心的エナジーの四大心情圏補完プログラムの作用も加わり、生理機能や本能によって生きるようになります。この心的エナジーを内在する現象エナジーは、一つの万物を創造した後も、その万物を存在させるために働き続けます。心的エナジーを内在する現象エナジーを、心情エナジーと呼ぶことにしますが、これこそが昼の神様とも呼ぶものなのです。

 

 男性格主体の夜の神様にとって女性格対象となる被造世界を創造する為に発動された、この心的エナジーを内在する無限無尽蔵の現象エナジーを昼の神様と呼ぶのです。被造世界の創造の目的は、真の愛の実体者となる真の父母を完成させることです。真の父の生心に夜の神様が臨在し、一人でも真の父母となり、真の愛の父として完成する為には、真の母を通して息子娘としての新生命を孕み育む、原理を超える愛で包み込む母性を実感する必要がありました。ですから、夜の神様から被造世界を創造する為に発動された心情エナジーの目的は、真の父と真の母を完成させることとなります。

 

 真の父と真の母がそれぞれ完成すれば、生心に夜の神様が臨在される真のお父様は昼の神様の実体となると同時に、夜の神様の実体となって完成するのです。神様と子と聖霊の三位一体の真のお父様となり、一人でも真の父母となるのです。それと同時に真のお母様は、昼の神様の実体となるのです。

 

 真の父母様から神様の血統として産み増える息子娘たちは、すべて昼の神様の実体となり、昼の神様の管理を受けるものとなるのです。

 

 つまり、昼の神様そのものには実体がありません。神様の愛し合う対象を得たい衝動から発動された、無限無尽蔵の心情エナジーなのです。そのエナジーを、目的を中心として呼ぶときには昼の神様となり、働きそのものは、聖書において神の霊と呼ばれるものでした。その神の霊は、夜の神様が母性を体恤するとともに聖霊へと変わっていくのです。心的エナジーが内在した現象エナジーの事を、旧約聖書では「神の霊」と呼んでいるのです。つまり、昼の神様の働きの力を「神の霊」と呼んでいるのです。

 

 人類始祖が誕生して、そこから心的エナジーの四大心情圏成就プログラムが、アダムとエバの生心の形成と成長とともに機能し始めます。人類始祖の誕生に先駆けて創造された被造世界の環境の中で、知情意における愛の心情を育むためのプログラムは、それぞれの心の機能として作用していますが、それをどう受け止め、どう成長させるかは、アダムとエバそれぞれの責任分担です。

 

 エバが成長するごとに、知情意において女性性相を主体とした母性が育まれて行きます。エバが実際の生活の中で実感し育まれて行く母性とは、男性格主体として知情意の思考を行い、心情を備える夜の神様にとっても、構想理想として抱いた想定を超えるものでした。そのエバの成長し大きくなっていく母性の愛が、アダムを通して夜の神様に伝わってくるのです。そこで夜の神様は、自分の構想理想を超えて具現化実体化した、女性としてのエバと出会っていくのです。そして、全知全能完全無欠の絶対者として存在していた一人の自分自身では、実感することもできなかった母性そのものと出会うのです。さらに、エバが女性として成長し、母性を備えていくほどに、神様から発動される昼の神様のエナジーも、実質的に具現化した母性を備えるものとなっていくのです。

 

 そのようにしてエバが女性として完成し、子供を孕める胎を備えたその母性が、夜の神様に伝わり体恤し、昼の神様の働きのエネルギーとなって発動されるときに、それまで「神の霊」と呼ばれていたエナジー全体の働きが「聖霊」と呼ばれるようになるのです。

 

 エバは、神様の子女を産むにふさわしい胎として、完成したと神様から祝福を受ける前に堕落しました。ですから、旧約聖書では「神の霊」と呼ばれた状態のままとなります。エバの堕落の罪を蕩減復帰したタマルが、胎中転換によって胎を聖別し、原罪の無い神様の息子であるメシヤを孕める条件が立って、初めて「神の霊」は「聖霊」と呼ばれるようになるのです。

 

 つまり、胎中転換され、環境圏においてもメシヤが誕生できるようになって、初めて、神様の子女を孕める母性に満ちた、四大心情圏成就プログラムを備えた心的エナジーが発動されるようになります。そのエナジーこそ、聖霊と呼ばれるのです。

 

 これまで私たちは、エナジー全体を聖霊と呼ぶことは無く、夜の神様が一人の人間に働きかける時に、その他の人間や万物を通して、多くは霊的現象を通して、地上界の人間の霊的感性で受け止められるように現象化した時、その現象を聖霊体験と呼んできました。聖霊として霊的現象化する源に、夜の神様が発動する心情エナジーがあり、エナジーの核心にある四大心情圏成就プログラムが一人の人間に作用し、夜の神様の意志や心情を伝えようとするのです。霊的にその人間の心情に作用して、聖霊として受け止められるようになるのです。それも、人間に四大心情圏を成就させるために心的エナジーに組み込まれたプログラムの作用なのです。

 

 二代王様は、2021年3月23日に、聖霊は男性格だと公表されました。聖霊とは、夜の神様の意志と心情から発動されている、父母の心情に満ちた心情エナジーなので男性格だということなのです。これまで私たちが聖霊と呼んできた現象は、夜の神様がその意志や心情を一人の人間に伝える為に、その人間を包み込む環境及び霊的環境圏に作用して現れたものです。その人間が霊性において自覚できるように現れた現象そのもののことだったのです。

 

 本然の創造世界に神様が備えた霊的システムは、人間が四大心情圏を成就することが出来るように備えたプログラムによって、機能するようになる心情形成のシステムでした。被造世界の全ての万物が、天使もあらゆる生物もそのシステムに繋がり、アダムとエバの四大心情圏三大王権の成就のために機能していたのです。

 

 その四大心情圏成就システムの機能と作用を知るとともに、万物に対して働く現象エナジーに内在している心的エナジーの四大心情圏補完プログラムについても知らなければなりません。

 

  **引用終了**

 

以上、この記事に引用した聖霊についての解説部分を、簡単にまとめると次のようになります。

 

夜の神様が自らの愛の対象として誕生させた女性エバですが、アダムはエバの成長と共に母性の性質を実感していくようになります。夜の神様はアダムの生心に臨在していますから、アダムと共にエバの母性を実感することとなります。エバから受けた母性の心情は、夜の神様から発動される心情エネルギーにも反映され、天宙を循環している「神様の愛」も「生素」も父母の心情を込めたものとなっていくのです。

 

エバの成長と共に、夜の神様の心情エネルギーに込められた愛の心情は、子女の愛・兄弟姉妹の愛・夫婦の愛と高められていきます。そして、エバが子女を誕生させられるほどに体が整い、母性も高まって、神様が祝福を与えられる心情に至ったその母性が重要だったのです。

 

出産できる状態のエバの母性の心情を、アダムを通して実感した夜の神様が発動する心情エネルギーは、人間を導く聖霊の働きとして現れるようになるのです。ですから、夜の神様の父母の心情が、人間を導くために現象として現れる時、その働きを聖霊と呼ぶのです。

 

このことを理解できるようになると、天宙を真の愛のもとに管理するはずの霊界システムが、サタンシステムに変わってしまった理由が分かるようになるのです。

 

 

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