(1)からの続きです。

 

 

〈インタビュー〉
大众电影 BIGSCREEN
対話 王一博

 

 

仕事について

 

〈众〉新人俳優が、1年に 3本も、主演映画を上映するのは非常にめずらしいことです!

 

〈博〉ありがとうございます!

 

〈众〉報道やインタビューを幾つか拝見しましたが、3作品とも、監督が最初にあなたに声をかけた、いわば、とても幸運な作品でしたね。

 

つまり、あなたのための映画……あなたは以前、歌手として、アイドルとして、ショー・ビジネスの世界にいらした……映画界の仕事をすることになったのは、キャリア形成の段階での自然な流れなのでしょうか、それとも、映画が好きで好きで、夢を実現するチャンスをつかんだからなのでしょうか。

 

〈博〉こどもの頃の最初の夢は、間違いなく歌手になること、そしてステージに立って歌うことでした。

この最初の夢は実現したと思います。

 

ぼくが映画の世界に入ったきっかけは、ある意味、偶然が重なったからだと思います。

実は、ぼくの最初の出演映画は『梦想合伙人(夢想合夥人)』という作品でした。

当時のぼくに声をかけてくださったのはプロデューサーの杜氏でした。その後、彼女は姚晨さんと映画を撮りました。

その次の『大话西游 3(A Chinese Odyssey Part3)』の红孩儿(紅孩児 / Red Kid)役のも。

 

それ以来、少しずつ映画について学び始め、幾つかの映画を観ました。そして、多くの映画俳優が、映画を通して、スクリーンを通して、まるで第二の人生、別の命を得ているようだと感じました。

『ゴッドファーザー』のアル・パチーノの演技について、なぜ誰もが語りつづけるのだろう?

それはほんとうに、永遠に受け継がれつづける第二の命の開花のようです。

 

これが、映画をますます好きになった要因の一つと思います。

少し前に或る映画を見ていた時、とても気に入った台詞がありました。

「スクリーンが明るくなった瞬間に終わってしまう映画もあれば、永遠に生きつづける映画もある」

ぅん、よい映画は永遠に生きつづける。それが映画の魅力の一つだと思っています。

 

〈众〉映画の魅力は、舞台の魅力とはやはり大きく異なりますか。

 

〈博〉はい、違います。自分にとって、ステージは「一瞬の喜び」、映画は「精密に彫刻するもの」でしょうか。

 

〈众〉3作とも声をかけられた作品ですが、今後も気に入った役に出会ったら挑戦なさいますか?

 

〈博〉はい、します。まずは好きな役と脚本。それから、役を勝ち取りに行きます。

 

〈众〉金鶏賞にノミネートされた今でも、履歴書を配ってオーディションを受けていらっしゃるのですか?

 

〈博〉もちろん、当然です。好きな監督の作品も含め、争奪戦が繰りひろげられています。

 

〈众〉映画チャンネルが定義するあなたの性格は、「高貴でロマンチック」。

 

〈博〉ありがとうございます!

 

〈众〉……そして、より深い内面、です。

もしも、変化に富んだ、感情的に激しい役に出会った場合はどうなさいますか、そういう役は避けるのでしょうか?

 

〈博〉その役柄が好きな場合は、まず、その人物の感情が変化に富んでいるか否かは考えず、おそらく、そのキャラクターの魅力で考えると思います。 

その役がとても好きならば、たとえ、その人の感情が変化に富んでいようが、抑制されていようが、退けずに、トライしたいと思うでしょう。

 

〈众〉純粋なコメディ映画などは、ご興味おありでしょうか?

 

〈博〉純粋なコメディは、ぅん…今は考えていません。

もし、好きな役があれば、拒否できないとは思います。トライしてもいいです。

 

〈众〉新人なのに、カメラの前ではリラックスしていらっしゃいますね。緊張せずにいられるのは、10代から芸能界で活動していらして、経験豊富で、カメラに慣れているからでしょうか?

 

〈博〉歌手として、ステージの上では、また、観客やカメラの前では、比較的熟練していますし、リラックスしているかもしれません。

でも、監督の目には、まだ「じゅうぶん」とは映りません。

 

程耳監督からは「演技」をしないように、引き算をするように、と言われました。

監督には、よいスタートをあたえていただいたと思っています。

実際に、このようなよい習慣を得る機会をあたえてくださった監督に、とても、とても感謝しています。

 

〈众〉映画づくりの過程で、先ほどの NG とは別によく耳にするのが、「保一条」という言葉です。もちろん、この「保一条」は監督が提案するものですが、ご自身で提案されたことはおありですか?

 

〈博〉あります。あります。

 

〈众〉もし、ミスしたという状況ではなかったとしたら?

 

〈博〉(撮影現場での)要求が厳しくなってきているのは認めます。(働く環境が)少しでもよくなればよいと思っています。

 

〈众〉もしも、監督がすでに満足していた場合は?

 

〈博〉俳優が、自分自身のこだわりを持っていたり、要求が強かったり、あるいは、自分の考えを強く持っていたりする場合、もう 1回やってみたほうがよいです。

ちょっと無駄な動きをしていたと感じたら、その動きを無しにして、もう 1回やってみましょうか、と言いたくなります。

 

〈众〉仕事をしている時、あなたはすぐに役に成りきり、すっきりと役から抜け出せるタイプですか?

 

〈博〉役者として、役づくりのために準備することは、ごくあたりまえのことだと思います。

ですから、ほんとうにそのキャラクターに没頭できていたかどうかは、その俳優しだい。

つまり、もっと打ち込めば、もっと没頭できる。もし、内心的にあまり打ち込まなければ、(役柄にも)踏み込んでいけない。ぼくはそう感じています。

 

だから、あのセット、あの環境に身を置いて、感じる。

(役に)没頭していく。

 

ぼくにはカチンコが鳴ったら顔を変え、終わったらすぐに自分に戻る、という能力はありません。

そういうのは、役者として、その役柄をじゅうぶんに沁み込ませていないのではないか? ほんとうに激しく泣いて、酷く泣いて、すぐに止められますか?

それは不可能でしょう。

 

〈众〉そういえば、あなたの泣くシーンはほんとうに衝撃的な印象を残しました。 先ほど、泣くシーンからはしばらく出られないとおっしゃいましたが、役に入る時はどうでしょうか?

 

〈博〉人によって入り方は違います。思い出や音楽を使わなければならないこともあります。つまり、スキルです。

また、俳優が多くの経験を必要とする理由だとも思います。

より多くのことを経験し、より多くを見て、そして、より多くを理解する。

演技に手助けが必要な時は、経験や記憶から似たようなディテールを速やかにすくい上げ、そのキャラクターの気持になって演じてみます。

 

〈众〉あなたの献身的な働きぶりについて、監督や共演者たちがよくコメントしていらっしゃいます。お伺いしたいのですが、あなたは流行りの言葉を使えば「内巻」の人ですか?

(「内巻」とは「内側に巻き込む」→「皆が頑張っているのだから自分も頑張らなくてはいけない」という過度の悪質な「内部競争」や仲間同士での競争で擦り減っていく「内部消耗」のこと)

 

〈博〉ぼくには「内巻」というものは存在しません。そうした(仕事への献身的な)衝動は、やはり仕事に対する愛情で、ただ純粋に、正しいことをやりたいだけです。

 

〈众〉完璧を追求すること、でしょうか。 そのほうが正確ではありませんか?

 

〈博〉ぅん、そうですね。

 

〈众〉そして、皆があなたには、苦しみに耐える力、忍耐がある、と。

 

〈博〉ぅん、たしかに、肉体的に疲れていても自分が選んだことですから、よりよくやりたいと思います。苦にはなりません。

 

でも、疲れるって思いますか?

見ている人は、「こんなに疲れているのに...」と思うかもしれない。

そうだとすると、やはり、自分の好みが前提なのかな…。

 

ただ、自分は苦しいとは思わないけど、皆が疲れていることは見抜きます。だから、「苦しみに耐えた」と評価されるのかもしれません。

 

〈众〉今年は 3本の映画が公開され、2本が金鶏賞にノミネートされました。あなた自身の今年の評価はいかがでしょうか?

 

〈博〉1年に 3本も、このようなよい作品に出演できたことは、とても倖せなことです。俳優として、ほんとうに倖せなことだと思います。

そして、いろいろな役を演じることができ、いろいろな人生を経験することができました。ほんとうにすごく倖せです。

 

 

性格について

 

〈众〉程耳監督があなたを形容する時に使った「绵善(纯粹的善良 / 純粋な善良)」という言葉が印象的でした。

「綿」は「やわらかい」を意味するはずですが、あなたは、「情にもろい」タイプでしょうか?

 

〈博〉ぅん…状況によって違うと思います。

他人とうまくやっていくことに関しては、おそらく「软 / 軟(穏やか)」かもしれない。

でも、自己追求に関することや、ナンバーワンを目指すことに関しては、意志は弱くないし、頑なで、決心も固いです。いろいろな面があります。

 

〈众〉私たちは、『無名』と『ボーン・トゥ・フライ』の報道が始まった時から、あなたのことを追いかけてきました。

今年になって、あなたはあの時からかなり変わったと感じます。

 

以前はどちらかというと 10代のティーンエイジャーという感じでしたが、今は活動にしても、広報にしても、どれもとても落ちついていて、おとなになったと感じます。ご自身でもそうした変化を感じていらっしゃいますか?

 

〈博〉ぼく自身はあまりそういう感覚はないのですが、3本の映画を撮ったこの 1年間で、急激なアップグレードはあったかもしれません。

……たぶん、経験によるもの、さまざまな経験、あらゆる種類の経験のせいだと思います。

 

 

趣味について

 

〈众〉仕事が忙しく、スケジュールがぎっしり詰まっていて、自分のために使える時間はほとんどないのではありませんか?

 

〈博〉実は、クルーに参加していない時は、自分の余暇時間が、まあまああります。

 

〈众〉余暇には映画を観ますか?

 

〈博〉はい、観ます。先日も(程耳)監督に従って映画をたくさん観ました。

 

〈众〉家で、プロジェクターで?

 

〈博〉いいえ、監督についていって映画館で見ました。

 

〈众〉今すぐ実在の商業的な映画館に行って映画を見ることができますか?

 

〈博〉それはまだ試していません。(笑)

 

〈众〉観客としてはどのような映画がお好きですか?

 

〈博〉程耳監督に連れられて、文芸ジャンルの映画を何本も観に行きました。

『二楼传来的歌声(散歩する惑星)』や『寒枝雀静(さよなら、人類)』、ちょっと好きだった『爵士春秋(オール・ザット・ジャズ)』、『利维坦(リバイアサン 2012年』などです。

 

〈众〉すべて外国映画ですね。

 

〈博〉はい。ヨーロッパのものが少し多いです。

 

〈众〉ヨーロッパの文芸映画、退屈なさいませんか?

 

〈博〉眠ってなんかいませんよ(笑) 結構、好きです。

 

〈众〉程耳監督の映画は今までも見てきました。先日も演劇祭に行きました。『星辰大海』を薦められました。

 

〈博〉(金鶏賞の)ノミネート表彰式で、監督には映画のことでいろいろと助けていただいて感謝しています、と、スピーチしました。でも、その時はステージ上で、少し緊張していました。

 

助けていただいたのは『無名』にかぎったことではありません。

それ以外でも、撮影している時以上に、多くのことを助けていただきました。

映画の美学、音楽、そして芸術。

監督はおっしゃいました。「よいものをたくさん見れば、悪いものがわかる」と。

 

〈众〉私は、監督と俳優の協力関係とは別に、程耳監督はあなたに対して、一種の評価とプロモーション(すばらしいと認め、後進として育成)をしている、と理解しています。

 

〈博〉ぅん、そうです。そのように思います。監督はぼくのメンターとして導いてくださいます。

 

〈众〉映画鑑賞の話に戻りますが、商業映画はほとんどご覧にならないのでしょうか?

 

〈博〉『蝙蝠侠(バットマン)』3部作のような商業映画も大好きです。

でも、最近、商業映画を観ることが少なくなったのは事実です。

そうですね、文学映画を中心に勉強しています。

 

〈众〉とくにお気に入りの俳優は?

 

〈博〉あ、思いつくのは、好きな女優は『午夜巴塞罗那(それでも恋するバルセロナ)』のスペイン人の女優、ペネロペ・クルス、それから男優は、『21克(21グラム)』のショーン・ペンです。

 

〈众〉ああ、個性あふれるオスカー俳優。

 

〈博〉そうです。とても魅力的です。 彼はたくさんの作品に出ています。死刑囚の映画も大好きでした。

 

〈众〉『死因漫歩(デッドマン・ウォーキング)

 

〈博〉ぅんうん、そう。

 

〈众〉あなたは多くの趣味を持ち、その多くが特技となり、万能のエンターテイナーと見做されていらっしゃいますね。

 

〈博〉いえいえ、ぼくの好きなものが増えていくだけで、すべてを網羅しているわけではありません。

好きなものはたくさんありますが、どれもエリートではないので、オールラウンドとは言えないと思います。

 

〈众〉しかし、3人の監督があなたに目をつけ、あなたを選びました。バイクレースやストリートダンスといった趣味や特技は、とても重要な役割を果たしたのではないでしょうか。

 

〈博〉あ、それは、幸運と感じることの一つです。

人生の楽しみの一つだから、趣味は続けようと思っています。

ただ一つのことを永遠に続けていくことはできないです。

新しいものに触れるのが好きなので。

 

なるべく関わったことにはこだわっていきたいとも思っているのですが、趣味は、時に短時間で終わってしまうこともあります。

たとえば、ゴルフに夢中になっていたのに、急にテニスをするようになったり。

一つの趣味のために練習や上達を続ける力はないけれど、一定期間で深く掘り下げていくことはできるかもしれません。

 

ですから、趣味はたくさんありますが、あまり優れているとは思っていません。

ただ、ぼくは大好きな趣味をたくさんもっていて、それは人生をより豊かにしてくれますし、より愉しくもしてくれます。

余暇の時間を、精神面も含めて、よりよい状態に保ってくれます。

ぅん、スポーツが大好きです。

 

 

トラフィックについて

 

〈众〉トラフィックについて、一つ質問させていただきます。

 

〈博〉どうぞどうぞ。

 

〈众〉映画製作には長いプロセスがあり、その一部は秘密にされます。 製作中、露出が減ることで、ファンの熱量やトラフィックが失われることがあっても、ご自身は気にされませんか?

 

〈博〉ぼくは気にしません。ぅん、気にしない。

というのも、現在のぼくの主たる身分は俳優と思っていますから。

もちろん、幼い頃からの好きなことですから、新曲も発表するつもりです。

 

俳優となった今、自分の視野を広げ、さまざまな役をよりよく演じられるよう、自分自身を充実させる時間が欲しいと思っています。

自分の視野を広げ、知識を深めるにはどうすればよいのか?

旅に出なくては…ぅん、ぅん。

 

同様に、俳優として映画に出演していると、人前に出る時間がもうなくなる、ということかもしれません。

そして、トラフィックも減少していく。

でも、ぼくはまだ心血を注ぐほど大好きな仕事をしていられます。

 

 

将来について

 

〈众〉新作の情報をお聞きかせください!

 

〈博〉あ、すでに風の噂で流れているかと。

 

〈众〉もう、台本をお持ちなのでしょうか?

 

〈博〉あ…あります。

でも、最終的に撮影が終わった時、それがどのようなものになるのか、ぼくにはよくわからないです。

 

〈众〉あなたの今後のキャリアプランの中で、映画はやはり重要な位置を占めるのでしょうか?

 

〈博〉はい、先ほど言ったように、あきらめないで、やり続けたいです。

 

早くインタビューを終わらせるように何度もプッシュされ、次のイベントを延期していると聞かされた。

 

〈众〉わかりました。インタビューはこれで終わります!

最後に、もう一度言わせてください。

金鶏賞受賞、おめでとうございます。新しい映画の撮影が順調に進むことを願っております!

 

〈博〉どうもありがとうございます!

 

 

これは、金鶏賞の期間中に行った最も長いインタビューである。

愛すべき取材対象者は、ずっと穏やかな語り口であり続けた。

率直に語り、時に思慮深く答え、始終笑顔で。

 

水も飲まず、休憩もとらず。

 

頻度の高い語彙、繰り返し語られた言葉は、「谢谢(ありがとう)」「喜欢(好き)」「热爱(心から愛する)

 

彼は私たちに深い印象を残した。

極めて礼儀正しく、ずっと背筋をぴんと伸ばしていた。

 

それから、彼が写真撮影をするのを見ていた。

薄暗いレトロなセットの中で、彼は優雅な、観客のためではない、カメラのための魅力的な姿に変わった。

 

 

这个少年,满足了人们对偶像的一切幻想。

这个青年,已经在追寻大银幕上的绽放与恒久。

少年自当扶摇上,

羽翼初成。


この少年は、アイドルの幻想をすべて満たしてきた。
この青年は、銀幕での開花と不動を達成しようと追い求めている。
彼は、当然、駆けあがってゆくだろう。
翼は生え揃った。

 

* * *

 

のインタビューには、思いがけないほど、Yiboくんの映画にかける熱い情熱が、そして、俳優として道を進む不退転の覚悟が、あふれていました。

 

彼は寡黙と言われ、映画の番宣番組などでは多くを語りません。

司会者から尋ねられても言葉を濁すことも少なくありません。

そのため、文盲などと貶されることすらあります。

 

それは、彼が観客に、作品の事前情報をなるべくあたえたくない。

作品を実際に見て、それぞれが自分の感覚で感じてほしい、と思っているからです。

 

街舞のコメントを聞けば、彼のホーク・アイが的確にキャッチするのは有形のものだけではないことがわかります。

そして、このインタビューでも、そのことが証明されました。

 

KOBI老師のご指摘のように、まれに質問と微妙にズレている答えもありますが、Yiboくんの癖のようです。

おそらく、考えるのが速いのでしょう。思考が質問の先にいってしまっているのです。

 

「観客のためではない、カメラのための魅力的な姿」とは、ステージの上のアイドルではない、映画撮影中の俳優

 

ファンも、ともに成長していかなければ、おいていかれます。

いつまでも、うかうかとアイドルファンでいたら、捨てられます。

 

「ぼくは気にしません」と、爽やかに言う Yiboくんが目に浮かぶようです。

「現在のぼくの主たる身分は俳優」と。

 

でも、彼も人の子、全能ではありません。

「ぼくはまだ心血を注ぐほど大好きな仕事をしていられます」なんて、言うのですもの。

彼を応援していくためにも、ともに成長していきたいと、心から思いました。

 

* * *

 

2018年3月28日、Yiboくんは、ドラマ『陳情令』の藍忘機役に決まりました。

この時、彼にはすでにアイドルとしての地位があり、レギュラー番組も持っていました。

もちろん、「アイドルで終わりたくない」とも思っていました。

 

けれど、本格的に「俳優」になることを目指し、急な階段を駆けあがるようにして急いで成長することに挑んだのは、『陳情令』出演の撮影期間があったからと思います。

 

ここでのブレイクが、アイドルからスーパースターへの揺るぎない地位を築き、俳優への階段を構築するための頑丈な土台となったのです。

 

この険しい近道を上りきる力を、彼が生まれ持っていた、あるいは自身で培ったことは間違いありません。

それでも、ごく一般的なアイドルでは、そのように有能な Yiboくんであっても、これだけのショートカットはできなかったでしょう。

 

そして、やはり、この人との出逢いが大きい、と。

 

 

 

 

 

 

27歳の彼は、何を見せてくれるのでしょうか。

いつもファンの想像を遥かに超えてくる、だけど、やっぱりかわいいイボちゃん。

国境を越えて羽ばたくような気がします。

 

王一博 生日快乐~☆

 

 

 

 

肖战が歌う『让我留在你身边』はこちら