こんにちは

人生ハイ・マネジメントコーチ

高野慎吾です。

 

 

いつも訪問していただき

ありがとうございます。

 

 

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▶3分動画

 

 

 

 

クライアントNさんのお話です。

(ご本人のご了解を頂いています)

 

 

彼は40代の男性です。

 

 

学生時代にバックパッカーとして

アジア各国を旅し

異文化に触れながら

 

 

20代で独立起業し

現在は、100名を超える社員を

率いる社長さんです。

 

 

聞くところによると

若い頃から、朝早くから夜遅くまで働き

睡眠時間は4~5時間。

 

 

休みもほとんど取らず

普段も、帰宅は深夜です。

 

 

そうした努力の甲斐があって

売上は順調に伸び

自社ビルと自宅を

都内の一等地に共同所有。

 

 

家族も子供3人に恵まれました。

 

 

そんな頑張り屋の彼の悩みは2つ。

1.社員の質の向上

2.後継者問題、です。

 

 

つまり、会社が

それなりの規模になったため

若い頃のように

何でも一人でこなすことが叶いません。

 

 

そこで組織化し

総務、経理、人事、企画、営業、庶務など

役割を分担しました。

 

 

そこで先ほどの課題が出てきました。

 

 

 

 

社員が増えるにつれ

その質にばらつきが出たり

 

 

後継者にふさわしい人材が

見当たらないのです。

 

 

40代で後継者探しとは

少し早いなと思ったところ

 

 

今の仕事の多忙さでは

60才が限度なので

早めに対処したいとのことでした。

 

 

そして、それを解決したくて

Nさんは、私のセッションを

受けることにしたのです。

 

 

テーマは「人材育成と組織の活性化」です。

 

 

そして、セッションを進める中で

Nさんが

 

 

今の実力が7の社員にも

3の社員にも

 

 

同じように8のレベルを求めていること。

 

 

社員の力を引き出すというより

指示、命令が多いこと。

 

 

細かい作業まで

アドバイスしていることが分かりました。

 

 

 

 

そこで

1.仕事の評価基準に

成果だけでなく

社員の成長項目も入れること。

 

 

2.評価基準を10段階に分けること。

 

 

3.年度初めに

社員に今年度の数値目標だけでなく

成長目標も選んでもらうこと。

 

 

4.そして、成果と成長を同時に促すこと。

 

 

5.1年後の要求水準は

3の力の社員には4、

7の社員には8を求めること。

(それぞれ1アップ)

 

 

6.普段の仕事は社員に委ね

週1回面談し、その進捗をフォローすること。

 

 

7.併せて、社員と信頼関係を築いたり

気づきを促す質問を覚えるため

コーチングを学ぶことを提案しました。

 

 

そして、セッションでフォローしている最中

意外なテーマが出てきました。

 

 

それは・・・・・・・

 

 

奥様との関係でした。

 

 

子供に恵まれ

経済的にも豊かですが

 

 

家族と過ごす時間が少なく

意思の疎通も図れていないことが

明らかになってきました。

 

 

 

 

それは、

「従業員やその家族に責任があるので

仕事が一番、家庭が二番なのは仕方がない」

 

 

「以前は、一番が仕事、二番が仕事

三番、四番がなくて、五番が家庭でした」

 

 

そんな言葉から

私もうすうす感じていました。

 

 

そこで、尋ねました。

 

 

「Nさんは、お金がもらえなくても

今の仕事を続けられますか?」

 

 

「今の会社がなくなったら

Nさんは、生涯、幸せになれませんか?」

 

 

Nさんは、びっくりした後

しばし考えこみました。

 

 

前者については

「う~ん、ボランティアでは無理です。

こんなに働けません」

 

 

後者については

「もちろんです」と言いながら

 

 

「でも、まあ、そうとも限らないかも・・・」

 

 

そこで私は、再度尋ねました。

 

 

「人生の最後に

幸せだったと感じるためには

仕事、家庭、自分の時間が

どんな割合であれば良いですか?」

 

 

Nさんから出た答えは

 

 

「60才で、会社を後継者に譲り

その後は、家族と大好きな海外旅行をする。

そのために、今を頑張る。

 

 

自分にとって

本当に大事なのは家族かも知れない。

 

 

従業員も家族同様に大事だけど

それは、後継者と

彼ら自身の努力に委ねる。」

 

 

そんなことを言いました。

 

 

そして、Nさんは

初めて自分の本当の幸せと

立ち位置を見つけたようでした。

 

 

 

 

振り返ると、私もそうでした。

 

 

職場で上司に信頼され

その期待に応えようと

頑張り始めたのがきっかけでした。

 

 

寝食を惜しんで働きました。

休日出勤もしました。

 

 

そして順調に

昇進昇格を重ね

自信満々でした。

 

 

でも、58才のとき

関連会社の役員を拝命しました。

 

 

本社の役員にはなれませんでした。

 

 

全ての努力が

水に帰した感じでした。

 

 

そして、その4年後

私は、起業独立しました。

 

 

今振り返ると

全てが仕事中心でした。

 

 

そして、幸せの基準が

役員になるかどうかだったことに気づきました。

 

 

そして、それは

自分ではコントロールできず

他人が決めることなので

 

 

結局、私は

他人基準で生きていたことになります。

 

 

始めて、幸せの基準を

勘違いしていたことに気づきました。

 

 

家族をないがしろにしていたことに

気づきました。

 

 

確かに私は

仕事を通して

自信、決断力、行動力

指導力、知識、スキルなど

 

 

自分を成長させることが

できましたが

 

 

Nさんも、私も

家族とのバランスが

悪かったと思います。

 

 

 

 

もちろん、どちらを取るのか

あるいは

仕事と家庭のバランスは

人それぞれだと思いますが

 

 

私の心には、常に

アンバランスの重荷があったこと。

 

 

そして、それに気づかぬふりを

していたことを考えれば

 

 

健康、金銭、仕事、家庭、趣味のバランス

は欠かせないと思います。

 

 

例えば、風邪をひき、生産活動できない。

しかも、風邪が周囲に移る。

 

 

こうしたことにエネルギーを使うと

本来やりたいことに注ぐ力が削がれます。

 

 

家族が病気になれば

全てのエネルギーがそこに取られます。

 

 

お金がないからと

単価の高い嫌いな仕事を始めると

精神的に辛くなります。

 

 

なので、やはり人は

バランスだと思います。

 

 

この5つが、車のタイヤのように

丸く適切な空気圧でないと

スムーズに前進できません。

 

 

あなたは、バランスを崩してないですか?

 

 

そして、毎日仕事以外のことも

楽しんでいますか?

何かを学んでいますか?

成長を感じていますか?

 

 

自分を変えて

欲しい未来を自分の手に!

 

 

あなたの人生を

デザインするお手伝いをします!

 


 

 

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 ▶高野慎吾の起業ストーリーはこちらです

 

 

 

 

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人生ハイ・マネジメントコーチ

高野慎吾(たかのしんご)