灰礬柘榴石は、普通は少量の灰鉄柘榴石及び灰クロム柘榴石成分を固溶体として含み、
同様な産状の灰鉄柘榴石との区別は肉眼では難しい。
灰鉄柘榴石は僅かな磁性があるので、それで判別することができる。
何かの本で読んだことがあるのですが、灰礬柘榴石はベスブ石や緑簾石と共生していることが多く、灰鉄輝石や角閃石と共生しているのは灰鉄柘榴石であることが多いそうです。
事の真偽は分かりませんが、妙に納得する場面が多いです。
福島県東白川郡鮫川村発地岡のものは、灰礬柘榴石と言われていたのですが、検索すると灰鉄柘榴石と書かれていることもあり両者が産するということでしょうか? それとも・・・
160x110x90
柘榴石の表面の照りは良いのですが、数面の結晶面しか見られないことが多いようです。
比較的大きめな結晶ですが、ご覧のように透明度はないです。
120x80x85
拡大写真
140x80x80
左下部分に大きな緑簾石があります。
80x60x60 楔石Φ5mm
楔石は、小さな結晶ですが晶洞に立った姿は見栄えが良いです。恥ずかしながら、現地では
目が柘榴石に行っていたので分からず、家に帰ってから気付きました。2個体あったので、
産出は多いものだと思います。
この楔石は、私にとっては柘榴石よりお気に入りです。
余談ですが、産地に行ったのは30年近く前のことでした。メンバーはM氏と長男を連れて行きましたが、常磐自動車道を下りてから食料の調達をするつもりでしたがインター(いわき湯本か手前のいわき勿来・・・記憶は定かではありません)の近くにコンビニなどは全くありませんでした。しばらく走った場所にあった小さな商店で「みそパン」なるものを買って行きましたが、パサパサで口には合いませんでした。(;´Д`)
今ではコンビニが無いなどという事はないとは思いますが、自然の中に居る時くらいは、ご馳走は望まなくても笑顔が出るような食べ物がいいですね。少なくとも「ぅ~~ん」では、テンションが下がります。