スーパーにお買い物に行きました。

 

ひとりのお母さんが、子どもに向って、

感情的に怒鳴っていました。

 

怒鳴り声って、聞いててあんまり良い気分

ではないので、そそくさとそこから私は

離れたのですが…。

 

その後もそのお母さんが、子どもに注意を

している声を何度か耳にしました。

 

お母さんは、終止うつむき加減で、

とても疲れた雰囲気で、あれだけ怒鳴って

いたにも関わらず、その顔には感情が

なさそうに見えました。

 

 

何が気になったかというと、

そのお母さんの発している言葉でした。

同じことをずっと繰り返していました。

 

 

ちゃんとしなさい!

ちゃんとして!ムキー

 

 

だんだんと聞いてる私が辛くなりました。

「ちゃんとしなきゃ」と思っているのは、

きっとこのお母さん自身なんだろうな、と。

 

子どもをみたら、年長さん位のお兄ちゃんと

3歳になっているかなぁ?って位の弟くん。

 

面倒をみるには、弟くんが小さすぎる感じが

しました。

 

でもお母さんは、買い物中も荷物を詰め込ん

でいるときも、一切、子どもたちと話しも、

手をつないだりもしないんです。

 

ただただ緊張感が漂っていて、この親子の

ことが妙に心配になりました。

 

 

ちゃんとする

 

 

っていったい何なのでしょうね。

「ちゃんと」って呪文のようですよね。

 

私もその呪文をかけられていたひとりなので

聞いていてとても苦しくなりました。

 


「ちゃんと」の呪文にかかっている人は、
心を緩めることを自分に許す必要が
あるよね。


完璧じゃなくていいんだよ。
それでもしも、誰かに迷惑をかけたなら、
その時に、誠心誠意謝ればいいんだから。

自分にあんまり厳しくしすぎないで。
周りの人って、自分が想像しているより
案外優しかったりするから。



そんなことを思ってしまった、
スーパーでの出来事でした。

 

 

 

 

 

 

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