以前にも小説に対する感想を記事にしていますが…
私、クラウド×ティファが大好きなんです!!
そんな私の公式小説に対する超個人的な考えと思いです。
以下小説とFF7原作とFF7リメイクのネタバレ含みますのでご注意ください
あとクラウド×ティファが苦手な方もご注意ください
On the Way to a Smile FINAL FANTASY Ⅶ
著者 野島一成
発行所 株式会社スクウェア・エニックス
まずはOn the Way…
基本はこの作品を読んでもらいたいので詳しくは書けませんが…。
ティファ編、トラウマになりそうなほどツラいです…。
これを読むとAC本編のティファは本当に…気丈にふるまって、子供たち守って…すごい女性だな…と、ますますティファのことを好きになります。
ツラいんですけどね…めっちゃクラウド→ティファです。すれ違ってしまうだけ。
たくさんクラウド→ティファの描写があります。
前半クラウドはティファと生きていく気マンマンです。
プロポーズとしか思えないセリフも何度かあります。
ただ、ティファは罪の意識から生きることに後ろ向き+本来の鈍感さで全くきがつきません
後半から最後まではACのはじめにつながるので本当に重いものになりますがクラウド×ティファの描写はあります。
それを読者がどう受け取るかというところですかね。
私はACの結末と小説のティファ編冒頭部分を読んで、やっぱりクラウド×ティファだなって思います
二人、似た者同士というか…前半はティファが罪の意識から生きる気持ちを失くし、それをクラウドが支え、後半はクラウドが罪の意識にさいなまれ道を見失います。ティファはそれを必死に支えようとしますが…。
ひとつ違ったのはクラウドは支えようとしたティファの手を振り払ってしまったこと。
ティファはクラウドに身をゆだねようと思いました…そしてだんだんと罪と向き合うことができるようになりました。
この違いと星痕がクラウドの心にとどめをさした感じですかね…
すれ違うけど…やっぱりクラウド×ティファ満載です
ティファとの新しい人生が幸せすぎて…でも罪の意識にさいなまれ…幸せになっていいのか…と悩んで…星痕発症して…逃げた…。
これは作り手さんたちのインタビューをみてもこの解釈で間違ってはいないと思います。
ここからは本を読んだ感想からのアプローチではなくて作り方からみる考えなのですが…上記の通り、幸せ→罪の意識、幸せに対する罪悪感、生きることへの諦め→乗り越える…これがあてはまればACは成り立つはずです。
この『幸せ』の部分…もしクラウドがティファのことを好きでなければ成り立たないと思うんですよね、ACとこの小説の設定。
そうでないなら別のカタチでクラウドの幸せを描けばいい。
ティファと一緒にいる設定なんて必要がないんです。
もうね、これが全てだと思うんです。答えだと思うのです。
ちょっとクラウド×ティファからは話がそれますが、この小説にはティファたちがエッジでセブンス・ヘブンを再び始める経緯も描かれています。
FF7リメイクでは落ちたプレートを眺めながら『セブンス・ヘブンをもう一度やろう』と『クラウドも手伝って』と言いますが…私はこの小説で描かれている物語のほうが好きです。
私の想像するティファは小説の通りなので。
そして小説の頼まれたからではなくクラウドの意思で手伝う姿が嬉しかった
なのでリメイクでこの場面見ると少し複雑な気持ちになります。
変更した意図も測り兼ねるので…
あとストライフ・デリバリー・サービスを始める経緯。
ティファがリメイクで『ご縁はお金より大事』ってクラウドに言いますが、それがこの部分に繋がってます。
が、エアリスが花を運ぶ際に『人気出ると思う』って言いますよね…。
リメイクではエアリスきっかけ…になってしまったら悲しい改変だな、と思います。
未来が見えているからあんなことを言ったのだと思いたい…
そしてデンゼルとの関係…。
いつもお世話をしているのはお母さんなのに、時々遊んでくれるお父さんのほうが好き…みたいな…。
連れてきた経緯も、女ごころとしては複雑です
別の記事で書いたようにティファ編→デンゼル編をオススメする理由はこの関係性のためです。
この順に読むと、少なくともデンゼルとの関係は心が楽になりますので
あともう一つ世間ではもめるであろうな…というポイント…エアリスパートの『恋人であり---』ですけど…これってあくまでもエアリス→クラウドへの気持ちの表現だと思います。
例えるなら…親がいない兄妹がいます。妹を懸命に育ててくれた兄は妹からみたら『父であり、母であり…』だった。というのと同じです。
ちなみに恋人とは恋しいと思う相手のことですしね。
ちょっと色んな意味で意地悪な表現な気もします
あぁ、またティファ編ばかり書いてしまった。
他の物語にもクラウド×ティファがたくさん出てきます。
特にバレット編…FF7原作のはじめからずっと二人と一緒にいた人なので、ね。
是非ご自身の目で確かめてみてください
FINAL FANTASY Ⅶ LateralBiography
TURKS-The Kids Are Alright-
著者 野島一成
発行所 株式会社スクウェア・エニックス
続いてザ・キッズ・アー・オールライト…
やっぱりねクラウド×ティファなんですよ!!
物語自体はOn the Way~の神羅編からAC(アドベントチルドレン)までのお話とプラスAC後のお話をちょこっとです。
タークスの面々とルーファウスが素敵に描かれています。(最後の方に出てくるルーファウスがかわいいです)
OnTheWay~同様こちらも読んで欲しいので詳しくは書けませんが…
以前この小説の主人公エヴァンとヒロインのキリエが誰にみえますか?って書いたんですけど…
なんでこんなことを言うのかって…レノとルードがキリエをエアリスに似てると言ったことがきっかけです。
全然似てないのにどうしてこんなことを言うのか
でも物語が進めば進むほど、この意図がなんとなくわかってきたのです。
別の記事でも書いたんですけど
…エヴァンとキリエを通してもう一度FF7原作を体験する…
FF7原作のトレースというか…なんというか…
そしてACラスト後のちょこっといろいろ…
なんです、小説の内容が。読んでもらえれば納得いってもらえると思います!!
こなるとやっぱりエヴァンとキリエも『誰か』のことを表現しているという考えに至ったわけです
私にはもちろんクラウドとティファに見えましたよ
まずはエヴァンとキリエの見た目。
クラウドとティファそのものだと思うんです。
FF7原作が出たころどんな扱いだったのかは知らないのですが、ティファって隠されたヒロインだったと思うんです。実際プレイしてみて…エアリスが離脱するまではエアリスが単体でヒロインのような扱いですしね。クラウドと一緒になるのはエアリスでティファは当て馬(言葉はよくないかもです)…くらいの感じでした。
でも後半ティファがヒロインとして描かれます。クラウドの頭の中、ティファだらけです(笑)
あくまでもクラウドのヒロインはティファなんですよね。
クラウド、ティファにめっちゃ塩対応だった記憶があるので本当に驚いた。
でも初めから目の前に『ティファ』という答えはあったんですよね。
クラウドの心の声をたどれば初めから描かれていたんです、クラウドの気持ち。
そこらへんの作りはまた別の回でお話したいのですが…この作品もまさしくそれを表現しているんだと思うんです。
キリエは『エアリスに似てる』と言われるんですけど…ここらへんがまさしくそうなのかな…と。
言葉でわかりやすく表現されるあたりが原作で単独ヒロインと思えるくらいに出番の多かったエアリスの表現方法に通じませんか?
でも後半になればなるほどキリエはティファなんです、どうみても。
ティファに似てるなんて言葉は出てきませんが。
この言葉で表現されないあたりもまさしく隠されたヒロインのティファの表現方法に通じるかと。
エヴァンとキリエがたどる物語もですが、まさしくヒロインに関しても原作そのまま表現されてると感じました。
もし、クラウドとエアリスの物語を描きたかったのであればキリエの見た目をエアリスに寄せれば読者にはわかりやすいはず。
でもそうしなかったのが答えな気がするのです。
見たままが答え。
で、この小説の最後ですが少しだけACラスト後の様子を知ることができます。
この部分のためだけにでもこの小説を読む価値ありです
ACラスト後、血は繋がらないけど家族…これに関するエヴァンとキリエとクラウドのやり取り…
ってことはクラウド×ティファはそういうことだよねってなります
ACって正直難しい物語だったと思うんです。
ギュッと映像に詰め込んでるから小説や作り手さんたちのインタビューなどで補足しないと理解が追い付かないし想像する部分が多かったかと…。
でもそのせいでうまれた誤解をこの小説の最後で解いたのではないかな…と私は感じました。
それにデンゼルの髪の色がACの時とは異なります。ACの時って茶色でした。結構設定上もやもやする色だったので複雑な思いがしたのですが…そこを変えてきたのもきっと意味があるのではないのかな、と
といいうことでFF7公式小説2冊の超個人的解釈と感想でした。
本当に『超』個人的なので世にある色んな解釈や想いを否定するものではありません。
はぁ~長々とすみません
クラウド×ティファへの愛があふれてしまって
お付き合いいただきありがとうございました
ではでは。