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就職するまでの私

 

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今の私は、こうして堂々と

「人生設計コーチ」

を名乗っていますが

 

 

2016年1月までは

ある公的金融法人の

関連会社の取締役でした。

 

 

こう語ると、一見

順調そうに見えますが

 

 

ここに至るまでは

山あり、谷ありの連続でした。

 

 

因みに、私は昭和29年、

福島県郡山市で生まれました。

 

 

計算すると

今の年齢がばれますね。(笑)

 

 

また、父がサラリーマンで

転勤族だったため

 

 

名古屋や東京を含め

10回以上、引っ越しています。

 

 

そのため、転校が多く

入学した小、中学校と

卒業した小、中学校は

それぞれ違っています。

 

 

そして、再び戻った

郡山市内の

県立高校を卒業後

 

 

18歳で

東京の大学に進学しました。

 

 

こうした10代までの私を

一言で表現するなら

 

 

「頭でっかちな人間」

だったと思います。

 

 

いつも

「人生って何だろう?」

 

 

「人って、何のために

生きているのだろう?」

 

 

「人の幸せとは?」

 

 

こうした答えが

見つけにくいことを

 

いつも一人で

考えていました。

 

 

そして、周囲が

そうした会話を好まないことも

うすうす感じていました。

 

 

なぜなら、サークルの帰りや

喫茶店での会話で

 

 

人生を

話題にすることが

なかったから。

 

 

でも、一度だけ・・・

勇気を出して

 

 

「人って、なんのために

生きているんだろう?」

 

 

そう尋ねたことがあります。

 

 

でも、友人は・・・

「それは問うてはいけないんだよ」

と、にべもありませんでした。

 

 

私は、気まずさを感じ

「答えのないことを

聞いてはいけないんだ・・・」

 

 

改めて、そう感じ

それ以来、哲学的なことを

人に語るのは封印しました。

 

 

だから

学生時代は孤独でした。

 

 

心のどこかに

ポツンと穴が開いた。

 

 

そんな寂しさを

感じていた10代でした。

 

 

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そして、四年間の

一人暮らしの後、

 

 

お金を通して

ビジネスの夢を叶えたい人を

サポートしたいと考え

 

 

公的金融法人に

就職しました。

 

 

そして、真面目で

論理的で

何ごとにも真正面から

 

 

取り組む性格だったので

仕事は順調でした。

 

 

また、忙しかったおかげで

哲学的問いも

いつしか封印されて行きました。

 

 

しかし・・・

 

 

この後、幾つもの挫折を

味わうことで

人生への問いは

形になっていったのです。

 

 

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挫折1:離婚の危機

 

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最初の挫折は

「妻との関係」です。

 

 

特に、課長代理時代は

昇進昇格がしたくて

 

 

朝から晩まで

仕事をしていました。

 

 

家で食事をすることも

稀でしたし

 

 

休日出勤するのが

当たり前でした。

 

 

それでも・・・

 

 

頭の中は

「家族のために

頑張っているんだ!」

 

 

「収入が増えれば

皆、幸せになる!」

 

 

「だから、仕事優先が

当たり前だ!」

 

 

そんな考えで

凝り固まっていました。

 

 

もちろん、実績が

評価される

満足感もありました。

 

 

そんなある日

 

 

突然、家内から・・・

 

 

「あなたにとって、私はどんな存在?」

「なんのために結婚したの?」

 

 

そう詰問されました。

 

 

さらに・・・

 

 

「今まで、二人でいることが

幸せだと思っていたけど

 

 

一人でも

幸せは作れる。

 

 

そう感じている。」

 

 

と、覚悟した顔つきで言われ

頭が真っ白になりました。

 

 

ガ~~ン!!

 

 

頭をハンマーで殴られたような

ショックを受けました。

 

 

最初は愛し合っていても

小さなスレ違いを放っておくと

 

 

年月を重ねるに連れ

線路の二本線のように

 

 

夫婦の心は

どんどんどんどん離れていく。

 

 

そう感じました。

 

 

 

 

そして・・・

 

 

離婚

 

 

この二文字が

脳裏をよぎりました。

 

 

この結果・・・

 

 

人生は一つのことに

のめり込みすぎると

必ずその「反動」が来る。

 

 

その真実を学びました。

 

 

確かに、仕事を

懸命に頑張って

お金をたくさん稼いでも

 

 

大切な人を失ったら

幸せにはなれません。

 

 

死ぬほど働いて

出世しても

健康を失ったら意味がありません。

 

 

どんなに名誉や地位があっても

友人がいなければ

晩年は孤独です。

 

 

なので、私はこれを機に

 

 

「人生のバランス」

 

 

仕事

家族

友人

金銭

趣味

環境

健康

 

 

この7つを

大切にするようになりました。

 

 

そして、バランスの良い

人生のゴール設定こそが

 

 

「幸せな成功のコツだ」

という信念を持つようになりました。

 

 

 

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挫折2:早すぎる母との別れ

 

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次の挫折は

「母との別れ」です。

 

 

私が38歳になったばかりの

2月のある晩でした。

 

 

帰宅直後に、家内から

 

 

「お母さんが入院したわ」

 

 

と告げられました。

 

 

一週間前、

母と会った時は

元気だったので、耳を疑いました。

 

 

病院に行くと

個室で点滴を受けている

母がいました。

 

 

顔色が青ざめ

体温が低いことに驚きました。

 

 

そして、別室で

父から

 

 

「血小板が6分の1に減っている。」

と聞かされました。

 

 

その晩は

一睡もできませんでした。

 

 

翌日、お昼ごろ

病院に行くと

 

 

絶えず背中、脇腹、頭が

「痛い、痛い」と泣く

母の姿がありました。

 

 

医者の話では

「どこかのガンが

骨髄に転移した可能性が高い。」

とのことでした。

 

 

そして、14日後・・・

 

 

母は帰らぬ人となりました。

63歳でした。

 

 

あっという間のことでした。

 

 

そして、私の時計は

止まりました。

 

 

体重も▲5キロ

落ちていました。

 

 

でも・・・

 

 

無常にも、街では

桜が咲き始めていました。

 

 

TVも普段と変わりなく

お笑い番組が流れていました。

 

 

「かけがえのない母が

亡くなったのに

世の中は全く変わらない。」

 

 

この事実に

人の存在のはかなさを

感じると共に

 

 

私達の致死率が

100%であるなら

 

 

たった一度のこの命

「悔いなく存分に使いたい!」

 

 

強く、そう思いました。

 

 

そして、思い出したのが

数か月前に

 

 

「北海道に行ってみたかった」

「九州に旅してみたかった」

「孫の七五三が見てみたかった」

 

 

そう呟いていた

母の生前の姿でした。

 

 

なので、一度きりの人生

 

 

「ああすれば良かった」

「こうすれば良かった」

 

 

そうしたやらない後悔だけは

人生で残さない!

 

 

そのことを、私は

かけがえなない母から

教わりました。

 

 

また、それが

取締役を途中で退任し

 

 

過去の経験と知恵を活かした

「人生設計コーチ」としての

起業にも繋がったのです。

 

 

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挫折3:マネジメントの失敗

 

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三つ目は

課長の時の

「マネジメントの失敗」です。

 

 

25名の部下を抱え

どうやったら年間目標が

達成できるのか?

 

 

年間26億という

一人では達成できない目標を

目の前にして

深刻に悩みました。

 

 

というのも

生意気な話ですが

 

 

自分が一般職の時は

当たり前のように

個人目標を達成していたため

 

 

数字が上がらない

部下の気持ちが

当時は全く理解できなかったのです。

 

 

なので、たくさん

「ああして!こうして!」

「あれどうなった?」

 

 

こんな指示、命令、忠告を

していました。

 

 

でも・・・

 

 

そうすればするほど

成果は上がりませんでした。

 

 

そして、「なぜ皆

もっと頑張らないんだ?」

 

 

「やり方を教えているのに

どうしてできないんだ?」

 

 

そんな思いを

一人で募らせていきました。

 

 

そして、一年間

悩みに悩み

 

 

いろんなマネジメント本を読み

セミナーに通い

心理学を学び・・・

 

 

そこで分かったのが

 

 

「同じ考え、同じふるまい、

同じ行動を取る人は

一人としていない。」

 

 

「人は説得されるのではなく、

自ら納得した時、主体的に動く。」

 

 

「人は理屈ではなく、感情が大事だ。」

 

 

「セルフイメージが上がると

勇気と自信が出て来る」

 

 

ということでした。

 

 

言い方を変えれば

 

 

「会社とは、バラバラの個性の集まりで

その個性を引き上げながら結果を出す」

 

 

それがマネジメントだと

気づいたのです。

 

 

そして、部下が

本当に大事にしているものを

大事にする。

 

 

部下の人生の歴史に

関心を持つ。

 

 

部下が、聴いて欲しいように

話を聴く。

 

 

この3つのことを始めました。

 

 

なぜなら、人は

自分に関心を抱き

興味を持ってくれる人に

好意を抱くからです。

 

 

そして、信頼関係の前提は

好意という感情に基づく。

 

 

そう感じたからです。

 

 

結果、私のマネジメントは

一変しました。

 

 

部下のほとんどが

ウソのように心を開き始め

 

 

「高野課長だから言うけど・・・」

「ここだけの話ですが・・・」

 

 

そんな本音の関係を

築けるようになりました。

 

 

そのおかげで、7年連続

年15億~160億の年間目標と

毎月の目標を全て達成し、

 

 

200人以上の仲間の

年間目標&昇進昇格&ライフバランスの

トリプル達成への道が開けたのです。

 

 

「理屈より感情」

「説得ではなく納得」

「セルフイメージを高める」

 

 

こうしたマネジメント経験は

私に、人間の心理、

能力の発揮のコツという

 

 

人生設計の秘訣を

教えてくれました。

 

 

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挫折4:出世が止まる!

 

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最後の挫折は

私の「出世が止まったこと」です。

 

 

私は58歳まで

順調に昇進昇格を

重ねて来ましたが

 

 

最後の最後に

目指していた

本社役員になれませんでした。

 

 

役員には

ライバル視していた

同期のM君なりました。

 

 

その時の役員との相性で

全てが決まりました。

 

 

その報に触れた時

私は初めて

虚しさを覚えました。

 

 

「今までの努力が

徒労に終わった。」

 

 

そう感じました。

 

 

そして、再度

心の時計が止まりました。

 

 

「俺は何のために

30年近く頑張ってきたのだろう?」

 

 

「俺のサラリーマン人生は

何だったのだろう?」

 

 

そう呟き

自問自答し始めました。

 

 

そして、分かったことは・・・

 

 

私は、今まで

「自分軸ではなく

他人軸で生きてきた」

ということです。

 

 

他人の評価に

一喜一憂して

人生を過ごしてきた、

ということです。

 

 

そして、自分で

自分の人生の「本当のゴール」を

考えたことがなかった、

ということです。

 

 

つまり、その時々のゴールは

全て会社が設定していたのです。

 

 

「あれをやれ!」

「これを達成しろ!」

 

 

「それができたら、

昇進だ!給料が増えるぞ!」

 

 

振り返ると

小さい頃からそうでした。

 

 

小学校を卒業すれば

中学校に自動的に進学する。

 

 

中学校が終われば

高校に行くために

受験勉強をする。

 

 

高校に行けば

大学に進むために努力する。

 

 

周りもそうでした。

 

 

そして、大学を卒業したら

当たり前のように就職する。

 

 

そして、就職後は

時期が来たから結婚し、

自然と子供が生まれ

 

 

皆が家を持つから

自分もマイホームを買う。

 

 

こんな感じで

いつも人生のゴールは

向こうからやってきました。

 

 

しかし・・・

 

 

これからは定年あるのみ。

 

 

65才からの人生を

自分で考えなければいけません。

 

 

そう思うと・・・

 

 

目の前が

真っ暗になりました。

 

 

まさに人生100年時代。

 

 

「このまま朽ちたくない。」

「人生を終えたくない。」

 

 

真剣にそう思いました。

 

 

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挫折は、本当の自分を知るチャンス

 

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そして、悩んでいた

60才の時

 

 

コーチングの講師をしていた

友人に誘われ

 

 

私も、「コミュニケーション力が伸びれば」

と、何気にコーチングスクールに

通い出したのですが

 

 

これが、新しい人生を作る

きっかけになりました。

 

 

具体的に言うと・・・

 

 

マイコーチとのセッションで

 

 

人は、自分の夢に

日付けを入れたとき

それが具体的なゴールとなる。

 

 

そのゴールは

 

 

仕事

家族

友人

金銭

趣味

環境

健康

 

 

この7つであり

 

 

このゴールが

バランスされていると

ストレスなく

人生が動き始める

 

 

後悔とは

チャレンジして

失敗した時ではなく

 

 

勇気を出さず

チャレンジしなかった時に生れる。

 

 

そして、ゴールを

目指すプロセスで

 

 

様々な経験を通し

人は成長していく。

 

 

その成長とは

更なる行動力

更なる忍耐力

更なる判断力

 

 

更なる健康

新しい価値観

新しい人脈などであり

 

 

それが掛け替えのない

無形財産となって

次のゴールを達成する源になる。

 

 

そして、これを繰り返すことで

人は永遠に成長しつづける

喜びを手にできる。

 

 

言い換えるなら・・・

 

 

人生の本質は

ゴールを活用して

生涯、成長し続けること。

 

 

10代の頃から悶々と考え、

でも答えが出ないまま

封印していた哲学的問いに

 

 

60才を過ぎて

ようやく自分なりの答えが

見つかったのです。

 

 

そして、これらが

幸せな成功を手にするための

「人生マネジメント7つの表現バランス」

の基本メソッドとなっていきました。

 

 

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人生ハイ・マネジメントコーチになった理由

 

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以下は、2014年6月

定年となって、3か月後のこと。

 

 

同じコーチングスクールの

全国の生徒さんと

セッション練習したときの感想です。

 

 

「自分の思う方向に

人を引っ張っていくことなく

 

 

人の話を充分に聴いた上で

フィードバックしてくれます。 

 

 

そして、何と言っても

人間力が素晴らしく

全てに納得できます。

 

 

また、その温和な

人柄のおかげで

何でも気軽に話すことができました。」

 

 

「高野さんとのセッションは

冒頭にご挨拶をして

 

 

楽しかったことや

気づいたことを話していたら

いつのまにかコーチングになっています。

 

 

そして、いろんなことを

聴いてくださっていると思いますが

たくさん質問されたような気がしません。

 

 

なのに、いろんな気づきがあり

たくさんの励ましがあります。

 

 

「Mさんなら、時間の問題ですね。」

そんなふうに言われると

 

 

本当に時間の問題だけかも

と思えてしまうから不思議です。

 

 

また、多くのことを知識として

持っています。

 

 

特に、ビジネスのうえでの

経験値があり

それを高野コーチも

自覚しています。

 

 

なので、仕事のうえでの課題や

人間関係などに対して

共感してもらえることが多いです。

 

 

こうして記述していくと

高野コーチは

理解のある哲人という感じです。

 

 

若い人から年配の方まで

幅広く受容できる

懐の深さを感じられるのは

 

 

哲学や心理学から

導き出される人のあり方

深い関心と洞察があるからです。

 

 

一方で、未来への道筋など

夢物語を語るだけでなく

現実的なコメントもあり

 

 

バランスの良さがある

セッションに感動しています。」

 

 

「高野さんとのセッションは

いつもあっという間に

時間が過ぎます。

 

 

どんなことをお話ししても

すべて受け入れてくれる

懐の深さに安心して

 

 

自分のことを

どんどんお話しすることができます。

 

 

話すことで、いろんなことに

気づくことができます。

 

 

するすると

言葉が出ることもありますし

 

 

鋭い質問に

深く考えることもあり

いつも有意義なセッションです。

 

 

自分を振り返り

これからの人生設計を考える

とても良い機会です。

 

 

高野さんのセッションを

受けるようになり

 

 

私は「自分の人生は

自分でプロデュースすることができるんだ」と

強く思えるようになりました。

 

 

そして、人間としての懐の深さと

人生経験の深さから

培われた「基盤」と

 

 

おちゃめなところにも

人間的魅力を感じます。」

 

 

こうした望外の

感想を頂いたのです。

 

 

そして、私は

初めて知りました。

 

 

62年間、生きてきて

いろんな事があったけど、

 

 

10代の頃から

人生のあり方を

考え続けていたけれど、

 

 

その時々のゴールを活用して

自分の潜在能力を引き出し

成長する生き方は

間違っていなかったと。

 

 

そして、それを

自分だけの出来事だけに

留めることなく

 

 

「生き方を変えたい!」

「幸せな成功を収めたい!」

「でも、その方法が分からない・・・」

 

 

そう思っている方々の

役に立つことで

 

 

多くの人が

自分の個性の素晴らしさに気づき

笑顔で輝き続け

 

 

人生の最後に

「ああ、生きていてよかった」

 

 

そう言える

社会づくりに貢献したいと。

 

 

それが

人生ハイ・マネジメントコーチに

なった理由です。

 

 

これからも

一生懸命に努力しますので

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

2020年1月1日

 

 

幸せな成功を手にしたい人をサポートする

人生設計コーチ 高野慎吾